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「単味」良方の紹介 その7

こんにちは、周です。「単味」良方の紹介(前回の続き)です。

7回目:貧血

鴨血(鴨の血)
1羽分の鴨血、黄酒=うるちまたはもち米で作る醸造酒、紹興酒はその代表的なもの(何首烏酒は、最も良い)20cc。鴨血は、適量の水で薄めて、塩で固めてから、蒸す。黄酒を入れて蓋を閉めて5分間待つ。食後に服用する、毎日1回、1クールは5回を継続する。

黄鱔(タウナギ・カワヘビ、ウナギに似て食用する)
黄鱔250g、米200g。黄鱔の内臓を取り除き、綺麗に洗い、食べやすいサイズに切る。薬米同煮法(薬粥制作法の1つである)でお粥を作る、調味料(油・塩・生姜・お酒)で味を調える。毎日2回食べる。

ビーナッツ
①ビーナッツ10個、大棗10個。上記ものを、一緒に柔らかくまで煮る。毎日2回。
②ビーナッツ30個、大棗10個、米100g、砂糖適量。薬米同煮法(薬粥制作法の1つである)でお粥を作る、砂糖で味を調える。

大豆
大豆・豚肝(豚レバー) 各100g。大豆は、柔らかくまで煮て、豚肝を加える、豚肝は熟するまで加熱する。毎日、3回分けて食べる、3週間を継続する。

黒木クラゲ
黒木クラゲ50g、大棗30個、黒砂糖少々。上記ものを、煮て常食する。

当帰
①当帰15~20g、豚の脛骨500g。上記ものを、2000cc水を加え、武火で沸騰させ、文火で2時間煮る。塩で味を調える。補肝腎・強筋骨作用がある。
②当帰40g、羊肉250g。羊肉は、食べやすいサイズに切る。当帰・羊肉は、土鍋に入れて武火で沸騰させ、文火で1時間煮る。補血養血・温中固本作用が強いので、産婦には最適である。
③当帰30g、鴨1羽。鴨の内臓を取り除き、綺麗に洗い。当帰は、Tバックにしてから、鴨の内腔(腹)に入れる。鴨は土鍋に入れて文火で炖する。5回分けて食べる。

枸杞子
①枸杞子・黄精 各12g。煎じて服用する、毎日1回。
②枸杞子適量、玉子1~2個。蒸し玉子にして食べる。
③枸杞子30g、大棗6~8個、玉子1~2個。上記ものを、土鍋に入れて20分位煮る。玉子を取り出して、殻を剥いてから再び鍋に戻し2分煮る。毎日1回食べる。

以下の食物・中薬は貧血に有効です。食べ方・作り方は省略します。
豚の皮、狗の肉、党参、人参、冬虫夏草。
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by jbucm | 2013-07-29 09:30 | 中国の薬膳 | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 蔵象学説(三十二) 

霊枢・本輸第二⑥

【原文】手太陽小腸者、上合手太陽、出于少沢、少沢、小指之端也、爲井金。溜于前谷、前谷在手外廉本節前陷者中也、爲滎。注于後谿、後谿者、在手外側本節之後也、爲腧。過于腕骨、腕骨在手外側腕骨之前、爲原。行于陽谷、陽谷在鋭骨之下陷者中也、爲経。入于小海、小海在肘内①大骨之外、去端半寸陷者中也、伸臂而得之②、爲合。手太陽経也。

大腸上合手陽明、出于商陽、商陽、大指次指之端也、爲井金。溜于本節之前二間、爲滎。注于本節之後三間、爲腧。過于合谷、合谷在大指岐骨之間③、爲原。行于陽谿、陽谿在兩筋間陷者中也、爲経。入于曲池、在肘外輔骨陷者中也、屈臂而得之、爲合。手陽明也。

是謂五藏六府之腧、五五二十五腧、六六三十六腧也。六府皆出足之三陽、上合于手者也④。

【注釈】①肘内:『霊枢校勘記』に、ここの「肘内」は「肘外」の間違いだと記載してあります。

②伸臂而得之:『霊枢注証発微・巻一』などの書物に、ここの「伸臂」は「屈肘」の間違いだとの記載があります。確かに、臨床では患者の肘を曲げてから小海(少海ともいう)穴を決めています。

