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「単味」良方の紹介です。その17 

こんにちは、周です。「単味」良方の紹介です。その17 

咳嗽

大蒜
大蒜10カケ 大蒜の皮を剥き、泥状までつき砕く。傷湿止痛膏(中成薬の一種で、袪風湿・活血止痛効果がある)の中心部に置いてから、両足の涌泉穴に貼る。毎晩1回、翌朝に剥す。この方は、風寒燥咳に有効し、3~6回を連続すると治癒する。

生姜
①生姜 2~3cmの厚さをスライスして、切り目を入れる。塩を振って、2~3分加熱(燻る)してから少量の白酒に浸ける。(生姜を持って)患者の背部や脊髄の両側を沿って上下・繰り返し擦る。毎日2~3回、1回5~10分間、3日を連続すると治癒する。小児患者にも用いる。
②生姜汁・麦芽糖(蜂蜜可)各1匙、お湯で沖服する。毎日2~3回。この方は、老人慢性咳嗽、特に夜間咳嗽に有効する。

蜂蜜
①蜂蜜30g 玉子1個 玉子を割って椀に入れ、掻き混ぜる。蜂蜜は適量の水を加え沸騰させる。玉子に蜂蜜水を注ぐ、飲服する。
②蜂蜜・生姜汁各200g 大根汁・梨汁・牛乳各300g 上記ものを糊状まで煮詰める。毎日・早晩1回ずつ、白湯で数匙を送服する。この方は、労咳(肺結核)に適応する。

猪肺(豚の肺臓)
猪肺250g 白果(去殻)12個 薏苡仁30g 粳米100g 山茱萸(去核)6g 塩・味の素少々
猪肺は、きれいに洗い乱切りして湯通し(肺の中の汚物を排出させるため)。薏苡仁・粳米
は、30分位煮る。猪肺・白果・山茱萸を加え、お粥にする。塩・味の素で味を調える。この方は、益肺化痰・止咳作用があり、慢性咳嗽に有効する。

燕窩(えんか、アナツバメが海藻をのみ下してから吐き出したにかわ状のもので作った巣)
燕窩6g 銀耳9g 氷砂糖適量 燕窩・銀耳は水で戻す、氷砂糖と一緒に炖する。毎週2~3回、4週間を連続する。この方は、咳喘日久(長く)・肺腎虚に有効する。

橘皮
新鮮の橘皮適量 橘皮は千切りして砂糖を加え、お湯で沖服する。この方は化痰止咳作用がある。

青皮
青皮・陳皮各10g 干し大根3g 茶葉4g 上記ものをお湯で浸泡して飲服する。この方は、行気健胃・袪痰止嘔作用があり、咳嗽・噯気嘔吐・胸悶腹脹などに用いる。

胖大海
胖大海4~5個 氷砂糖適量(つき砕く) 上記ものは、蓋付の大き目カップに入れ、沸騰した水を注ぎ、蓋を閉め、約20を待つ。少量・少しずつ飲服する。毎日2~3回服用する。

次回へ続き
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by jbucm | 2015-06-29 09:30 | 中国の薬膳 | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 病因病機学説(五)

素問・生気通天論篇第三⑤

【原文】陽気者、精則養神、柔則養筋。開闔不得、寒気從之、乃生大僂①;陷脉爲瘻、留連肉腠、兪気化薄、伝爲善畏、及爲驚駭②;営気不從、逆於肉理、乃生癰腫③;魄汗未尽、形弱而気爍、穴兪以閉、發爲風瘧④。

故風者、百病之始也⑤、清靜則肉腠閉拒、雖有大風苛毒、弗之能害、此因時之序也⑥。故病久則伝化、上下不并、良医弗爲。故陽畜積病死⑦。而陽気当隔、隔者当写、不亟正治、粗乃敗之⑧。

故陽気者、一日而主外、平旦人気生、日中而陽気隆、日西而陽気已虚、気門乃閉⑨。是故暮而收拒、無擾筋骨、無見霧露、反此三時、形乃困薄⑩。

【注釈】①陽気者、精則養神、柔則養筋。開闔不得、寒気從之、乃生大僂:陽気は、神を養い人に活気を与える、諸筋を養い柔和で強い筋にする。(毛穴)の開閉が失常になると、寒気がそこから入り込み陽気を損傷し、筋が養われなくなり、背骨が曲げてしまう。「精則養神、柔則養筋」は、前文にある「陽気者、煩労則張、精絶」と「陽気者、大怒則形気絶……有傷於筋、縱、其若不容」の説明である。「大僂」とは猫背を指す。これは陽気が損傷され筋を養えない結果である。

