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27年度春の卒業式


先日(28日)気温の上昇で、学校の隣にあるお寺の桜は満開させました日に、27年度春の卒業式が行われました。その様子をお届け致します。

卒業されたのは、合計67名です。
平成24年4月生の中医中薬専攻科(21名)
平成26年4月生の医学気功整体専科(6名)、中医薬膳専科(40名)の皆様です。

まず理事長からお祝い言葉を頂き、卒業証書を渡されました。
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中医中薬専攻科の韓先生・金先生、中医薬膳専科の担任の先生方(中村先生、田村先生、桜林先生、鳳先生)、医学気功専科の李先生から、暖かい励ましの言葉を贈られました。北京中医会(日本校同窓会)副会長でもある鳳先生から、北京中医会への入会手続きを紹介されました。
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その後、近くのレストランで行われた記念パーティーでは、卒業生たちが今後も中医学を勉強し続けたいと熱く語りあう様子が印象的でした。

中医学は奥が深いです、学校で勉強されたのは、あくまでも入門篇(勉強の方法)なので、卒業後も引き続き色んな形式で中医学を学ぶ必要あるのは間違いありません。

卒業生の皆様、三年間、又は一年間、本当にお疲れ様でした。日本に中医学を普及する事は、北京中医薬大学日本校の使命です。卒業後も私達にお手伝いの出来る事がございましたら、ご連絡を下さい。これからも、是非、一緒に頑張りましょう。

(教務担当:李・周)
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by jbucm | 2015-03-30 09:30 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 蔵象学説(九十八)

素問・五蔵生成論篇第十⑤

【原文】諸脈者皆属於目、諸髓者皆属於脳、諸筋者皆属於節、諸血者皆属於心、諸気者皆属於肺、此四支八谿之朝夕也①。
故人臥血帰於肝、肝受血而能視、足受血而能歩、掌受血而能握、指受血而能攝②。臥出而風吹之、血凝於膚者爲痺、凝於脈者爲泣、凝於足者爲厥。此三者、血行而不得反其空、故爲痺厥也③。
人有大谷十二分、小谿三百五十四名、少十二兪、此皆衛気之所留止、邪気之所客也、鍼石縁而去之④。

【注釈】①諸脈者皆属於目、諸髓者皆属於脳、諸筋者皆属於節、諸血者皆属於心、諸気者皆属於肺、此四支八谿之朝夕也:各脈絡は皆目に属す。諸髄は皆脳に属し、諸筋は皆骨節に属し、諸血は皆心に属し、諸気は皆肺に属する。なお、気血は朝から晩まで運行し続けて、四肢八谿の部位に離れない。

『素問直解・巻二』の注釈では、「五臓は体内にあるが、気は周身を循行する。諸脈とは、周身を循行する血気の脈道である。五臓の精華は目に上注するから、故に諸脈が皆目に属す」と言う。『霊枢・大惑論』にも「五臓六腑の精気は皆目に上注し精となる」と書かれてある。

「四支八谿」:四支は四肢で、谿(けい)は溪である。八谿とは八虚とも言い、『類経・経絡類・二十一』では「上肢の肘と腋、下肢の股間と膕」と解釈している。

「朝夕」について、「会」、「潮汐」との見解もあるが、ここは『類経・脈色類・三十七』に従います。

②故人臥血帰於肝、肝受血而能視、足受血而能歩、掌受血而能握、指受血而能攝:人が寝付くと、血液が肝臓に戻り、肝臓に血液が充満し、目を濡養して物を視ることができる;足を濡養して歩くことができる;手を濡養して物を握ることができる。指を濡養して物を掴むことができる。

『素問呉注・巻三』の注釈:「人の歩く、握る、掴むなどの動作は皆筋肉に関連する。もし筋肉が血液に養われなかったら、萎縮し無力になる、歩けず、握れず、掴めずになるだろう。」

③臥出而風吹之、血凝於膚者爲痺、凝於脈者爲泣、凝於足者爲厥。此三者、血行而不得反其空、故爲痺厥也:起きてすぐに外出して風に当たると、血液が滞って、皮膚に凝結すると痹証が発生し、経脈に凝結すると気血運行の渋滞になり、足に凝結すると、局部の厥冷が発生する。この三つの状況は皆気血が運行中、組織の隙間へ戻れなくなり、痺証や厥証などを引き起こすことである。

