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中医外科学著作―≪外科正宗≫


こんにちは、周です。今回は中医外科学に最大の影響力を持ち著作―≪外科正宗≫についての話です。

明代の著名な外科医家・陳実功(1555~1636年)が著した≪外科正宗≫は、中国中医外科学に最高・最大の影響力を持ち著作であります。

編纂者の陳実功は、字を毓仁と称します。少年期から医学を学び、外科に精通し、40年余の臨床経験の基に、1617年に≪外科正宗≫(四巻)を纏めました。其の著作は、中国明代以前の外科学成就を全面的に総括し、「列証最詳、論証最精」の著作と称賛されます。

各種外科疾患(皮膚病・痈瘡・腫瘍・痔)を論述します。(陳実功)以前の外科医は、外科病に対する治療法が内治法を重視しますが、彼は「内外兼顧、尤重外治」(内治法と外治法両方に併せて配慮する、特に外治を重視する)を主張します。膿腫の治療には、「使毒外出為第一」(毒を排泄させるのは第一とする)を強調します、腐蝕薬・刀(メス)・針を用いて、壊死組織を取り除く方法を推奨しています、謂わば、「開戸逐賊」であります。彼は、鼻ポリープの摘出術、咽喉食道内鉄釘を取出す術、上下肢の切断術などを記載し、鼻ポリープの摘出用の手術用具も、自分で設計・製作しました。鼻ポリープの摘出方法は、世界医学史上の最古(初)の記載であります(中国では、西洋に先立つことと200年余に鼻ポリープの摘出方法を記載したのである)。また、枯痔散・枯痔釘・挂線(薬線で痔瘻を結んで治療する方法、挂線療法という)を使って痔瘻を治療する法を紹介しました。≪外科正宗≫の中には、「粉瘤」・「髮瘤」等の疾病、巻三の中に特に乳癌についての精細な(その症状が図解とともに詳しく述べられている)記述があり:“木痛不仁”、“堅硬如石”、“初如豆大”、“暫若棋子、半年一年、二年三載、不痛不痒、暫暫而大、始得疼痛、痛則無解”。“如此症知覚若早、只可清肝解鬱或益気営養湯、再加清心静養、服薬調理、只可苟延歳月”。

陳実功は、外科病治療として脾胃調理(脾胃を調整する)することを重要視し、「内之証或不及於其外、外之証則必根於其内也」と認識して、消・托・補(中医の治療法)という三法の多く採用することを主張し、飲食営養面にも配慮しなければならない、過度な飲食禁忌を反対しました。

彼は中医外科の傑出した人物であり、編纂した≪外科正宗≫は中国各地に広く流行し、古代中医外科の発展に大きな影響を与えました。

陳実功は、高い医術を持ち主だけでなく、医徳も高尚であり、尊敬されています。≪外科正宗≫巻四の巻末に、「医家五戒十要」を記載されています。その「医家五戒十要」は、世界知名な論理学学者から、世界最初の医学道徳(モラル)法典と推賞されます。また、1985年にアメリカのジョージトゥン大学が主編(中心となって編集する)した≪生物論理学大百科全書≫の中には、極めて高い評価されました。
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by jbucm | 2012-10-29 10:30 | 中医学 | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 蔵象学説(一)

素問・六節蔵象論篇第九①

篇名について

「節」とは「次」や「度」で、周期の意味です。古人は「甲子」で天度を計算し、甲子一周は60日で、「一節」とします。一年は360日で六節に分けます。

「蔵」は体内に内蔵している臓腑を指し、「象」は象徴と形象(イメージ)の意味です。臓腑は体内にあるが、形象は体外での表しです。体外の表しを見ることで、体内の状況を知ることを「蔵象」と称します。

本篇は先ず、天の六節を論じてから、続いて蔵象を論じました。故に篇名を『六節蔵象論』に名付けました。

 『素問直解・巻二』に、本篇は「大論」と称するべきと主張し、「本篇は『六微趣旨大論』の提綱であり、故に『六節蔵象大論』と曰く」と注釈した。

 
本篇について、主に勉強したい内容は次の通りです:

