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2014年国際中医師試験結果のお知らせ

 お待たせしておりますが、この度、世界中医薬学会連合会国際試験センターより、今年10月12・13日に行われました「国際中医師能力認定試験」の結果についての連絡が来ました。

 今回、日本校の33名(再試験者を含む)参加者の中に、29名が合格されました(合格率は87.9%です)。

 下記は合格者の受験番号です。どうぞ、ご確認下さい。

    180001、180002、180003、180004、180005、
  180006、180007、180008、180009、180010、
  180011、180012、180013、180014、180015、
  180016、180017、180018、180019、180023、
  180024、180025、180026、180027、180028、
   180029、153023、153024、168011

  合格された皆様、本当におめでとうございます。なお、今回合格できなかった方は、是非来年度にもう一度チャレンジして下さい。

  合格証書及び成績表はまだ完成されてないようですが、年末まで届きますように、お祈り致しおります。学校に届きましたら、即ち皆様のお手元へお届け致します。

  なお、今秋「国際中医薬膳師」及び「国際薬膳調理師」認定試験の結果はまだ来てないです、もうしばらお待ち下さい!

  これからも、皆様のご活躍を期待しております。
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by jbucm | 2014-11-30 11:29 | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 蔵象学説(八十四)

霊枢・邪客第七十一⑧

【原文】黄帝問於岐伯曰:人有八虚、各何以候①?岐伯答曰:以候五藏②、黄帝曰:候之奈何?岐伯曰:肺心有邪、其気留于兩肘③;肝有邪、其気流于兩腋;脾有邪、其気留于兩髀;腎有邪、其気留于兩膕④。凡此八虚者、皆機関之室、眞気之所過、血絡之所遊、邪気悪血、固不得住留⑤、住留則傷経絡骨節、機関不得屈伸、故病攣也⑥。

【注釈】①人有八虚、各何以候:人に八虚がある、それぞれどういう疾病の診断ができる?「虚」とは、「谿」のことで隙間の意味です。「八虚」とは、四肢にある大関節(両側のわきの下、ひじの内側、腿のつけね、ひざの裏側)の窪んだところを指します。

②以候五藏:五臓の病変を診断できる。

③肺心有邪、其気留于兩肘:肺と心に邪があると、その邪気は兩肘に溜まる。

④肝有邪、其気流于兩腋;脾有邪、其気留于兩髀;腎有邪、其気留于兩膕:肝に邪があると、その邪気は兩脇に溜まる;脾に邪があると、その邪気は兩髀に溜まる;腎に邪があると、その邪気は兩膕にたまる。

⑤凡此八虚者、皆機関之室、眞気之所過、血絡之所遊、邪気悪血、固不得住留:これらの「八虚」は関節の屈伸の機関で、真気と結絡が通過する要塞である。邪気と悪血(瘀血など)をここで停留させてはいけない。

⑥住留則傷経絡骨節、機関不得屈伸、故病攣也:(邪気と悪血)が停留したら、経絡と骨節が損傷され、関節が屈伸不利(不自由)になり、故に痙攣などの病証が発生する。

【説明】本節は四肢の八谿と五臓との相互関係を討論した。臨床の弁証論治に重要な意義があります。例えば、心肺の病症に肩と肘の痛みが見られる、肝の病症に脇の脹痛が見られる、脾の病症に下肢の困重感が伴う、腎の病症に腰膝の痠痛が見られる。これは、臨床治療にも指導的意義がある。例えば、肢体の疾患に、その病変の部位によって相応する帰経薬を選ぶことができる。例えば、肩と肘の痛みに肺経に帰経する桑枝、心経に帰経する桂枝を選ぶ、脇下或は脇部脹痛に肝経に帰経する柴胡、郁金を選ぶ、髀(両足のつけね)の重痛に脾経に帰経する薏苡仁を選ぶ、膝とその裏の痛みに腎経に帰経する牛膝を選ぶのはよいです。

 本篇の中心となる思想は主に人と外部環境は対立統一している整体であることです。外邪が人体に入ると臓腑気血の乱れが起こり、疾病が発生する。なお、失眠を例にして、半夏湯を挙げて「調其虚実、以通其道、而去其邪」は邪気による疾病を治療する原則であることを説明した。これは、現在にでも指導的な意義があります。

 また、営衛の気、宗気が経脈の内外で運行しているが、邪気が侵入したら、先ず身体の正気の強弱と邪気の盛衰を弁別してから、「持針縱舍」して、正確に治療を行うことを説明した。

 最後に、人体は有機的な整体であり、肢体と臓腑は関連があることを説明した。邪気が入ると、八虚と五臓に関連する病証が発生することがある。

では、次回からは、『霊枢・本神』を勉強しましょう。

(李)
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by jbucm | 2014-11-27 10:00 | 中医学 | Comments(0)

「単味」良方の紹介 その13 


こんにちは、周です。「単味」良方の紹介です。その13 

腰痛

栗子(栗)
①毎日朝晩に風乾(風で乾燥したもの)した栗、7個を細嚼(細かくまで噛む)シテから呑み込む。この方は、老人虚弱の腰痠脚軟に有効する。
②栗50g 粳米100g お粥にして食べる。この方は、養胃健脾・補腎強筋・活血止血作用がある、特に機能退化したによる胃納不佳(食欲不振)・腰膝痠軟無力の老人に適応する。
棗葉
炒黄した棗葉を布で包み、温かいうちに患部を当てる。

山薬
山薬30g 枸杞20g 豚もも肉50g 文火でスープを作って食べる。毎日1回、3~5回連続する。

老桑枝
①老桑枝100g 老母鶏(雌鶏)1羽(内臓・毛を除去した) 雌鶏は食べやすいサイズに切る。桑枝・雌鶏に適量の水を加え、文火で2時間煮る、スープを作って食べる。この方は、風湿慢性腰痛に効く。
②老桑枝100g 老母鶏(雌鶏)1羽(内臓・毛を除去した)生姜・葱・味の素・塩適量 雌鶏は食べやすいサイズに切る。桑枝・雌鶏に適量の水を加え、文火で2時間煮る、スープを作って、生姜・葱・味の素・塩で味を調えて食べる。この方は、老年腰痛(陽虚型)
に適応する。