④人有大谷十二分、小谿三百五十四名、少十二兪、此皆衛気之所留止、邪気之所客也、鍼石縁而去之:人の全身に大谷が十二処と小谿が三百五十四処ある、この中、十二臓腑各自の兪穴を取り除いてある。これらは皆衛気が停留する処であり、邪気が客居する処でもある。鍼で治療する時、これらの部位に沿って実施して邪気を除去する。

「大谷十二分」について、『類経・経絡類・二十一』には、「大谷とは、大関節のことで、四肢にしかない。それが上肢の肩、肘、腕、下肢の股間、膝、踝である。四肢に各三つがあるから、十二になる。分とは、処の意味である。諸注釈は、大谷十二分を十二経脈の部分とされるが、皆間違っている。」と解釈している。

【説明】本段は、脈・髄・筋及び血・気の生理、病理などを論述した。全身のあらゆる組織は気血による供養と調節があるこそ、それぞれの機能を発揮している。本段に言及した目が見える、足が歩けることなどは、ただ一例である。

「血痺証」に関して、張仲景は『金匱要略』の「血痺虚労病脉証篇」に次のように言った:「どうして血痺証が罹る?先生がこういう:汗が出て、寝る時に動くと、わずかな風に当たっても、罹る。汗が出るのは、衛気が虚弱ということである。寝ることは陰に帰属する、出るというのは血液が外側を走行する、もしこの時に風に当たると、血液が肌膚に凝結して、痹証になる。」さらに「黄耆桂枝五物湯」を主した。これは、『内経』の「血痺証」の理論を補充しただけではなく、方薬まであげられ、より完備している。

なお、本段の「人臥血帰於肝」という説は、血液の貯蔵と血量の調節という「肝蔵血」の機能理論的根拠である。王氷の注釈では「肝蔵血、心は血を動かせる。人が動くと、血は諸経に運行される、人が休むと、血は肝臓に戻る」という。

(李)
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by jbucm | 2015-03-26 10:04 | 中医学 | Comments(0)

「単味」良方の紹介です。 その16  

こんにちは、周です。「単味」良方の紹介です。その16  

感冒

豆豉
①豆豉15g 葱鬚30g 黄酒50cc 水200cc 豆豉に水を加え、10分間煎じる。葱鬚を入れ再び2分間煎じる。最後に黄酒を加え出来上がる。温かいうちに服用する。
②豆豉12g 葱白15g 豆腐1丁 豆腐は鍋に入れ、文火で焦げ目つくまで焼く。豆豉・水300ccを加え、水は半分なるまで炖する。葱白を加え再沸騰したら出来上がる。温かいうちに服用する。布団を被って横になる。少し発汗させる。この方は、外感風寒に適応する。

生姜
①生姜10g スライスして煎じる。寝る前に煎じ汁で両脚を10分間浸ける(足湯)。拭いてから按摩3分間。
②生姜5~10g 黒砂糖15~30g 生姜は千切りにして、大き目のコッブに入れ沖泡する(煎じる可)。蓋を閉めて5分間を待つ。黒砂糖を加え出来上がる。寝る前に(温かいうちに服用する)服用する。服用後布団を被って横になる。少し発汗させる。この方は、感冒風寒初起に適応する。 
③生姜200g 黒砂糖200g 生姜はスライスして、黒砂糖と一緒に煎じて飲用する。この方は、袪風発汗作用があり、雨淋(雨に降られる)後の風寒を感受した際、温かいうちに服用すると特に有効である。
④生姜6g 大根・黒砂糖適量 上記ものを煎じて飲用する。服用後布団を被って横になる。少し発汗させる。
⑤生姜・葱白各50g 黒砂糖100g 生姜・葱白は千切りにして鍋に入れ、水1000ccを加え800~900ccまで煮る。生姜・葱白を取り出して捨てる。黒砂糖を入れ、3~5分間再沸騰させ出来上がる。温かいうちに服用する。服用後布団を被って横になる。少し発汗させる。就寝前に服用するのは、効果が一番よい。
⑥生姜50g 葱白適量 大棗5~6個 生姜はスライスして、葱白・大棗・水を加え煮る。温かいうちに服用する。
⑦生姜8g 大蒜2カケ 葱白3~5本 黒砂糖適量 生姜・大蒜・葱白はスライスして、黒砂糖を加え炖する。この方は、風寒感冒に有効する。
⑧生姜・茯苓各10g 黒砂糖適量 上記ものを煎じて、温かいうちに服用する。葱白10gを加えてもよい。この方は、風寒感冒初起に有効する。
⑨生姜・葱白各15g 梨120g 玉子2個 生姜・葱白・梨は一緒に煎じる。その煎じ汁に玉子を入れながら搔き混ぜる。温かいうちに服用する。服用後布団を被って横になる。少し発汗させる。この方は、感冒咳嗽に効く。