②陷脉爲瘻、留連肉腠、兪気化薄、伝爲善畏、及爲驚駭:寒気が脈中に陥ると、肌肉と腠理に居続け、気血の流れが不通となり、長く鬱積され瘡瘻が発生する。輸穴より侵入した寒気は内伝し五臓まで迫り、神志を損傷すると、恐懼や畏れるなどの症状が発生する。「及爲驚駭」は陽気が損傷され神を養えない結果である。

③営気不從、逆於肉理、乃生癰腫:営気が順調に運行できず、(営血が)肌肉と腠理に停留すると、癰腫が発生する。

④魄汗未尽、形弱而気爍、穴兪以閉、發爲風瘧(ふうぎゃく):汗が出て乾いてない時は、身体と陽気がともにある程度消耗され弱くなる。この場合に風寒が侵入すると輸穴が閉阻され、風瘧が発生する。「魄汗」とは暑いため出る汗ではなく、自汗を指す。「風瘧」とは風邪による瘧疾(間歇性の悪寒・発熱を特徴とする一群の疾病)である。

⑤故風者、百病之始也:故に風は、色んな疾病を引き起こす最初な原因である。『素問・風論』には「風者、善行而数変……故風者、百病之長也」とあり、互いに補足し、風邪が常に六淫の先導であることを強調している、これは『内経』が六淫致病の規律のまとめでもある。

⑥清靜則肉腠閉拒、雖有大風苛毒、弗之能害、此因時之序也:人体は、精神の安定や適切な労逸などを保っていれば、肌肉と腠理が綿密になり、外邪を抵抗することができる。大風苛毒の邪気が侵入しても身体が損傷されぬ。これは時の次序に従って養生している結果である。「大風苛毒」とは、強い邪気を指す。

⑦故病久則伝化、上下不并、良医弗爲。故陽畜積病死:病気が長引き、邪気が内伝してさらに変化する、身体の上下とも不通になったら、良医でも治療できなくなる。故に、陽気が畜積され鬱阻不通となった場合も死に至ることがある。「上下不并」の「并」とは、気の交通を謂う。

⑧而陽気当隔、隔者当写、不亟正治、粗乃敗之:陽気が畜積され鬱阻不通の病証に対して通瀉の方法で治療するべきである。油断して、迅速で適当な治療をしないと、死亡に至ることがある。

⑨故陽気者、一日而主外、平旦人気生、日中而陽気隆、日西而陽気已虚、気門乃閉:身体の陽気は、昼間に体表を司る。早朝に活発し始め、正午にもっとも旺盛な段階に達す。日が沈むときは、体表の陽気がだんだん少なくなり、毛穴も閉塞する。

⑩是故暮而收拒、無擾筋骨、無見霧露、反此三時、形乃困薄:故に、日暮れの時間になると、陽気が収斂し、体内に入り込み。この時は筋骨をかき乱さず、霧や露に接近しない。一日中、この三つの時間帯にある陽気の活動規律を反すると、身体は弱くなり、邪気が侵入し易くなる。

(李)
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by jbucm | 2015-06-25 10:37 | 中医学 | Comments(0)

鶏肋

こんにちは、周です。今回は鶏肋を紹介します。

鶏肋とは鶏ガラを指します。周知の通りスープなどの材料で、長時間煮ると美味しいダシをとることができます。中国料理やラーメンに欠かせない材料の一つであります。昔はしゃぶって食べる事もありました。しかし、肉は僅かしかついていないので、満腹できないから「食之無所得、棄之可惜」(大して役に立たないが、捨てるには惜しいもの)を指して「鶏肋」というようになりました。

初出は『三国志・魏志・武帝紀』に記録がある曹操の言葉であります。建安24(219)年に始まって曹操が生涯のライバルである劉備と漢中の領有地をめぐって対陣しました。定軍山の戦いで蜀の老将軍・黄忠が、魏の屈指の勇将・夏候淵を破ってから局面が大きく展開しました。曹操は自ら大軍を率い出陣しました。しかし、魏は蜀に敗れ、曹操も危険な目に遭いました。曹操は内心、収兵(兵を収める)して帰ろうとしたが、蜀軍の笑いものになることを恐れて決断できずにいました。

そんな時、曹操は夕食の最中も鶏湯を食べながら、進退を思考していました。そこへ夜の口令(伝達事項の際に使う暗号や言葉)を聞きに夏侯惇(夏候淵の一族)が入ってきます。曹操は夏侯惇を前にしても、碗の中の鶏ガラを見ながら「鶏肋、鶏肋……」とつぶやきます。「言語明瞭、意味不明」のまま、夏侯惇が全軍に「鶏肋」と伝達しますと、曹操の側近の一人・主簿(文官)の楊修は少しも慌てず撤退の準備を始めます。驚いた夏侯惇が理由を問うと、「漢中はまさに鶏肋のようなものだ、惜しいが撤退するつもりだろう」と解釈します。夏侯惇は「公はまことに魏王の肺腑を知るなり」と感心して部下も撤退準備を始めさせます。心煩意乱(こころがもだえ乱れる)の曹操は眠れず軍帳(行軍の時に泊まるところ)を出て軍営(外)を巡回します、全軍が撤退準備をしていることに大いに驚き、夏侯惇を問うと楊修が鶏肋に対する定義を判りました。楊修に対して「お前はどうして流言を広めて擾乱軍心(軍心を乱す)のか」と激怒し、楊修を処刑させました。