茅膏菜の根(陳傷子・一粒金丹・地下明珠とも言う)
新鮮の茅膏菜の根を1~2粒を潰して、患部の圧痛点に置き、粘着テープで固定する。6時間後に外す。副作用は小さな水泡を出現する。

桑寄生
桑寄生15g 5~10分間を煎じて、お茶代わりに飲む。この方は、補益肝腎・強壮筋骨作用があり、腰膝痠痛・筋骨萎弱・脚気・偏枯・風湿寒痺・胎漏・血崩に有効する。

熟地黄
①熟地黄100g 白酒500cc 熟地黄はスライスして、白酒に浸ける。毎日20cc飲む。
②熟地黄30g 粳米60g お粥にして食べる。
③熟地黄30g 豚の腎臓1個 サラダ油・塩・生姜・葱適量 猪腰は縦に半分を切る、(多め)塩でモミモミしてから水で洗い流す(尿の臭味を取る)。上記の材料を鍋に入れ、適量の水を加え柔らかくまで煮る。
④熟地黄50g 枸杞30g 杜仲30g 懐牛膝30g 豚足1本 上記のものを炖する。


次回へ続き
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by jbucm | 2014-11-24 09:30 | 中国の薬膳 | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 蔵象学説(八十三)

霊枢・邪客第七十一⑦

【原文】黄帝曰:持針縱舍、余未得其意也。岐伯曰:持針之道、欲端以正、安以靜、先知虚実、而行疾徐⑤。左指執骨、右手循之、無與肉果⑥。瀉欲端以正、補必閉膚、輔針導気、邪得淫泆、眞気得居⑦。

黄帝曰:扞皮開腠理奈何?岐伯曰:因其分肉、左別其膚、微内而徐端之、適神不散、邪気得去⑧。

【注釈】⑤持針之道、欲端以正、安以靜、先知虚実、而行疾徐:針を操作する原則は、態度を正し、気分を安静する、先に(病情の)虚実を確認識してから、緩急補瀉の手法で治療を行う。

⑥左指執骨、右手循之、無與肉果:左手で骨格の位置を把握し、右手で経絡の走行し沿ってツボを決め、なお筋肉の過度緊張で収縮して針を包むことを防ぐ。「果」とは、裹に通じて、つつむという意味です。

⑦瀉欲端以正、補必閉膚、輔針導気、邪得淫泆、眞気得居:瀉法を使う時に垂直して針を刺す;補法を使う時に出針の際皮膚の針孔をつぼめる。なお、邪気が発散され、真気が内守できるように補助の運針手法を使い、気を導引する。「淫泆」とは、発散するという意味です。

⑧因其分肉、左別其膚、微内而徐端之、適神不散、邪気得去:分肉の部位に従い、左手が皮膚を押さえ、(右手が)針を垂直したまま、やや緩やかに進針する。こうすると、神気が散乱されず、邪気を駆除できる。

【説明】今回と前回(11月6日)の内容は、主に針刺の方法について討論した。「左指執骨」と「左別其膚」とは、治療の際左手を正確に使用することで治療効果を得るのにとても重要であることを強調している。

なお、「持針之道、欲端以正、安以靜」は医者が針刺治療の際、態度を正しく、精神を集中しなければならないということを強調した。


(李)
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by jbucm | 2014-11-20 10:25 | 中医学 | Comments(0)

孟詵

こんにちは、周です。今回は医家・孟詵の紹介です。

中国古代多くの医家が居ました、その中にある流派があります。彼らは呼吸吐納(深呼吸をする)・運動・琴碁書画(琴・碁・書・画などの高尚な道楽)・服薬を主張しなく、「食療」を提唱します。その流派を代表する人物は、南唐の陳士良・元代の忽思慧・唐代の孟詵・明代の廬和などでありますが、最も知られているのは、唐代著名な医家孟詵です。

孟詵(621~713年)は、汝州梁(今の河南省汝南)人で、唐代の著名な医薬学家です。彼は若年より医薬学を好み、孫思邈に師事したこともありました。進士・舎人・侍郎・侍読・太守・大夫(官名)を歴任した後、707年頃に官職を辞して故郷に戻り、その地の山間部に居を構え、食餌療法と養生術の研究に励みました。自らの数十年の実践経験より、241種類の医療作用や営養価値がある食品を収集し、《食療本草》を著わしました。これは中国最初の食餌療法に関する専門書であり、また唐代における食療本草を総括した書籍であります。書中に常用される食療品が多く記載しています。例:

鶏:先粉諸石爲末、和飯与鶏食之、後取鶏食之、甚補益。人毒熱発、可取三顆鷄子白(蛋清=卵の白身)、和蜜一合、服之差(差=好い)。黄雌鶏、補丈夫陽気、治冷気。痩着床者、漸漸服之良。
鴨(アヒル):主補中益気、消食。消十二種虫。白鴨肉補虚。
鵝(ガチョウ):補五臓、亦補中益気。(惟)多発痼疾。
○(=魚に即)魚(フナ):食之平胃気、調中益五臓。
羊奶(羊の乳):補肺腎之気、和小腸。亦主消渇。治虚労、益精気。
大根:服之令人白淨(白淨=肌が白くて綺麗)肌細。
茶葉:利大腸、去熱解痰。煮取汁。用煮粥良。
柿子(柿):補虚労不足。紅柿、補気、続経脈気。干柿、厚腸胃、温中、健脾胃気、消宿血。
黒豆:令人長生、又益陽道(性効能を増強する)。

彼が収集した食療品の中に、日常生活品の鶏・鴨・肉・果物・野菜などを多く含まれます。古語は、「薬補不如食補」(薬を飲んだとしても、良い食事に及ばない)と云います。古代では、薬を「毒」とも称されます、ここの「毒」とは、薬物の偏性(寒熱温涼・酸苦辛咸等々)を指します、適切な薬物を投与すれば病を治しますが、間違ったら逆効果になります。なので、古代多くの医家は、「袪邪用薬・補養用食」(薬で邪を駆除する・食餌で補養する)を提唱します。「五穀雑糧・大米白面(白面=小麦粉)」は人類が長年歴史の発展した過程の中に、無数の食物の中で選出したものです、その食物は性味が平で、営養が豊富でありながら、「良薬」とも言えます。この「良薬」は、まさに人類が如何に生存するかという「病」の治療薬です。食療学者の孟詵は、独出の心裁でこの大秘密を発現し、且つ日常生活品を巧く用いて養生や保健します。「身体強健・寿命亨長」(健康で、長寿する)できるようになります。