次回へ続く
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by jbucm | 2015-03-23 09:30 | 中国の薬膳 | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 蔵象学説(九十七)

素問・五蔵生成論篇第十④

【原文】生於心、如以縞裹朱;生於肺、如以縞裹紅;生於肝、如以縞裹紺;生於脾、如以縞裹栝樓実;生於腎、如以縞裹紫;此五藏所生之外栄也③。
色味当五藏:白当肺、辛;赤当心、苦;青当肝、酸;黄当脾、甘;黒当腎、鹹。故白当皮、赤当脈、青当筋、黄当肉、黒当骨④。

【注釈】③生於心、如以縞裹朱;生於肺、如以縞裹紅;生於肝、如以縞裹紺;生於脾、如以縞裹栝樓実;生於腎、如以縞裹紫。此五藏所生之外栄也:心に生気があれば、その顔色は白い絹に包まれた朱砂のようである;肺に生気があれば、その顔色は白い絹が覆ったピンク色のようである;肝に生気があれば、その顔色は白い絹が覆った紺色のようである;脾に生気があれば、その顔色は白い絹に包まれた栝樓実のようである;腎に生気があれば、その顔色は白い絹が覆った紫色のようである。これらは皆五臓の生気が顔に現れる栄えである。

 「縞」とは白い絹である。薄いから、これを使って包んだものは光沢があって、もとの色が透けて綺麗に見える。『類経・脈色類・三十七』は「凡そ、みな五臓に生じる正気の色で、五臓の気が充足して、その栄えが外に反映しているからである」と書いてある。

④色味当五藏:白当肺、辛;赤当心、苦;青当肝、酸;黄当脾、甘;黒当腎、鹹。故白当皮、赤当脈、青当筋、黄当肉、黒当骨:色、味と五藏との相応について、白色と辛味は肺に相応する;赤色と苦味心に相応する;青色と酸味は肝に相応する;黄色と甘味は脾に相応する;黒色と鹹味は腎に相応する。故に(五臓の外合五体では)白は皮に、赤は脈に、青は筋に、黄は肉に、黒は骨に相応する。

「当」とは、合、相応する意味である。『素問集注・巻二』には次のように説明している:「ここは、五臓生死の色を再度述べている。(五臓の色は)五臓の気による生成し、五臓の神気は五味による生成される」。

【説明】(前回と今回の分は)五色の死と生を論述している。五臓、五味、五色の相互関係は、五色が五臓の気の外栄で、五臓の気が五味による化生されることである。五味の摂取し過ぎること、或は摂取不足であることは、みんな五臓の気の盛衰に影響を与える。なお、五臓の気の盛衰は、五色で反映される。故に、五色の変化を観測することは、五臓の気の盛衰及びその病理変化を推測できる。この理論は、中医診断学の望診の理論基礎となっている、今でも中医の望診の際、従わなければならない基本原則である。

なお、色診の要領では、滋潤で光沢があり、色が表皮の下で見え隠れするのは生気のある反映である。もし枯れて光沢がなく、暗くて神気がないのは、五臓の気が衰弱している現れで、予後が悪いである。なお、五色が現れ過ぎ、含みが全然ない場合は、胃気が絶える徴候で、「真蔵象」といい、死亡の兆候である。