③大指岐骨之間:『甲乙経・巻三・二十七』などの書物に、「大指」は「大指次指」の誤りだと指摘しています。

④六府皆出足之三陽、上合于手者也:ここは、手の三陽経(大腸、小腸、三焦)も足の三陽経から出たものだという意味です。例えば、前文に「大腸、小腸皆属于胃」と言ってあるし、大腸と小腸経は胃経の上巨虚と下巨虚で合う、三焦経は足の太陽(膀胱経)から出て上に行き、手の少陽経と合うとの記載もありました。なお、もう一つ意味は、手足の三陽経が互いに絡み合っていることを強調していることです。本当は、三陽(六腑)だけではなく、三陰(五臓)も同じく互いに絡み合っています。

【説明】霊枢・本輸第二②~⑥までは、主に五輸穴の理論、特に手足の三陰経と三陽経の五輸穴の名前や、取穴方法などを詳しく紹介しました。

次回は、五輸穴の臨床応用について、詳しく紹介したいと思います。

(李)
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by jbucm | 2013-07-25 11:35 | 中医学 | Comments(0)

平成25年10月生募集説明会

7月20日(土)午後2時より、国立北京中医薬大学日本校、平成25年10月生募集説明会を予定通り開催致しました。ご多忙の中、全国から大勢の方々がお集まり頂きました。

植松 捷之理事長より、開会のご挨拶と日本校の運営体制と北京中医薬大学北京本校などを紹介致しました。来る予定された高鶴亭学長が、急用の為、来られなくなりました。メッセージを送られてきましたので、教務担当の李宏が読み上げました。日本で中医学を学ばれることは、大変嬉しくと思いました、との内容でした。
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その後、北京中医薬大学本校から派遣されている韓教授から御挨拶を頂きました。韓教授は日本での中医学を活用する話もありました。
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当校の卒業生(5年間を通学し、薬膳専科・気功専科・中医中薬専攻科を卒業した・現在気功研究科在籍)・北京中医会の事務員である岡さん「中医学を学ぶ心得」などの話をして下さいました。
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最後に、教務担当の李 宏が、日本校の各コースのカリキュラム・教材や講師・卒業後の取得資格等について説明しました。
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説明会をご参加できなかった方は、ご都合のよい時学校へお越し頂ければ、いつでも個人相談をさせて頂きますので、是非、お気軽にお申し出下さい。土日曜日にお越しの場合は、個人相談に兼ねて一日無料体験入学もできます。

なお、ご質問、または資料請求の場合は、こちらにE-メールinfo@jbucm.com、又は、 電話: 03-3818-8531 FAX: 03-3818-8532にご連絡下さい。
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by jbucm | 2013-07-22 09:30 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 蔵象学説(三十一)

霊枢・本輸第二⑤

【原文】膽出于竅陰、竅陰者、足小指次指之端也、爲井金。溜于侠谿、侠谿、足小指次指之間也、爲滎。注于臨泣、臨泣、上行一寸半、陷者中也、爲輸。過于丘墟、丘墟、外踝之前、下陷者中也、爲原。行于陽輔、陽輔、外踝之上、輔骨①之前、及絶骨②之端也、爲経。入于陽之陵泉、陽之陵泉、在膝外陷者中也、爲合、伸而得之。足少陽也。

胃出于厲兌、厲兌者、足大指内次指之端也、爲井金。溜于内庭、内庭、次指外間也、爲滎。注于陷谷、陷谷者、上中指内間、上行二寸陷者中也、爲輸。過于衝陽、衝陽、足跗上五寸陷者中也、爲原、搖足而得之。行于解谿、解谿、上衝陽一寸半陷者中也、爲経。入于下陵③、下陵、膝下三寸、*(月へんに行)骨④外三里也、爲合。復下三里③三寸、爲巨虚上廉、復下上廉三寸、爲巨虚下廉也⑤、大腸属上、小腸属下。足陽明胃脈也。大腸、小腸皆属于胃⑥。是足陽明也。