孟詵の著作には、この《食療本草》のほかに《必効方》・《保養方》各三巻があります。その原本はすでに散逸していますが、その内容は《証類本草》や日本の《医心方》などの書物の中に散見されます。

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by jbucm | 2014-11-17 09:30 | 中医学 | Comments(0)

北京研修旅行のレポート(二)

北京研修旅行のレポート

                                     23年4月入学 S.Chieko さん

最後は、婦人科!外来でしたよ。

すごい人が行列になっているのをみて、これまた驚きました!鍼灸の外来とはこれまた違って、女性女性女性ですからね。

ここでは、通訳の方が次々と患者さんの症状や方剤などを伝えてくれる感じで、どの患者さんを診ているのかは、正直、わからず。。。その横で、時々、内診台に向かう女性が!なんともドアを開けたまま…プライバシーが~という間もすでになく、助産師だった同期は、日本では信じられないわ。。。と何度も小さな驚きをしているのを私は見逃さなかったのであります。

途中、組織検査を診せてもらうことがあったので、これまた驚く!これが正常です。と言われたものの、異常がわからないので、はて、いったいなんぞや状態。

ほんと医師として扱ってくれて、ありがたいような、はて、どう対応したらいいものだか・・・戸惑う研修でもあったりして。日本に帰れば、ただの人が多いわけで、なんとも申し訳ない気持ちもあったりして。

通訳の先生はまだ幼子がいて、日本の粉ミルクにとても興味があるとのこと。途中、その話で盛り上がり、産後はどういった食養生しているのかなどなど、いままでの方とは違った話ができて、これまた楽しい時間でもありました。

鍼灸以外の先生方と一緒に写真撮影できたことが良かったなぁ。やはり外来はとても忙しく、時間に追われている。中国の人口から考えると、医師の数や病院などすべてにおいて足りてないのでは?と思ったり、診療費と薬代などをはじめ、病院の経営はどうなんだろうと関係ないことまで想像してしまったのであります。

その後、病院を後にして、私たちは、いざ北京中医薬大学へと向かったのであります。こちらに併設されている病院を見学させてもらいましたが、こちらは漢方と推拿・鍼灸のみでの治療とのこと。病院によって、それぞれ特徴があるものだ!と感心したり。それにしても、処方されている漢方薬の多さに驚いたなぁ…日本の漢方薬の何倍あるだろうか?

日本で処方されている量の何倍くらいんだんろうか・・・何種類も次から次へと並べられていくのを見て、驚くとともに電光掲示板に値段と産地が書いてあり、これまたびっくり!日本とは違った薬局風景でした。

そして、卒業式の前に、私たちは、博物館をみせてもらったのですが、無料でこのすばらしさ!と思うと、本当に感動の一言。

大学にいれば毎日でもこれが見れるのか!!!と思うと、ほんと正規の生徒が羨ましく思ったものです。10分の1、いや100分の1でもいいので、日本校でもおすそ分けしてほしい!!!と切に願い、こそっと依頼してきたのであります。

実に私はここで大量の写真を撮ったのです。なぜか!それは、炮製された種類も展示してあったから。こういった感じで、違いが判るのっていいなぁと思ったりもしたし、例えば、クマやシカがそのまま剥製になって展示されていたり・・・

清熱薬などといった分類わけになっていたり!ほんと参考になって、もっと時間があったら、毎日のように通いたいなと思ったわけ。ここは、一見の価値あり!漢方薬と鍼灸などに別れていて、展示の仕方も良かったしね。。。

さて、卒業式は、会議室内で!厳かな感じで行われましたよ。ちょうどカメラを預かっていたので、全体写真を撮っていました。

先生方からお祝いのお言葉を頂き、生徒代表の言葉も!彼女の言葉を聞きながら、みんなが涙目になって、すすり泣く声が・・・なんて言いたいところですが、ま、感動している雰囲気がひしひしと伝わってきました。その後、一人ずつ、卒業証書を頂きました。
写真撮影タイムでね。みんな、思い思いに写真を撮っておりました。

そして・・・
謝恩会へと移動しましたよ~留学生5人が同席してくれてね。交流をしたのであります。鍼灸専攻している人が多く感じたのは、なぜかしら。

ひとり日本人ではなく中国人が混じっていて、英語と中国語で会話したり、それぞれ交流を深めていました。

私は、元学長や部長の近くにいたので、薬膳や中薬を学んだ貴重な4年だったこと!本校にきて、羨ましく思ったことなど、そして臨床経験の増加など、いろいろと話したのであります。

みんなで写真をとって、ともに学んだ日々を思い出したり、これからのことを考えたりと貴重な時間が過ぎていきました!

毎晩、宴会が続くので、食べてばかりの日々。それでもその後、食い倒れならぬ、出かける自分たちの元気の良さには驚いたけれどね。さすがにその後に食べることはなかったけれどね。

毎晩、ホテルに戻ってベッドに入ってもすぐに寝ることなく、遅くまで話していて、よく話すことがあるなぁと思いつつ、まずは復習して、いろいろと思ったことを話すのは貴重な時間でもありました。