(李)
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by jbucm | 2015-03-19 10:28 | 中医学 | Comments(0)

「単味」良方の紹介です。その16  

こんにちは、周です。「単味」良方の紹介です。その16  

感冒

大蒜
①大蒜4~6個 氷砂糖25g 大蒜はきれいに洗い、スライスして350cc水に入れる、氷砂糖を加え、1日置く。その浸け液で口をうがい、或いは点鼻。両側交替で毎回1~2滴、毎日3~4回。
②大蒜2カケ 氷砂糖5g お椀に入れて、100cc水を加え蒸す。毎日晩ご飯後に食べる。3日間を連続する。この方は、感冒咳嗽に有効する。
③大蒜・生姜各15g スライスして、100cc水を加え50ccまで煮詰める。就寝前に服用する。黒砂糖を加えてもよい。

玉葱
玉葱少々 鼻孔に入れ、15分後取り出す。この方は、鼻詰まりに有効する。

香菜
①香菜50g 大豆15g 上記ものを煎じて服用する。この方は、インフルエンザ・感冒(無汗)に有効する。
②香菜・膠飴各30g 米湯(米の煎じ汁)100cc 上記ものを蒸して飲用する。この方は、風寒感冒に適応する。

糯米
①糯米90g 葱白5~7本 生姜10g 上記ものに適量の水を加え、文火で柔らかくまで煮る。米酢100ccを加え、よく搔き混ぜる。温かいうちに服用する。服用後布団を被って横になる。少し発汗させる。古人は、この方を「神仙粥」と呼ぶ。
糯米100g 葱6本 生姜5g 酢1.5cc 先ず糯米を柔らかくまで煮る。順次に生姜・葱・酢を入れ、再び2分間位加熱する。朝晩服用する。

緑豆
①緑豆30g 茶葉9g(ガーゼで包む) 水200cc 上記ものを100ccなるまで煮詰める。茶葉を取り出して捨てる。適量の黒砂糖を加える。 
②緑豆100~150g 黒砂糖100g 緑豆を柔らかくまで煮る。黒砂糖を加え、再び10~15分間加熱する。温かいうちに服用する。
③緑豆100g 玉子1個(白身だけ使用) 炒めた緑豆に白身を入れて搔き混ぜる。丸めて平らにする。胸部に当てる。この方は、感冒高熱に有効する。

次回へ続く
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by jbucm | 2015-03-16 09:30 | 中国の薬膳 | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 蔵象学説(九十六)  

素問・五蔵生成論篇第十③

【原文】五藏之気、故色見青如草茲者死、黄如枳実者死、黒如*(火へんに台)者死、赤如衃血者死、白如枯骨者死、此五色之見死也①。
青如翠羽者生、赤如鶏冠者生、黄如蟹腹者生、白如豕膏者生、黒如烏羽者生、此五色之見生也②。

【注釈】①五藏之気、故色見青如草茲者死、黄如枳実者死、黒如*(火へんに台)者死、赤如衃血者死、白如枯骨者死、此五色之見死也:五藏の(色)気について、顔(色)が青と白が混じっている死草のような青は死ぬ、枳実のよう枯れて艶がない黄色は死ぬ、草木灰のような黒は死ぬ、死血のような赤は死ぬ、枯骨のような白は死ぬ、これは五色の中に死症の表現である。

『素問直解・巻二』には次のように説明している:「草茲(じ)」とは営養のない草の色で、肝気が敗れることである。「枳実」のような黄色は脾気が敗れることである。「*(火へんに台)(だい)」とは草木灰であり暗黄色の黒で、腎気が敗れることである。「衃(はい)血」とは凝血であり黒い赤で、心気が敗れることである。「枯骨」とは艶のない白であり、肺気が敗れることである。これらの色は、いずれも暗く生気が現れない色である。

②青如翠羽者生、赤如鶏冠者生、黄如蟹腹者生、白如豕膏者生、黒如烏羽者生、此五色之見生也:顔色が翠鳥の羽毛のような青は生きる、鶏冠のような赤は生きる、蟹腹のような黄色は生きる、豚の脂(ラッド)のような白は生きる、烏の羽毛のような黒は生きる、これは五色の中に生気のある表現である。