三焦者、上合⑦手少陽、出于関衝、関衝者、手小指次指之端也、爲井金。溜于液門、液門、小指次指之間也、爲滎。注于中渚、中渚、本節之後陷者中也、爲輸。過于陽池、陽池、在腕上陷者之中也、爲原。行于支溝、支溝、上腕三寸、兩骨之間陷者中也、爲経。入于天井、天井、在肘外大骨之上陷者中也、爲合。屈肘乃得之。三焦下腧、在于足大指⑧之前、少陽之後、出于膕中外廉、名曰委陽、是太陽絡也。手少陽経也。三焦者、足少陽、太陰之所將⑨、太陽之別也、上踝五寸、別入貫腨腸⑩、出于委陽、並太陽之正、入絡膀胱、約下焦、実則閉癃、虚則遺溺。遺溺則補之、閉癃則瀉之。

【注釈】①輔骨:腓骨です。

②絶骨:腓骨の下端、長・短腓骨筋との連接点にある窪んだところです。

③下陵、三里:足三里のことです。

④*(月へんに行)骨:脛骨です。

⑤復下三里三寸、爲巨虚上廉、復下上廉三寸、爲巨虚下廉也:三里より下三寸は巨虚上廉(上巨虚穴)であり、また(巨虚)上廉より下三寸は巨虚下廉(下巨虚穴)である。

⑥大腸属上、小腸属下。足陽明胃脈也。大腸、小腸皆属于胃:大腸の経気は上巨虚で陽明胃経と合い、小腸の経気は下巨虚で陽明胃経と合い、故に「大腸属上、小腸属下」と言う。胃は水穀の海で、大腸・小腸皆胃から水穀を受盛と伝導、なお清濁を分別し、津液を化生するので、故に大腸と小腸の経気は皆、胃と相合する。そのため、「大腸、小腸皆属于胃」と言います。

⑦上合:三焦は身体の上中下に分布するが、ここの「上合」とは、上にある手経と合するとのことです。下文の大腸経と小腸経も皆「上合」と言っています。

⑧三焦下腧、在于足大指:三焦は全身に脈絡があり、手の少陽に属すが、その下腧は足にあります。なお、『類経・経絡類・十六』に、「足大指」は「足小指」の誤りだと指摘がありました:「……三焦下腧、足の太陽経と併せて小指の前を出る、足の少陽経の後ろで上行し……」「三焦は、手の太陽経に属すが、その下腧は足にある。故に、三焦は上中下に分れ、その脈絡は周身に存在する。」

⑨三焦者、足少陽、太陰之所將:この十一文字についての注釈は幾つもあります。いずれもこの経文に誤りがあると述べていますが、ここは、『類経・経絡類・十六』の注釈を紹介します:「陰陽二文字を交替して、足少陰、太陽にする。三焦は腎と膀胱に属すからのである。」下文にある「腎將両臓」にも互応します。「将」は、統率するという意味です。

⑩腨腸:腓腸、ふくらはぎです。

(続く)

(李)
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by jbucm | 2013-07-18 09:51 | 中医学 | Comments(0)

「単味」良方の紹介 その7

こんにちは、周です。「単味」良方の紹介です。

7回目:貧血

ほうれん草
①ほうれん草適量、玉子2個。ほうれん草茹でた後、玉子をかき混ぜながら加える、調味料で味を調える。常食する。
②ほうれん草・粳米 各250g。粳米でお粥を作る。ほうれん草は、さっとお湯を通して、冷たい水で流し、食べやすいサイズを切る。ほうれん草は、お粥に入れて、再沸騰させて、2分間位煮る。調味料(塩・味の素)で味を調える。空腹時に食べる、毎日1~2回、常食する。便秘にも有効。

大棗
①大棗10個、茶葉5g、砂糖10g。大棗・砂糖は、適量の水を加えて、(大棗は柔らかくまで)煎じる。茶葉がその煎汁に混ぜながら入れる。
②大棗・黒豆 各50g。適量の水を加え、黒豆は柔らかくまで煮る。毎日2回、2ゕ月間服用する。
③大棗30個、黒木クラゲ30g。上記ものを、炖する。
④大棗10個、羊の心臓1個。羊の心臓は、綺麗に洗い、食べやすいサイズに切る。大棗と一緒に、炖盅で炖する。塩で味を調える。
⑤大棗・黒豆 各30g、糯米100g、黒砂糖適量。黒豆・糯米は、柔らかくまで煮る。大棗も加え、再び煮る。黒砂糖で味を調える。毎日1~2回。
⑥大棗250g、花生米(落花生・去殻)250g、大豆500g。上記ものを、適量の水を加え、武火(強火)で沸騰させ、文火(弱火)柔らかくまで煮る。ドロドロ状(「羮」と呼ばれる)になるまで水分を蒸発させる。朝晩・毎日2回、大匙3~5匙、お湯で沖服する、1週間で全部食べ終わらせる。1~2ヵ月継続する。蜂蜜を加えても良い。鉄欠乏性貧血や慢性出血性貧血には、最適である。
⑦大棗20個、当帰10g、黄芪20g。煎じて飲用する。産後血虚には、最適である。