卒業式が終わったら、ホッとしてしまってね。でも、フリーの1.5日が貴重な時間でもあり、朝早くから、もちろんでかけたのはいうまでもありません。

フリータイムは、景山公園にいって、北京の景色を見下ろしてみたり。

pm2.5の影響もあって、故宮がすべて見えなかったのが残念だけど、霞の中にみえるかんじもこれまたおつな感じがしていいものかと・・・

早く出かけて行ったけれど、年配の方々が太極拳らしきもので体を動かしていて、これまた中国らしい風景を見ることができたのもよかったな。。。

てくてくと歩いては、行列のできているスイーツのお店で、エッグタルトをはじめ、いくつも購入して、おやつ&ランチ替わりに食べたり♪

またまたてくてくと歩くと、北京で一番大きな本屋で2時間以上も時間が経過していて、お茶して休憩したり。。。

フリーの最後は、前門へショッピングに出かけてね。同仁堂の本店をチェックしてきましたよ。3Fに行かなかったけれど、3Fに行けばよかった~と知ったのはホテルに戻って同期たちから戦利品をみせてもらった後・・・今回は、ほんと買い物しなかったなぁ。。。

外観みて、満足してしまった。あはは。


気が付いたら、集合時間オンタイム!夜は歩いていけるところでの夕飯でもあったので、これまたのんびり歩いて最後の夜を楽しんだのでありますよ~そういえば、この日の夜は、どうしたんだっけ?あれ?すでに記憶が・・・

翌日も半日のフリータイム!

朝早くから、私たちは骨董市場へ繰り出してショッピングを楽しんだのであります。面白い茶器を購入していてね。ぐるーっと回っていたらあっという間に時間が経過してしまった。

年代が古いものがあってね。ツボなんて、後ろ側をみせて、いつの年代に作られたものなのか!って。。。その年代に思わず、いつ???って計算しちゃったよ。

値段がほんと、あってないようなものでね、でも面白い茶器を発見!

なんと!対極図の茶器なの。陰陽それぞれで茶器になっていてね!友人が交渉してくれて、お値打ち価格で購入できました。もっとたくさん購入してもよかったかな???


毎日、営業されているみたいだけど週末はとても豪勢なんだって。。。で、いろいろと見ていたら、あら!黄帝内経が!あら・・・めちゃ古いわ。いつのもの?!って思うくらいでしたよ~

こういった面白いものに出会えるのが骨董市の楽しいところかもしれませんね。

その後、場外にでて、ちと腹ごしらえを。みんなが食べていて、おいしそうだったのと、朝、食べた物に似ていてね。

こういった路上でのつまみ食いもこれまた旅の楽しみの一つだよね。で、驚いたのが、なんと!お粥を購入したら、薬膳的効能がカップにかかれているではありませんか。そう、やはり中国では、薬膳って、ほんと日常的なもので、あえて学ぶものでもないのかも・・・と思ったの。だって、これ購入している人って、ほんとその辺の人だったしね。

いやはや、驚いたわ!

そういえば、夜、屋台にサンザシや山芋の飴がけが売っていたり、お菓子もそもそも薬膳な効能を考慮されているものがあってね、食べ過ぎた後にはこれ!って感じなのかな~

さて、美味しい思いをしていると、時間の経過は圧倒間なのであります。

その後、急いで行きたかった天壇公園へ!時間的には厳しい感じがして、ホテルに戻って軽くショッピングがいいかな!とも思ったけれど、どうしても、みたかったのです。走って走って息が切れそうに・・・なんてことはありませんでしたが、みたかった部分は見れました!古代中国の知識の集大成!というと大げさな言い方かもしれませんが、素晴らしい景色を見ることができて、感動したなぁ。

実は、夕食の帰り道、バスでホテルに戻る途中に、ちょっと寄り道してもらって、天安門前を通ってもらったけれど、あの壮大さとともに、この天壇公園の広大さ!古代中国が持っていた英知を垣間見た時間でもありました。

地下鉄でも、ものすごく感じたけれど、人口がほんと多い!乗り換えするにも、ONEWAYでね。相互に同じ道にすると、混乱するからなんだよね。

かつ地下鉄は必ず荷物検査があってね。いやはや、ほんと外国体験って、ちょっとしたところにあるね。


フリータイムはぜひ、地下鉄体験とともに現地の生の姿を体験してもらいたいものだわ~

そうして、急ぎ、ホテルに戻ったら、これまたオンタイム!でもね、どうしても欲しいものがあったので、急ぎ、ホテルの前にショッピング!そう、めちゃ大きな大棗が売っていたのです。それをゲットしてきました。欲を言えば、コンビニにいって、漢方薬のパックが購入したかったけれど、さすがにそこまでするのは、ちょっといかんかしらん??と遠慮してしまった。

そう思うと、私は、ほとんどオタクな買い物しかしておらず普通のお土産がなかった今回の旅行でもありました。いやはや、オタクな卒業研修旅行は、こうして、終わったのであります。

なんだかんだとあっというまの1週間!百聞は一見にしかずとはいうけれど、これはぜひいくべしだな・・・と、まだこの体験をしていないあなたにぜひお伝えしたい!

さて、中国研修するにあたり、患者さんに声をかける中国語を知っておくといいかな。お大事にとか、ありがとうございます、などね。

お金は、買い物次第だけど、私は2万円だけ。ちょっと足りなかったかな~と思ったけれど、ま、マッサージにも行ったし、毎朝ごはんも食べに行ったし、フリータイムは買い物してオタクグッズ買ったりもしたのでよかったかな。3万円あったら、普通のお土産買えたかなとも思ったり。

服装は、乾燥しているせいもあって、そんなに持参する必要もなく、ま、日中、白衣を着ているから同じものでも良かったな~なんて思ったり。

いろんな反省点もあった研修旅行ではありましたが、同期との親交を深め、自分の勉強をさらに深めるにはぜひ行ってみよう!北京があなたを待っているのだ!
(PS:ホテルには、毎日バイキングの朝食が付いております。)
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by jbucm | 2014-11-13 10:05 | 中医中薬専攻科 | Comments(0)

北京研修旅行のレポート(一)

  北京研修旅行のレポート

                                     23年4月入学 S.Chieko さん

10月20日(月)朝の7時過ぎに羽田空港に到着。通勤途中の方々を横目にスーツケース片手に気分はすでに北京に飛んでいる。空港に到着すると、すでにビジネスマンや旅客でにぎわっている中、同期たちを発見。5日間北京にご一緒するメンバーだ。

全国から集まった同期たちとともに学んだ3年。3月に日本校での卒業式は終えていたけれど、この10月に北京での卒業式および病院実習に参加するために全国から参集し、一緒に渡航する。