「翠羽」、「鶏冠」、「蟹腹」、「豕膏」、「烏羽」は皆鮮やかで光沢があり、生気が現れる色である。これは臓気がまだ衰微されず、神気が散漫してない兆しで、その病気が治る兆候である。

(次回へ続く)

(李)
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by jbucm | 2015-03-12 10:30 | 中医学 | Comments(0)

白眉(馬良)

こんにちは、周です。今回は白眉(馬良)を紹介します。

白眉とは、白い眉のことを指します。多くの中で一番優れたものを白眉というのは『三国志』の故事に因みます。

中国には、色に因んだ故事や格言が多く、中には日本でも用いられているものがあります。例えば、北宋の政治家・詩人王安石(1021~1086年)の詩(咏石榴花)に、「濃緑万枝紅一点、動人春色不須多」という表現があります。現在では、多くの男性の中で女性一人だけが混じって活躍することを指して、紅一点と言います。

紅一点と同じく、現代でも頻繁に用いられる色に因んだ故事に白眉があります。この白眉は、前回紹介した馬謖の兄で、諸葛亮の心腹(腹心)であった馬良という武将に因んだ故事であります。

襄陽郡宜城県の名門・馬一族には、五人の兄弟があり、兄弟五人とも大変優秀でありました。五人の中で最も優れたと言われたのは馬良でした、馬良は眉が白かったです。このことから、後世、多くの中で一番優れたものを白眉というようになりました。

荊州を奪取した劉備は、馬良を招いて留守を任せ重職に任命しました。馬良は劉備の命令で呉に使者として赴いた時、孫権を感服させたという逸話も残りました。武将としての馬良は、周辺の少数民族(五渓)の討伐に軍功を挙げましたが、章武二年(222年)の夷陵の戦いの際、落命しました。

生前、馬良は諸葛亮と個人的な親交があったらしいです。劉備が関羽・張飛と義兄弟の盟約を結んだように馬良と諸葛亮も同様の盟約を結んだかもしれません。また、『三国志演義』に、腕に毒矢を受けた関羽が、囲碁をやりながら名医の華佗(後漢末;109?-207?)の治療を受ける場面があります。このようなことが、実際にあるかどうか疑問が残るが、囲碁の相手として登場する馬良であります。中国も日本も、この場面は盛んに絵描かれたが、関羽の囲碁の相手の眉を、白く描いた作品もあります。

馬良の死後、諸葛亮は馬良の弟を重用するという誤りを犯し、前回紹介した「孔明揮涙斬馬謖」(2015年2月16日ブログ記事をご参照ください)がありました。
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by jbucm | 2015-03-09 09:30 | 中国語 | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 蔵象学説(九十五)

素問・五蔵生成論篇第十②

【原文】心之合脈也、其栄色也、其主腎也①;肺之合皮也、其栄毛也、其主心也;肝之合筋也、其栄爪也、其主肺也;脾之合肉也、其栄唇也、其主肝也;腎之合骨也、其栄髮也、其主脾也。
是故、多食鹹、則脈凝泣而変色②;多食苦、則皮槁而毛拔③;多食辛、則筋急而爪枯④;多食酸、則肉胝(月へんに芻)而唇掲⑤;多食甘、則骨痛而髮落⑥。此五味之所傷也⑦。故心欲苦、肺欲辛、肝欲酸、脾欲甘、腎欲鹹、此五味之所合也⑧。

【注釈】①心之合脈也、其栄色也、其主腎也:心臓の外合は脈であり、その栄えは顔面部に現れる、心臓を制約するのは腎である。「合」とは配合、連絡の意味である。「栄」とは栄えることである。「色」とは「面色」である。「合」、「栄」は『素問・六節蔵象論』にある「充」(充養)、「華」(「心……其華在面、其充在脈」)と同じ意味である(以下同)、どちらも「営養する」という意味が含まれる。「主」とは「化生の主」であり、己を制化する「臓」を指す(以下同)。『素問集注・巻二』には「心は火を主り、腎水に制約される、これは“腎が心臓生化の主”の意味である」と言う。