①六六の節は天度を定め、日と月の運行を計算する;九九の制会は気数を説明し、万物化生の作用を表明し、候・気・時・歳を確立し、閏(月・年)を設置する道理(意義)。

②天の十干は地の五行を化生し、五行は三陰と三陽の六気を化生し、六気は天・地・人を組成します。天地日月の運行と人体の関係。

③五行の行き過ぎや不及、及び季節の外れは、みんな人に致病すること、なお、其の規律。

④五気と五味は五臓の気を養う。人と外部環境との関係。

⑤「蔵象」の概念及び各臓腑機能が時令(自然界)との関係。

⑥人迎、寸口脈の主病、病位と病性。



(李)
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by JBUCM | 2012-10-25 11:00 | 中医学 | Comments(0)

蘇東坡と中医薬の話―其の④

こんにちは、周です。今回は蘇東坡と中医薬の話―其の④です。

蘇東坡は偉大な業績をあげた文学家でありながら、中医学にも造詣が深いです、儒医(読書人出身の中医師)と称されます。蘇東坡と杭州の当時の老中医―龐安の「対聯」を紹介します。

龐安  灯籠籠灯、紙(枳)実原来只防風
蘇東坡 架鼓鼓架、陳皮不能敲半下(夏)

龐安  中暑最宜淡竹葉
蘇東坡 傷寒尤妙小柴胡

龐安  玫瑰花開、香聞七八九里
蘇東坡 梧桐子大、日服五六十丸

龐安  神州到処有親人、不論生地熟地
蘇東坡 春風来時尽着花、但聞藿香木香

「対聯」の中に、中薬名が含まれますので、探してみてください。
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by jbucm | 2012-10-22 09:30 | 中医学 | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 陰陽五行(二十七)

素問・陰陽離合論篇第六②

【原文】黄帝問曰:余聞天爲陽、地爲陰、日爲陽、月爲陰、大小月三百六十日成一歳、人亦應之。今三陰三陽、不應陰陽①、其故何也?岐伯對曰:陰陽者、數②之可十、推之可百、數之可千、推之可萬、萬之大、不可勝數、然其要一也③。

天覆地載、萬物方生、未出地者、命曰陰処④、名曰陰中之陰;則出地者、命曰陰中之陽⑤。陽予之正、陰爲之主⑥。故生因春、長因夏、收因秋、藏因冬⑦、失常則天地四塞⑧。陰陽之変、其在人者、亦數之可數⑨。

【注釈】①不應陰陽:意味は、三陰三陽の「三」が天地の一陰と一陽の数(かず)に合わないことです。『太素・巻五・陰陽合』に次のように書いてあります:黄帝は、陰陽の変化は極まりがないことを示したいから、疑問の形にしたのである。

②数:ここは動詞であり、「数える」ことです。

③不可勝數、然其要一也:「不可勝數」は、数え切れないという意味です。「然其要一」の意味について、幾つの説がありますが、『素問呉注・巻二』の注釈は最も適切だとされます。その注釈は:「いわゆる陰陽の道は一から始め、推測すると十百千万になり、数えきれなくなるが、その要は一陰と一陽である」。

④陰処:萬物(植物)が地下に潜んでいるところ(地下は陰、地上は陽)。

⑤未出地、名曰陰中之陰;則出地者、命曰陰中之陽:萬物(植物)は有形なものなので、「陰」であります。故に、地下にある時は「陰中之陰」と称し、地上に出てきたら「陰中之陽」と称します。

⑥陽予之正、陰爲之主:「予」とは、与えることです。陽が正気を与えるから、萬物は生長する;陰が質を主るから、萬物は形成する。これは、萬物の生成は陰陽二気が相互作用の結果であることを釈明しました。人体各臓腑や組織器官の生長も同じく、陽気と陰気が必要です。

⑦生因春、長因夏、收因秋、藏因冬:「因」は「頼る」という意味です。(萬物の)生(生長)は春に、長(伸びる)は夏に、収(収穫)は秋に、藏(封蔵)は冬に頼る。

⑧失常則天地四塞:「塞」とは停止の意味です。異常になると、天地間の生長収蔵の変化はみんな停止する。

⑨陰陽之変、其在人者、亦數之可數:陰陽の変化は人体にも数多く存在する。

【説明】本節はまず、宇宙中全ての事物は相互対立且つ統一している陰と陽という二つの方面が持っていることを説明しました。なお、どちらの方面もまた陰陽に分けることができます。しかし、陰陽の変化は極まりがないが、結局その要は陰が一つと陽が一つになります。この内容は、『陰陽応象大論』の補充でもなっています。