ちょっとしたフライトの混乱はあったけれど、無事に北京に到着!到着ロビーでは、JALで先に北京に到着していたメンバーとも無事に合流し、いざ、ホテルへ。

ホテルは、王府井という繁華街。日本でいうと、銀座と言われているような街だ。場所がとてもよく、大学病院にいくもバスで30分もかからない。故宮にだって歩いていける距離なのだ。ゆえに、朝晩は、界隈を散策することで中国文化を垣間見ることもできた。

ホテルは快適で、すべてがそろっていた。数年前にきた北京とは様変わり。中国の発展ぶりにまずは初日にちょっとカルチャーショックを受けた次第。

到着した夜は、懇親会を兼ねて、ホテルから歩いていけるところで、羊なべの夕食会!ほぼ同期ではあったが、若干、ほかの学年の方もいらして、簡単な自己紹介。といいつつ、みんな、羊なべに興奮したのか、中国の雰囲気に圧倒されたのか、異様に興奮して鍋をつついて、自己紹介どころじゃなく、食事をする面々であった。これには理由があって、机が大きい割に、鍋が小さく、たって食べないと届かないわけ。初日の夜から、楽しい食事に舌鼓をうち、その後、街の中へ消えていく。興味心が旺盛な同期たちと、pm2.5でやられる北京の夜を彷徨った初日。

翌朝からは、いざ病院研修だ。
しかし、私は興奮のあまり早く目が覚めたのでホテル界隈の散策を兼ねて、同室のIさんと出かけた。ホテルの朝食は7時からであったので、その1時間ほど前だったので、ちょっと小腹がすきつつ、北京の路上ではどんなものが販売されているか期待も込めて、散策にでたわけだ。

すると、お粥など販売している屋台を発見。ピータン粥・八宝粥・かぼちゃ粥・山芋なつめ粥だ。どれも3元(1元18円ほど)というお値打ち価格に驚き。かつ、お粥なのに、ストローが付いていた!中国では、熱いドリンクのような感覚でお粥を食べるのだろうか。Iさんと一緒に路上に座って、仲良くはんぶんこして美味しく頂いた。もちろん、軽い朝食であったため、ホテルに戻って、ゆっくりと朝食を取ったのは言うまでもない。

毎朝8時にロビーに集合して、いざ、病院へ。基本的に毎日8時に集合してバスで移動。8時20分には病院玄関に到着するというルートであった。ホテルの前の雑踏の中、急いでバスに乗りこみ、病院へ駆け込む研修生たち。周りから見たら、どう見えたのだろうか。

私はC組に同期5人とともに、配属された。同室のIさんも一緒だ。病棟と外来の5か所を研修させてもらう予定で日程をもらい、いざ、通訳の方を待つ。
C組8時半~11時半    1時半~4時半
21日脳病Ⅱ科         腎病I科
22日鍼灸科3診療室     血液腫瘤科
23日婦人科5診療室
病院は、とても大きく、またどこか古めかしい。入り口に担当科と先生・および診察料が掲げてあった。先生によって、値段が異なる。2倍どころの差ではなく、10倍以上も差があるのには、驚いた。こういったほうが、合理的なのだろうか?自分の財布次第で先生を選べられるというもの。日本では、考えられないシステムである。

さて、いざ通訳の方がきて、病棟へ向かったのだが、なんと、ICUの先生が通訳されるという驚きの事実!24時間勤務明けの通訳なんて、こちらが申し訳ないくらいだった。

最初に向かった脳病Ⅱ科では、病棟に入院している3人の患者さんを診せてもらった。

先生がある程度、質問をしたのち、私たちも脈診や舌診、問診などさせてもらい、何か追加で質問することがあるかと聞かれた。しかし、何をきいたらいいのか、すぐに浮かばず、同期5人で思いついた人から発言するスタイルであった。私は…ただただ、みんなの質問を聞きながら、うなずき、そうかもしれない、など自問自答する情けなさ。あぁ。知識の差がここで出てしまった。

というものの、最初はためらいもあったが、1人目、2人目、3人目となると少し慣れてくる感じがして、脈を取るにも質問するにも遠慮なくすることができた。付き添いの家族の話に耳を傾け、患者も望診。現在の病状はどれくらいなのだろうか・・・と考えつつ。やはり経験値は大事だと痛感!数をこなすことが自信につながるのだと勝手に納得。

部屋に戻って、先生から説明を受ける。急性期は、鍼治療が良いとのことだった。

先生が患者の病状について投げかける質問に、すぐに答えることができず、同期の回答を待つ。ここでもまた自信喪失。ふむふむ。そうだったか・・・と思いつつ時間が過ぎるのみ。

全体的にまとまって、まずは最初の研修が終了。毎回、先生方と写真撮影をさせて頂き、部屋を後にした。

お昼は、学生棟の教室でお弁当が支給された。二段のお弁当で、あらま、面白い容器だわと妙なことを思ったりして。午後の授業のために学生たちがぞくぞくと集まってくるので、早く出なくては・・・と思いつつ、少しおしゃべりしたり。中国語ができたら、もっと話せたと思うが、共通言語の英語で簡単に。やはり最低限の中国語は知っておくべきだったなと反省しつつも、余裕のない自分。

午後も病棟見学だった。腎病I科にて、3人の患者さんを診せていただいたが、ベッドに寝ている患者さんと家族の見分けがつかなくて最初は驚いた。相部屋であるので、問診もすべて聞かれている状態での検診。若い女性や男性の病気を聞いていて、はて、隣の人が聞いてもいいのだろうか、と思いつつ、こちらはメモを取るのに必死の状態。

その病気はなんだったかなと思い起こしながら、五臓との関連性を思い浮かべたり。しかし、ここでも、方剤なんて、ほとんど浮かばず。あら私ったら、ほんとこれじゃいけないわね。