竜眼肉
  竜眼肉4~6個、蓮子・芡実 各10g。上記ものを、炖する。寝る前に服用する。
  神経虚弱、心悸、盗汗にも有効。
  
豚肝(豚レバー) 滋陰補血・養肝明目作用がある。
①豚肝60g、ほうれん草250g。豚肝は、スライスして、ほうれん草は、綺麗に洗い、2~3cmに切る。豚肝とほうれん草を一緒に沸騰したお湯に入れて、熟したら、調味料(お酒・醤油・塩)で味を調える。
②豚肝・大豆 各100g。大豆は、(8分まで)熟したら、豚肝を加えて、熟するまで煮る。毎日1回、3週間を継続する。
  
羊肝(羊レバー)
羊肝50g、ほうれん草150g。羊肝は、スライスして、ほうれん草は、綺麗に洗い、2~3cmに切る。羊肝とほうれん草を一緒に沸騰したお湯に入れて、熟したら、調味料(お酒・醤油・塩)で味を調える。

兎肉
①兎肉100~200g、大棗10~15個。上記ものを、上記ものを、炖する。
②兎肉1000g、大棗250個。兎肉は、食べやすいサイズに切る、調味料(醤油・砂糖・黄酒=うるちまたはもち米で作る醸造酒、紹興酒はその代表的なもの・五香調料=中国の調味料、5つ→花椒・茴香・肉豆蔲・縮砂・丁香という香辛料から調合され、最も常用される)で味付ける、文火で炖する、(7分まで)熟したら、大棗も入れて炖する。益気養血作用があり、消痩・貧血に最適する。

次回へ続き
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by jbucm | 2013-07-15 12:56 | 中国の薬膳 | Comments(0)

2013年北京中医薬大学研修旅行のご案内


2013年度、北京本校の研修旅行(大学付属病院での臨床実習・本校での薬膳研修・中医中薬専攻科平成21年生及び平成22年生の卒業式など)をご案内致します。

                         日程
日(曜日)        内    容
10/21(月) 午前羽田空港発-午後北京着(夕食前までホテル周辺の買物)
10/22(火) 終日研修: ①臨床(内科・婦人科・針灸・推拿)治療 ②薬膳
10/23(水) 終日研修: ①臨床(内科・婦人科・針灸・推拿)治療 ②植物薬草園見学
10/24(木) 午前中研修: ①臨床(内科・婦人科・針灸・推拿)治療 ②薬膳
      昼食後:大学見学(15:50頃まで)
    16:00大学小ホールにて卒業式典  17:00祝賀パーティー
10/25(金) 万里の長城・明十三陵観光(オプション、約1万円)、または自由行動(本屋、薬局、買い物など)
10/26(土)   午前北京発-午後羽田着で帰国 

中医中薬専攻科及び医学気功整体専科の在籍者及び卒業生は、大学付属病院での臨床実習(内科・婦人科・針灸科)に参加できます。一流の臨床医師指導の元で行い、先生の詳しい解説によって、今までに学んだ中医学の理論を臨床実践の中で検証することができます。今年は皆さんに親しまれている韓先生も同行し、随時に中医学基礎や臨床などに関する質問に答えてくれますので、より勉強になります。

なお、大学付属病院という環境の中で、日本では得られない臨床の体験を習得することができるので、中医学を学ぶ皆さんに、一度体験することをお薦め致します。本校のキャンパスの見学のほかに、普段あまり開かない「生薬博物館」の見学もとても有意義です。