陰陽が萬物に対して、「陽予之正、陰爲之主」の重要な論点を提起し、最後は、陰陽の変化が人体への応用もできると指摘しました。


三陰と三陽の離合についての部分は省略します。今回をもって、陰陽五行学説の勉強を一段落にして、次回からは、蔵象学説の勉強をしたいと思います。どうぞ、ご期待を。

(李)
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by jbucm | 2012-10-18 10:30 | 中医学 | Comments(0)

中国最初の医学協会

こんにちは、周です。今回は中国最初の医学協会についての話です。

中国最初の医学協会は、明代・穆宗隆慶二年(1568年)の「一体堂宅仁医会」であります。

徐春甫が編纂した≪医学入門捷径六書≫の「一体堂宅仁医会録」に、こう記載されています:順天府(現在の北京)の医家である徐春甫らは、「一体堂宅仁医会」という組織を作りました。高岩が序言に、「各地からの京城(首都)で医家を集めて、宅仁之会を発足しました。」と書いてあります。「一体堂宅仁医会」に入会者は46名がありました。会員は発起人の一人で・創始人でもある徐春甫、汪宦(≪医学質疑≫、≪統属診法≫の著者)、巴応奎(≪傷寒明理補論≫の著者)、支秉中(≪痘疹玄机≫の著者)らが構成されました。北京の名医でいれば、各地方(江蘇・河北・湖北・四川・福建各省)から北京に遊学中の者も居ました、皆は当時の名医でした。

その「宅仁医会」の設立趣旨は以下の四項であります。
1、医学知識の探求と研鑽 例えば、≪内経≫、張仲景及び他の医家の学説の研究
2、医療技能の交流と向上
3、医徳の修養 
4、医療過誤の撲滅と医者同士の相互扶助

医徳の修養については、会員に「深戒徇私謀利之弊」を要求されました。医療過誤の撲滅と医者同士の相互扶助の点では、会員に「善相助、過相規、患難相済」を求められました。また、22条の会則を定めましたー誠意・明理・格致・審証・規鋻・恒徳・力学・講学・弁脈・処方・存心・体仁・忘利・自重・法天・医学之大・戒貪鄙・恤貧・自得・知人・医箴・避晦疾。

附:徐春甫の紹介です。
徐春甫(1520~1596年)は、字を汝元、号を東皐と称し、新安(安徽)人でありました。祖父・父を含め、数代続いて儒学者で、彼自身も幼少期から儒学を学んだが、病気がちであったため、医学に転身しました。内科・婦人科・小児科に精通し、その医術が優れていたため、治療を求めてくる患者は大勢居ました。また、その医名は朝廷にも聞こえ、太医院医官に任命されたこともありました。医者として診療に当たると同時に、著述にも勤しみ、長年をかけて、主な著書は≪古今医統≫、≪医学捷径≫(≪医学入門捷径六書≫≪医学指南捷径六書≫とも言う)があります。
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by jbucm | 2012-10-15 09:30 | 中医学 | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 陰陽五行(二十六)

素問・陰陽離合論篇第六①

篇名について

「陰陽」とは、陰経と陽経を指します。「離」は分離、「合」は合併です。本篇は、陰陽の分離と合併の「数」を討論したものです。

学者達が陰陽離合の「数」に対する解釈は、概ね二つあります。その一は、「一陰」と「一陽」のことを指し、陰経と陽経を分離すれば「二」になる、合併すれば「一」になるという説です。例えば、『類経・経絡類・二十九』にこう言いました:「分を言うと、離であり、陰陽それぞれの経がある;併を言うと、合であり、表裏は同じところに帰属する」。『内経素問呉注・巻二』にも同じ説がありました:「ここでいう陰陽は、経の陰陽である。陽は表、陰は裏で、離という。一陰と一陽を対にすると、合という。また、異者は離、同者は合である」。

もう一つの説は、陰陽に三陰(太陰、少陰、厥陰)と三陽(太陽、陽明、少陽)があって、それを離と言う;三陰を合わせて一陰に、三陽を合わせて一陽になることを合と言う。例えば、『素問直解・巻一』に次のように書いてあります:「離には三つあり、合には一つである。三に従い、十百千万になり、みんな離である;三陽が一陽に、三陰が一陰に帰属することは、合である。」