部屋に戻って、これまた先生から質問を受け、回答する。通訳の方の説明がとても面白いというか、授業では、そういった感じでは先生は話さなかった記憶があるけれど、忘れただけかしら。陰陽の関係、上下の関係などとても腑に落ちてよかった。やはり物事の捉え方は1つではなく、様々な考え方があり、どのように解釈するのかだけなのかなとも思ったり。机上論と臨床を合わせることで、勉強したことが点線から実線に近づいていき、これまたいい感じがして、楽しくなってきた。

治療方針で大事なのは、順番を決めて解決していくこと。よって、どこが一番の原因なのかを探っていくことなのだという先生の話がとても興味深かった。なぜなら、どこが一番の原因か!これを知ることこそが一番難しいからだ。

 ここの科で印象深い患者さんは25歳で出産後、寒邪が身体に入り、指や腕の関節に痛みがでてその治療で入院された方。産後は気血両虚というのを目の当たりにみた患者さんで、産後の養生の大切さを実感しました(井上)

初日は、午前・午後とも3時間の6時間研修だった。立っている時間帯が長かったので、腰も痛かったけれど、途中で休憩を入れてもらうなど配慮もあった。先生方はその間も仕事されているわけで、医師は大変だなぁと改めて思った。

白衣を着ていると、患者さんから見られていることもあって、休憩するときは脱いでいた。何かを訴える目でこちらを見てくるので何もできない自分が申し訳なく感じたりもした初日であった。

その後、夕食へ!今回の研修旅行では、最終日のランチ以外はすべてついているので安心とでもいうべきだろう。豪華な中華料理三昧の日々であった。好きなものを注文して食べるスタイルだったこともよかった。メニューをみるのはとても楽しいし、何よりグルメな友人たちのおかげで、美味しい食事にありつけたのも良かったな。

大きな円卓に座って、中華三昧な夜は、これまた楽しいものだ。中国大陸の広さゆえに食の幅も広く、味も変化があって、これまた良かった。

宴会三昧だと思われそうだけれど、交流を深めるにはお酒は欠かせないよね。みんなで酒杯を交わし、日中の研修の話しに耳を傾け情報交換をする時間でもある。すべては勉強なのだ。楽しいものだ。

とはいえ、毎晩9時前にはホテルに戻っていた。その後、散策もできるし、ホテルでのんびりもできるわけで。。。

ホテルの横には本屋さんがあり、9時まで空いている。繁華街でもあるので、ちょっと歩けば、お店はたくさんあり、散策するのもこれまた楽しい夜である。マッサージに行ったり、これまた屋台に出かけたり、漢方薬局をのぞいたりと、楽しい夜の始まり始まりなのだ。

治安面で危ないと思ったことは一度もなく、とはいえ、一人で夜歩くようなことはしなかったけどね。

翌朝、これまた同期たちを誘って、包子を食べに!ホテルの朝食がついているけれど、現地の朝食を体験しないとね。それに、値段といったら、とても格安!せっかくだから、外に出て中国文化を体感しないとね。

北京の包子といったら、ここ!というほどの有名店であるらしい。4人で2種類の包子を頼み、美味しく頂く朝ごはんは、旅の楽しみの1つだよね。

とはいえ、ホテルに戻って、コーヒーだけ飲んでちょっと一息入れて、集合時間をまって病院へ。

2日目は、鍼灸科の外来。
病棟とは違って、次から次へと患者さんが出ては入りの連続で、休むまもなく、ひたすら治療のみ。

いったい何人の患者さんを診ているのだろうか。

ここでは、患者さんを遠くから見学する程度であった。おなかに鍼を打つのがこの病院の特徴らしく、おなかを五行に見立てて(あるチームは、八卦に見立ててと説明だったみたい)、鍼をうっていくのは、初めて見た。患部への治療方針もあるとは思われるが、ほぼ全員が腹部の鍼を受けていたのは、衝撃的であった。

また帯状疱疹が得意な先生なのか、半数以上が帯状疱疹の患者さんであり、また、顔面麻痺の患者さんも多く見られた。顔面にカッピングをして、青あざのようなマークをして帰宅している女性の患者さんを診た時は、日本ではたとえ治療であっても考えられない!と思ったり。顔に跡を残すなんて・・・中国と日本の違いは、プライバシーだけじゃなく治療方法も違うんだなと若干の知識と比較して感嘆したものだ!

また、モンゴル出身の先生がいたおかげで、火鍼を見ることができた。日本でも見たことがあったけれど、豪快にしている様には驚いた。やはり中国鍼灸は豪快な印象だ。

休憩後もひたすら見学。立ち見は腰が痛くなるけれど、ここでも、医師の方々は休憩すらしてなかった。すごいわ。病棟と違って、外来では研修生がいて、サポートしているけれど、そういえば、看護師さんがいなかったなぁ。患者さんが途切れることがなかったのは、ほんと驚いた。

ランチは、職員食堂にてお弁当を頂いた。食堂なので、ほかの人が何を食べているのか興味津々であったが、まずは与えられたものを頂いた。その後、本屋さんや医療機器やさんに連れて行ってもらった。途中、北京名物のお菓子やさんがあり、あまーいお菓子を購入。お餅だった。おじさんが販売していたが、もっと早く来てくれたら、種類がたくさんあったのに・・・と言われた。ま、仕方ないよね。また李さんが大好きだというちょっとした食べ物もあってね。おいしそうだったので、それを購入しようと思ったら、前の人が大量に購入していて、本屋の帰りに寄る予定でいったら、すでに売り切れ!なんてこったい!

私は鍼灸グッズを購入したかったので、医療機器やさんに。ほかの方は本屋さんへ!それぞれほしいものを購入しにいった。みなの興味がある程度、一致しているので、ここでの時間は大事だなと思ったり。あらかじめ欲しいものがわかっている人は、それを購入するなり、楽しい昼の人時であった。

でも、考えてみると、一般の人から見たら、妙な集団に見えるだろうなぁと。人体人形を持った人やカッピンググッズ、お灸や鍼など・・・医師でもない私たち普通の人が、オタクのように買っている姿に、なんだか妙に笑えた瞬間でもあった。でもま、オタクだからこそ、いや、中医学を学ぶ仲間だからこそ共有できる時間なのだ!とまた妙なことで感心したり。

午後は、血液腫瘍科。いわゆるがん患者さんが入院している病棟です。こころなしか、病棟がくらい。。。ま、電気が付いていないだけですが、患者さんによっては感染する人もいて、隔離されているひともいるので、ほかの病棟とは雰囲気が違っていました。

ここでは、ひたすら患者さんに質問。先生から脈や舌を確認するようにいわれ、あとはひたすら問診し、部屋に戻りました。(写真と研修した部署はちょっと違ってた!)