中医薬膳専科の在籍者及び卒業生は、大学にて中医康復養生学の教授により、日本にて受けられない薬膳の講義を受け(今年のテーマは五臓を養う薬膳及び美容の薬膳を予定しております)、本場の薬膳料理などを体験することができます。

中医中薬専攻科平成21年生及び22年生の卒業式典は本校講堂にて行い、本校の学長や、教授達の見守る中で、卒業証書を受け取ることになり、そしてさらに、式後に祝賀パーティーがあり、本校の学長や、教授達と共に食事をし、北京本校の在校生代表とのコミュニケーションもできますので、大変有意義なパーティーになると信じております。

在校生・卒業生の皆様も、是非このチャンスを見逃しなく、奮って研修にご参加下さい。詳しい案内は、今週末まで、在校生皆さんに配布致します。卒業生の場合は、希望者の方へ案内資料をお送り致します。希望される場合は、学校へご連絡下さい。宜しくお願い致します。

(李)
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by jbucm | 2013-07-11 10:35 | 研修旅行 | Comments(0)

韓信草(半枝蓮)の由来

こんにちは、周です。今回は生薬―半枝蓮の話です。

半枝蓮は、シソ科の、スクテラリア・バルバータの全草で、韓信草とも呼ばれます。性味は辛・苦・微寒で、肝・肺・胃・腎経に帰経します。清熱解毒・化瘀消癥・利小便という作用があります。跌打損傷・吐血・咯血・痛腫疔瘡・小便不利に用いられます。

中国の南方各省に分布するシソ科の植物です。各種の癌・癰瘡腫結・外傷腫痛出血(癌や外傷・化膿性疾患・各種感染症など)の治療に使用されています。現代薬理研究では、半枝蓮はアルカロイドやフラボノイドなどを含み、抗炎症・抗菌・止血・解熱などの効果があり、黄色ブドウ球菌・緑膿菌・赤痢菌・チフス菌など様々な細菌に対して抗菌作用を示し、さらに肺癌や胃癌など種々の癌に対して、ある程度の効果があることが報告されています。

日本の学者が、800種の中薬の抗癌作用に関する選別研究が発表されています。800種の中で88種は癌細胞の増殖抑制作用が90%で、半枝蓮には、JTc-26癌細胞の増殖抑制作用は、100%に達しています。アポトーシス(プログラム細胞死)誘導作用、抗変異原性作用、抗炎症作用、発がん過程を抑制する抗プロモーター作用などが報告されています。半枝蓮だけでなく、白花蛇舌草や藤梨根も、癌の中医治療に役立つ薬草であり、中国では、それらの中薬と配伍して使われています。

韓信草の由来を紹介します。
伝説によりますと、漢朝(漢の時代)の開国元勲大将である韓信は、貧しい家系の出身で、幼い頃両親を亡くして、市場で魚を売っていました。ある日、ゴロツキにやられて、重傷になりました。近所の趙というおばさんの看病(ある薬草―のちに韓信草と呼ばれるものを採って煎じて飲ませた)を受けて、10日位で回復しました。

その後、韓信は劉備が率いる軍隊に入隊し、輝かしい戦績がある将軍となり、項羽を破って、劉備を補助して、天下を取りました。彼は、兵士に対する愛情心が非常に強く、以前自分が飲んだ趙おばさん採った薬草を使い、負傷した兵士の傷を治せました。軽傷なら、2~3日で治り、重傷の場合でも、10日位で回復しました。

兵士達は、韓信に対する感謝の気持ちで、その薬草を、韓信草と命名しました(エビソート:最初は将軍草と提案されましたが、将軍は大勢居ましたので、後世の人に混乱させないため、韓信の名前を付けて特定しました)。
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by jbucm | 2013-07-08 09:30 | 中医学 | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 蔵象学説(三十)

霊枢・本輸第二④

【原文】脾出于隠白、隠白者、足大指之端内側也、爲井木;溜于大都、大都、本節①之後、下陷者之中也、爲滎;注于太白、太白、腕骨②之下也、爲輸;行于商丘、商丘、内踝之下、陷者之中也、爲経;入于陰之陵泉、陰之陵泉、輔骨之下、陷者之中也、伸而得之、爲合。足太陰也。