本篇は、自然界に陰陽変化の極まりがないだが、その根本は一陰と一陽にある、つまり、陰陽が対立統一していることを強調した。なお、三陰と三陽の経脈の根・結についての論述では、三陰三陽経脈が「離」の場合は三つに分け、「合」の場合は一つになる道理を説明した同時に、三陰三陽経脈の「開・闔・枢」の生理特性を論述した。

では、次回から、原文を読み、上記の内容を踏まえ、詳しく勉強してみましょう。

(李)
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by jbucm | 2012-10-11 10:35 | 中医学 | Comments(0)

24年10月生(新入生)

去る10月6日(土)に北京中医薬大学日本校も24年10月生(新入生)を迎えました。

今期は、中医中薬専攻科(8名)を始め医学気功整体専科(11名)、中医薬膳専科(28名)各専科の新入生を迎えることができます。日本にある数の中国中医薬大学の中、当校を選んでいただき、有難うございました。
医学気功整体専科・宋先生(右)
教務担当の李先生(左)
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中医薬膳専科・梁先生
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これから3年間または1年間、各専科担当の先生、通訳先生、そして教務担当の李/周に囲まれて、難しい中国語・中医学専門用語、頭痛がしそうな、四字熟語の連続も、何となく解るようになりますよ。

応援しておりますので、一緒に頑張りましょう。
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by jbucm | 2012-10-08 09:23 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 陰陽五行(二十五)

素問・金匱真言論篇第四⑥

【原文】帝曰:五藏應四時、各有收受①乎?岐伯曰:有。

東方青色、入通於肝、開竅於目、藏精於肝②、其病発驚駭③、其味酸、其類草木④、其畜鷄、其穀麥⑤、其應四時、上爲歳星⑥、是以春気在頭也、其音角⑦、其數八⑧、是以知病之在筋也、其臭臊。

南方赤色、入通於心、開竅於耳⑨、藏精於心②、故病在五藏、其味苦、其類火④、其畜羊、其穀黍⑤、其應四時、上爲熒惑星⑥、是以知病之在脉也、其音徴⑦、其數七⑧、其臭焦。

中央黄色、入通於脾、開竅於口、藏精於脾②、故病在舌本、其味甘、其類土④、其畜牛、其穀稷⑤、其應四時、上爲鎭星⑥、是以知病之在肉也、其音宮⑦、其數五⑧、其臭香。

西方白色、入通於肺、開竅於鼻、藏精於肺②、故病在背、其味辛、其類金④、其畜馬、其穀稻⑤、其應四時、上爲太白星⑥、是以知病之在皮毛也、其音商⑦、其數九⑧、其臭腥。

北方黒色、入通於腎、開竅於二陰⑨、藏精於腎②、故病在谿、其味鹹、其類水④、其畜彘、其穀豆⑤、其應四時、上爲辰星⑥、是以知病之在骨也、其音羽⑦、其數六⑧、其臭腐。

故善爲脉者⑩、謹察五藏六府、一逆一從、陰陽表裏、雌雄之紀、藏之心意、合心於精⑪、非其人勿教、非其眞勿授、是謂得道。

【注釈】①各有收受:収受とは、帰属の意味です。下文のように、五臓と四時などは、それぞれ帰属しています。

②藏精於肝、心、脾、肺、腎:精とは、精気のことです。五臓(肝、心、脾、肺、腎)はそれぞれ(木、火、土、金、水)の精気を藏していることです。

③其病発驚駭:『新校正』では、下文の内容によって、これが「故病在頭」の誤りだとの質疑がありました。

④其類草木、其類火、其類土、其類金、其類水:「類」は類似の意味です。肝、心、脾、肺、腎の五行所属です。

⑤其畜鷄、其穀麥;其畜羊、其穀黍;其畜牛、其穀稷;其畜馬、其穀稻;其畜彘(テイ、いのこ)、其穀豆:『内経』では、五畜(鷄、羊、牛、馬、豚)と五穀(麦、黍、稷、稻、豆)を五行の分類を通じて五臓に配属した。これらの配属では、二つのことを説明した。