ここで・・・私たちは試練にさらされるのです。そう、四診した中で、自分が考える病名・弁証・治法・処方をいいなさいと!ここが一番、試練だったけれど、今思うと、一番、頭を使って勉強した気がする。

少し時間をもらって、それぞれが発表。他の人の視点を聞きつつ、はて、自分も同じと感じたり、いや、そうは思わなかったり・・・それぞれの見方がありますからね。

こうして意見と言い合う機会なんて、そういえば、授業ではなかったな!臨床だからこそ、こういったことができるんだ!と妙に感動して、嬉しくて、また楽しくてね。ない知恵絞って、苦しいはずなのに、目を閉じつつ、睡眠取り入れて、考えて、って時間でしたよ。

薬の処方も単味の薬を組み合わせ、入院しているので様子をみながら、日々処方を変えて治療していくというのは少し驚きでした(井上)

人と意見と交換でいるのはいいことで、これまた診方が違うし着眼点も違うのも、ありえること!幅広い視野を持つには、こういった臨床がもっとあるといいなぁと思ったり。今回の研修では、先生が通訳を介せずに直接、日本語で研修できたこともあって、するどい突込みもあり、うろたえ、冷や汗をかく。

方剤は、まったく浮かばなくて、自分の知識のなさに驚いたっけ。中薬単味だとこれかな?あれかな?とは思ったけれど、方剤となると、浮かばず・・・机上の勉強はすでに半年前に終わっていて、いかにそれから記憶力が低下しているか。。。資格は取ったはいいけれど・・・状態にならないようにしなくては!と思いつつ、今は、目の前の患者さんに対してどうするかを考える貴重な時間でもありました。

あーでもないこーでもないと議論白熱していたら、あっという間に時間が経過して30分以上もみなさんを待たせるという結果になっていましたよ。自由に自分の意見をもつことの重要さをひしひしと感じました。あらら・・・ごめんなさいね。集中しているって、こういうことをいうのね。他の仲間はどう感じていたかしら…

さて、授業が終わっていく先は、そう夕飯ですよね!これまた中華料理に繰り出していきましたよ~

少人数とはいえ、20名!同期も多く、これまた盛り上がる夜の部。6時間以上もたちっぱなしでいた人もいるだろうに、この元気はどこから来るのか???と不思議に思うけれど、ま、これが楽しいんだな・・・楽しい食を素敵な仲間で囲むと時間なんてあっという間なのであります。

ホテルに戻っても、同期たちと集まって復習したり、翌日の予定を立てたり。これまた楽しい時間!個室の人もいるけれど、同室の人との楽しい時間が過ぎていく夜もこれまた楽しい思い出なのであります。

翌朝、これまた同期たちと集合して、総勢10名くらいで、お粥などを食べに!みんなでいろいろと体験できるのはこれまた楽しいものだね。散策して、8時にはホテルを出発!そう、最後の研修であります。

最後は、婦人科!外来でしたよ。
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by jbucm | 2014-11-13 10:00 | 中医中薬専攻科 | Comments(0)

人彘


こんにちは、周です。今回は人彘(zhi 4声)・人を豚にした話を紹介します。

漢王朝を開いた劉邦(高祖)は、第一夫人の呂氏(呂后)のほかに数人の愛姫(戚夫人はその一人である)が居ました。呂后が生んだ息子・盈(恵帝)は、劉邦の死後帝位に就きましたが、すんなりと即位したわけではありませんでした。劉邦は、一時期戚夫人の息子・如意を太子にしようと、本気で考えたことがありました。

呂氏は、劉邦が微賤の時に妻となり、32歳に盈を産みました。6歳の盈を太子になった年は、劉邦が在位2年目でした。その後、劉邦に寵愛された戚夫人が如意を産みました。盈との年の差は3歳であります。如意が10歳の時、趙王に封じられました。この頃から劉邦は、太子を盈から如意に変えようとしています。

呂氏は、毎日戦戦兢兢(びくびくする)として過ごしました。太子が更迭されれば、愛姫戚夫人の天下だ、目障りな自分は何れ殺されると思いました。しかし、劉邦の太子を更迭する希望は、影響力がある何人かの重臣の反対で妨げられ、実現することができなかったです。

62歳で劉邦が死にました。17歳の盈が即位し、恵帝を号し、呂氏は皇太后となりました。田舎育ちで教養もなく、気が強い呂氏は、戚夫人への復讐を始めました。かつての嫉妬が剥き出しに表れました。如意を毒殺しても、満足しなかったです。次に戚夫人を人彘(人豚)にしたのです。

戚夫人の手足を切断し、眼に筒を当てて眼球をえぐり出し、耳に薬を入れて焼いて、聞こえなくさせ、薬を飲ませて咽喉を潰して、声を出なくさせ、「人彘」と名付けて糞坑(便所)に閉じ込めました。長安の冬は寒いです。こんなにまでされた戚夫人は、奇跡に生きていたのです。

数か月を経過してから、呂氏は恵帝を呼んで、この人彘を見せました。恵帝は、初めてはこの生き物が何のものか分からなかったようです。質問して、初めてこれが戚夫人の変わり果てた姿であることを知りました。母親の凄まじい(残虐)行為にショック!そのまま病気になってしまい、朝政もできなくなり、毎日のように酒色(酒と女)に溺れ、7年で死にました。

恵帝が死んだ後、事実上は呂氏が皇帝になりました。高祖の皇后として高后と呼ばれました。ある日、犬のようなものにわきを噛まれ、その傷の原因で(63歳)死にましたが、高后本人は戚夫人母子にした仕打ちのたたりを信じたかもしれません。
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by jbucm | 2014-11-10 09:30 | 中国の話 | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 蔵象学説(八十二)