腎出于湧泉、湧泉者、足心也、爲井木;溜于然谷③、然谷、然骨之下者也、爲滎;注于太谿、太谿、内踝之後、跟骨之上陷中者也、爲輸;行于復留④、復留、上内踝二寸、動而不休、爲経;入于陰谷、陰谷、輔骨之後、大筋之下、小筋之上也、按之応手、屈膝而得之、爲合。足少陰経也。

膀胱出于至陰、至陰者、足小指之端也、爲井金⑤。溜于通谷、通谷、本節之前外側也、爲滎。注于束骨、束骨、本節之後陷者中也、爲輸。過于京骨、京骨、足外側大骨之下、爲原⑥。行于崑崙、崑崙、在外踝之後、跟骨之上、爲経。入于委中、委中、膕中央、爲合、委而取之。足太陽也。

【注釈】①本節:趾骨(基節骨)です。

②腕骨:太白穴は核骨の下にあるので、ここは誤りです。『甲乙・巻三・三十』、『太素・巻十一・本輸』などの書物に、みんな「核骨」になっています。「核骨」は第1中足骨の遠位部にある円形突起の部分です。

③然谷:「然」は「燃」と通じます。『甲乙・巻三・三十』にこう言いました:「然谷(ねんこく)は、火であり、竜淵(りゅうえん)ともいい、足の内踝前大骨(舟状骨)下のくぼみの中、足少陰脈の所溜で、滎穴である。」

④復留:『霊枢集注』、『甲乙・巻三・三十二』などの書物に、みんな「復溜」になっています。

⑤井金:陽経の井穴は皆金に属します。陰陽相生の意味も示します。陰陽各経脈五輸穴の五行属性は次です:陰経は井(木)・滎(火)・輸(土)・経(金)・合(水)であり、陽経は井(金)・滎(水)・輸(木)・経(火)・合(土)です。

⑥原:原穴です。陰経にはない(輸穴と同じ)が、陽経は輸穴の次のツボになります。原穴は、腎の原気が三焦を経由し経脈に到達するところです。『難経・六十二難』にこう言いました:臓(陰経)に井滎など五つあるが、腑(陽経)に六つある、なぜ?理由は、腑が陽に属し、三焦は諸陽経に走行するから、陽経に一つ輸穴を置き、「原」と名付ける。そのため、腑に六つある。これで、三焦と繋がっている。

(続く)

(李)
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by jbucm | 2013-07-04 10:30 | 中医学 | Comments(0)

「単味」良方 その6

こんにちは、周です。「単味」良方の紹介です。

6回目:低血圧

大棗
大棗7~15個、毎日食べる。

胡桃
胡桃2~3個、毎日食べる。

竜眼肉
竜眼肉3~9g、毎日食べる。

陳皮
陳皮・枳実・五味子 各12g、煎じて服用する、毎日1回。

五味子
五味子・甘草 各6~12g、茯苓15g、煎じて服用する、毎日1回、3~10日間で効果が期待できる。

肉桂
①肉桂・桂枝・甘草 各10g、煎じて服用する、毎日1回。
②肉桂3g、太子参9g、炙甘草3g、上記薬味を急須に入れて、お湯を注ぐ、お茶代わりに飲む。温陽益気の作用があり、虚寒性胃痛・腹痛にも有効です。

淫羊藿
淫羊藿100g、白酒(焼酎)1500~2000cc。淫羊藿は、白酒に浸けて2~3ヵ月後、濾過して、淫羊藿を捨てる。毎日1回、寝る前に飲用する。最初は1杯(約25cc)、徐々に3杯まで増量する(最大量は3杯)。

太子参
太子参30g、山薬・薏苡仁 各20g、蓮子10g、大棗8個。上記薬味を、水で3時間浸ける、粳米50gを加え、薬米同煮法(薬粥制作法の1つである)でお粥を作る。朝晩各1回、2週間は、1クールです。

靈芝
靈芝15g、黄芪15g、乾姜10g。靈芝は、先煎2時間後、黄芪・乾姜を加え煎じる。

紅参
紅参5~10g、麦門冬15g、五味子10g、煎じて服用する。

金匱腎気丸
中成薬の金匱腎気丸を服用する。毎回10g、一日3回。
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by jbucm | 2013-07-01 09:30 | 中国の薬膳 | Comments(0)