②是故、多食鹹、則脈凝泣而変色:故に、鹹味を摂取し過ぎると、血脈が凝滞し、渋くて血行不良になり、顔面の色沢が変わる。「泣」は「渋」と同じ意味である。『素問註証発微・巻二』では、「ここは、前文の五臓所主の内容に続いて、相克の意味を含んだこと(所主による所傷者)を言及している。心の所主は腎であり、腎の味は鹹である。鹹味を摂取し過ぎると、心が腎よる損傷される。心の外合が脈であるから、脈が凝滞し不通となる;なお、心の栄えは顔面であるから、顔面の色が黧黒に変わる」と説明してある(以下も同理)。

③多食苦、則皮槁而毛拔:苦味を摂取し過ぎると、皮膚が乾燥しうぶ毛が抜ける。

④多食辛、則筋急而爪枯:辛味を摂取し過ぎると、筋脉が緊張し爪が枯れる。

⑤多食酸、則肉胝・(月へんに芻)(ていすう)而唇掲:酸味を摂取し過ぎると、肌肉が厚くなり縮み唇が薄くて反り上がる。

⑥多食甘、則骨痛而髮落:甘味を摂取し過ぎると、骨格が疼痛し、髪が脱落する。

⑦此五味之所傷也:これは五味の偏食による損傷である。

⑧故心欲苦、肺欲辛、肝欲酸、脾欲甘、腎欲鹹、此五味之所合也:故に心は苦味を欲する、肺は辛味を欲する、肝は酸味を欲する、脾は甘味を欲する、腎は鹹味を欲する。これは五味がそれぞれ五臓の気と合う対応関係である。

【説明】本節は五臓の「所合」、「所栄」、「所主」及び五味の所合、所傷などを論述している。
まず、五臓の「合」と「栄」は、五臓と五体、五華、五味などの内在的関連であり、臓象学説の一部である。これらの関係はある程度、五臓の機能活動系統の規律を反映している。また、「所主」は、人体五臓の機能活動の生克制化関係の現しであり、人体生命の整体性を反映している。
 なお、本節に論じた五体、五華の病変は、「五味を摂取し過ぎると自傷する」という観点を説明し、五臓の間の抑制規律を反映している。


(李)
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by jbucm | 2015-03-05 09:49 | 中医学 | Comments(0)

益母草の由来

こんにちは、周です。今回は生薬―益母草の話です。

益母草は、シソ科Labiataeのホソバメハジキ Leonurus sibiricus L.など全草を乾燥したもので、婦人病治療に効果(母の益になる)のあることに由来し、坤草・茺蔚草とも呼ばれます。中国の各地に分布します。性味は辛・苦・微寒で、心・肝・腎経に帰経します。活血化瘀・利尿消腫作用があります。血脈阻滞の月経不調・経行腹痛および産後血滞の腹痛・悪露不尽に用いられます。婦科経産に最も適用し、要薬であります。跌打損傷の瘀血腫痛・小便不利・水腫・瘡癰にも有効します。

≪本草綱目≫に、こう記載してあります:破瘀破血、調経解毒。治胎漏産漏、胎衣不下、血暈、血風、血痛、崩中漏下、尿血、瀉血、疳痢痔疾、打撲内損瘀血、大便小便不通。

益母草の由来を紹介します。
十二歳の息子と母が居ました。十二年前の産後に母は病(瘀血腹痛)を患いましたが、貧困のため医者の診療を受けず、体質が徐々に虚弱になりました。ある日、息子が遠方の老郎中(年配の医者)の往診を要請しました。金が無く診療料の支払はできないが、老郎中は、あの子の孝心(親孝行)に感動されました。そして、あの子を連れて山へ行って薬草(のちに益母草と呼ばれるもの)を採集しました。以後、息子は母のため毎日山へ行き、その薬草を取り、煎じて母に飲ませました。10日も経たないうちに、母親の調子が良くなりました。
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附:茺蔚子
益母草の果実で、小胡麻・三角胡麻とも言います。効能は益母草とほぼ同じで、涼肝明目・益精養血作用があり、肝熱頭痛・目赤腫痛、肝腎不足による翳膜(角膜混濁)などに用います。
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by jbucm | 2015-03-02 09:30 | 中医学 | Comments(0)