霊枢・邪客第七十一⑥

【原文】黄帝曰:持鍼縱舍①奈何?岐伯曰:必先明知十二經脈之本末、皮膚之寒熱、脈之盛衰滑濇②。其脈滑而盛者、病日進;虚而細者、久以持;大以濇者、爲痛痺;陰陽如一者、病難治。其本末尚熱者、病尚在;其熱以衰者、其病亦去矣③。持其尺、察其肉之堅脆、小大滑濇、寒温燥湿、因視目之五色、以知五藏、而決死生。視其血脈、察其色、以知其寒熱痛痺④。

【注釈】①持鍼縱舍:前に説明した通りで、鍼を持つ法則と鍼刺の加減(緩用或は不用)を指します。

②必先明知十二經脈之本末、皮膚之寒熱、脈之盛衰滑濇:必ず、先に十二經脈の本末、皮膚の寒熱、脈象の盛衰及び滑渋などを明確しなければならない。

③其脈滑而盛者、病日進;虚而細者、久以持;大以濇者、爲痛痺;陰陽如一者、病難治。其本末尚熱者、病尚在;其熱以衰者、其病亦去矣:脈象が滑で盛のものは、病情が進んでいることを表明している;脈象が虚で細のものは、長期間頑張って病気と闘っていることを示している;脈象が大で渋のものは、痛痺症を患っている;表裏皆損傷され、気血両敗になる場合は、治療が難しい。胸腹臓腑と経絡四肢がまだ発熱するものは、病邪がまだ存在している;熱が下がっていれば、病邪が退治されたと考えされる。

 「陰陽如一」についての注釈は幾つがあり、『類経・鍼刺類・二十三』の注釈(表裏ともに、気血皆敗の者は、「陰陽如一」と謂い、刺すと逆に酷くなるから、鍼刺を放棄するべきである)に従い、気血表裏としていますが、『太素・巻二十二・刺法』の解説(陰陽の脈象は弁別不可になり、故に「如一」と言い)では、総括して脈象を指すということです。その前文に合わせたら、こちらもよさそうです。

④持其尺、察其肉之堅脆、小大滑濇、寒温燥湿、因視目之五色、以知五藏、而決死生。視其血脈、察其色、以知其寒熱痛痺:尺部(腕から肘まで内側)の皮膚を触診し、肌肉の堅さと薄さや、(脈象の)大小と滑渋、及び皮膚寒熱と燥湿などを察知する;目に現れている五色で五臓の病変を弁別し、生と死を判断する;絡脈の色と充満状態を見て、寒熱や痛痺の証を察知する。

 腕から肘まで内側の皮膚の触診に通じて、寒熱や津液の情況、肌肉の多さ及び病変の部位を察知することができます;目は五臓の精華が集まる場所なので、目の望診で五臓の盛衰を判断できます;なお、絡脈の色と充満状態を見ることで寒熱虚実の弁別ができます。

(次回へ続く)

(李)
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by jbucm | 2014-11-06 10:30 | 中医学 | Comments(0)

「単味」良方の紹介 その13 

こんにちは、周です。「単味」良方の紹介です。

腰痛

猪腰(豚の腎臓)
猪腰2個 山薬30g 益智仁15g 糯米100g生姜少々 猪腰は縦に半分を切る、(多め)塩でモミモミしてから水で洗い流す(尿の臭味を取る)、0.5cm位の厚さにスライスする。益智仁はガーゼで包む。生姜は千切りにする。猪腰・山薬・ 益智仁・糯米はお粥にして、生姜を加え、再び10分間加熱する。塩で味を調える。この方は補腎壮陽作用があり、腎虚腰痛・足軟無力・夜間尿多・耳鳴に効く。

ウズラ
①ウズラ2羽 大根200g サラダ油・生姜・大蒜・料理酒・塩・味の素適量
ウズラ(内臓・毛を除去した)は1.5×1.5cm、大根は3×1.5cmの大きさに切る。中華鍋を武火で熱してからサラダ油を入れて加熱する。ウズラの色が変わるまで炒める。大根を加え再び炒める。生姜・大蒜・料理酒・水を加え、15分間位煮る。塩・味の素で味を調える。この方は補腎・壮腰膝・強身体作用があり、腎虚腰痛・各種の虚弱証に適応する。
②ウズラ2羽 豚のヒレ肉150g 黄酒少々 サラダ油・醤油・お酢
ウズラ(内臓・毛を除去した)・豚のヒレ肉は食べやすいサイズに切る。中華鍋を武火で熱してからサラダ油を入れて加熱してからウズラ・豚のヒレ肉を入れ・手早く炒め、醤油・お酢で味を調える。この方は補益五臓・養陰清熱作用があり、脾胃虚弱による食欲不振、肝腎虚による腰痠膝軟に効く。

サクランボ
サクランボ500g 米酒1000g サクランボは米酒に浸ける、10日を経過したら飲用できる。毎回30~60g、毎日朝晩各1回、服用する。この方は風湿による腰痛・足痛・関節麻木(感覚がない)に有効する。

核桃仁
①核桃仁60g 焼酎・黒砂糖適量 核桃仁を細かくにして、熱い焼酎を核桃仁に注ぐ、黒砂糖で味を調える。
②核桃仁30g 韭菜(韭)120g 核桃仁は香油で微黄まで炒め、韭を加え熟まで炒める。塩で味を調える。この方は腎虚腰痛・陽萎・頻尿に効く。
③核桃仁50g 黒豆100g 猪腰(豚の腎臓)2個 猪腰は縦に半分を切る、(多め)塩でモミモミしてから水で洗い流す(尿の臭味を取る)。上記の材料を鍋に入れ、適量の水を加え柔らかくまで煮る。
附:古代(宋の時代)有名な処方―青娥丸(破胡紙・杜仲・胡桃肉・大蒜)。この方は壮筋骨・活血脈・烏須髮(鬚・髪の毛を黒くする)・養顔(美容)作用があり、腎気虚弱・腰(背中)重い(痛い)・歩行困難などに効く。

次回へ続き
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by jbucm | 2014-11-03 09:30 | 中国の薬膳 | Comments(0)