其の一は、『内経』学術思想の一つでもあり、全ての事物は生長の過程中に生態上の関連性があると説明した。五行学説でいうと、相生と相克関係があることです。五畜や五穀はその生長化収蔵の過程中、孤立しているのではなく、他の事物(五時、五気も含む)と密接な関係しています。これは現代の生態学の理論と一致しています。

 其の二は、五畜や五穀が化生した五味は、人体生命活動を維持する必須の物質であることを説明した。なお、五畜や五穀などは、それぞれの臓腑に違う作用があることも説明した。これは、五臓病変へ治療の際、飲食や薬物を選ぶ根拠となります。

⑥上爲歳星、熒惑星、鎭星、太白星、辰星:五大行星を五臓に配属する。『内経』の中に、数ヶ所もこの話を及んだ。『気交変大論』に論述が比較的に詳しいです。五星運行の「徐疾逆順」と四時気候変化の関係についての論述は、現代天文学の計算と一致しているという。

 四時気候の変化は人体疾病の発生などに直接関係しているし、それは天体運行の規律に関連があります。

⑦其音角、其音徴、其音宮、其音商、其音羽:「角、徴、宮、商、羽」は古代五種類の楽器の名前です。

⑧其數八、其數七、其數五、其數九、其數六:真ん中の「五」を除き、「八、七、九、六」は成数といい、生数の「三、二、四、一」に足す「五」の数字です。『河図』によると、三と八は東、二と七は南、五と十は真ん中、四と九は西、一と六は北に配置される。

⑨心開竅於耳、腎開竅於二陰:五臓の「開竅」について、『素問・陰陽応象大論』には「心在竅爲舌、腎在竅爲耳」との記載があった。現在の『中医基礎理論』のテキストはそれを使っています。ここでは、「心開竅於耳、腎開竅於二陰」と記載しています。理由は、「舌は心の官であるが、竅となってない」;なお、手少陰心経と足少陰腎経の絡脈は皆耳に集まるから、耳は心と腎の開竅であるのも言えます。

⑩善爲脉者:「爲脉」とは、診察の意味で、善爲脉者、診察が上手い者を指します。

⑪藏之心意、合心於精:「精」とは、精微で深奥であることです。その深奥な道理は心で悟ることしかできない。

【説明】本節は、五臓を中心にして、自然事物の五行帰属で、人体の五臓系統が五方、五時、五味などと応じる関係を論じた。五行学説が医学での具体的な応用例です。本節は「四時五藏陰陽」の重要な部分です。

今回で、『素問・金匱真言論篇第四』の勉強を終わりにします。次回からは、『素問・陰陽離合論篇第六』を紹介したいと思います。

(李)
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by jbucm | 2012-10-04 10:00 | 中医学 | Comments(0)

卒業式

9月29日(土)に卒業式が行われました。その様子をお届け致します。

卒業されたのは、平成21年10月生の中医中薬専攻科(12名)と平成23年10月生の医学気功整体専科(8名)・中医薬膳専科(25名)の皆様です。

まず理事長からお祝い言葉を頂き、卒業証書を渡されました。
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各専科―中医中薬専攻科の韓先生・金先生、中医薬膳専科の担任の先生方(村岡先生、久野先生、田村先生、梁先生、小金井先生)、医学気功専科の宋先生・陳先生からも、暖かい励ましの言葉を贈られました。

最後に、北京中医会(日本校同窓会)の新会長・鳳先生から、中医食養学会の田中先生からも、会の運営・入会手続きなどを説明して頂きました。皆さんは入会手続きし教室を後にして、記念パーティーの会場に移動しました。

その後、学校の近くにある中華料理店で記念パーティーを行いました。その会場では、卒業生達との交流を深めることができました、有意義な3時間でした。

中医学は奥が深い学問です、学校での1~3年という短い期間では、中医学のほんの入り口に立ったに過ぎないと思います、勉強されたのは、あくまでも入門篇(勉強の方法)なので、卒業後も引き続き色んな形式で中医学を学ぶ必要あるのは間違いありません。

卒業生の皆様、三年間、又は一年間、本当にお疲れ様でした。日本に中医学を普及する事は、北京中医薬大学日本校の使命です。卒業後も私達にお手伝いの出来る事がございましたら、ご連絡を下さい。これからも、是非、一緒に頑張りましょう。

(教務担当:李・周)
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by jbucm | 2012-10-01 12:22 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)