楊修は才能がある人です。惜しいですが、忌才(自分以上の才能がある人を嫌う)の曹操が言った鶏肋で落命しました。
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by jbucm | 2015-06-22 09:30 | 中国語 | Comments(0)

『黄帝内経』筆記 病因病機学説(四)

素問・生気通天論篇第三④

【原文】陽気者、煩労則張、精絶、辟積於夏、使人煎厥①。目盲不可以視、耳閉不可以聴、潰潰乎若壞都、汨汨乎不可止②。陽気者、大怒則形気絶、而血菀於上、使人薄厥③。有傷於筋、縱、其若不容。汗出偏沮、使人偏枯。汗出見湿、乃生痤疿(ざひ)④。高梁之変、足生大丁、受如持虚⑤。労汗当風、寒薄爲皶(赤鼻)、鬱乃痤⑥。

【注釈】①陽気者、煩労則張、精絶、辟積於夏、使人煎厥:人体が煩労過度の時に、陽気は亢盛して精気を耗竭させる。繰り返すと陽気が段々亢盛し陰精が段々虧損され、夏の暑熱の季節に入ると「煎厥(せんけつ)」が発生し易い。「煩労」とは「繁労」である。「辟積」とは重なることである。「煎厥」とは古代の病証名で、陽気が亢盛して陰精を消耗することによって気逆昏厥が起こる病証である。

②目盲不可以視、耳閉不可以聴、潰潰乎若壞都、汨汨乎不可止:(発作の時)目が朦朧してものを見えなくなる、耳が閉塞して聞こえなくなる、その混乱に状態は都が崩壊され、水が激しい勢いで流れるよう、収拾がつかない。

③陽気者、大怒則形気絶、而血菀(えん)於上、使人薄厥:人体の陽気は、激怒する時に臓腑経絡の気が通じなくなるが、血液は陽気に従って上昇し身体の上部に集まり、他の部位と分離して「薄厥(はくけつ)」が発生する。「形気」とは、臓腑経絡のその気を指す。「絶」とは止まる、通じないことである。『素問釈義』に「形気絶の者は、営衛が不通で形態が死んでいるようである」と説明している。「薄厥」とは古代の病証名で、激怒することによって気血が心胸部或は頭部に上逆して昏厥が起こる病証である。「薄」は「迫」の意味である。

④有傷於筋、縱、其若不容。汗出偏沮(へんそ)、使人偏枯(へんこ)。汗出見湿、乃生痤疿(ざひ):もし諸筋が損傷されたら、筋が弛緩して自主運動ができなくなる。よく半身に汗が出ると、半身不随になることもある。なお、汗が出るときに湿邪に遭うと、小さな瘡癤(そうせつ)と汗疹が出る。「容」とは「用」の意味で「不容」とは肢体が自主運動できないということである。

⑤高梁之変、足生大丁、受如持虚:よく脂や精米など厚味のものを食べると、疔瘡などが発生し易くなり、空いている容器で物を受けるように、病気が罹りやすくなる。「高梁」の「高」は「膏」の意味で脂肪類の食物を指し、「梁」は「粱」で精細な食糧を指す。足生大丁の「足」について、幾つの解釈があるが、『素問校義』では、「是」の誤りで「則」の意味であると説明している。「丁」は「疔(ちょう)」のことで毒瘡である。

⑥労汗当風、寒薄爲皶(赤鼻)、鬱乃痤:もし労働で汗が出ているときに風寒の邪気に遭うと皮膚腠理に溜まり、赤鼻になって鬱積し化熱して瘡癤になる。

【説明】前回の文に続いて、内傷と外感による気血失常の一部の病証を挙げ、人体の陽気が外感病の発病に主導的な作用があるだけではなく、内傷病の発病にも同様に重要な作用がある。陽気失常は陰陽失調であるから、多様な病理変化が現れる。これは臨床上、疾病へ対する認識や、病機の分析などに実践的な意義がある。
煎厥について、『内経』に二ヶ所記載してあるが、意味が異なる。なお、煎厥と薄厥について、前者の病因病機は煩労(労傷)による陽亢傷陰、陰竭陽浮で虚証である。後者の病因病機は激怒(情志)による激怒傷肝、気血上逆で実証である。両者共通の症状は(酷い場合)昏厥するであるが、前者に「目盲不可以視、耳閉不可以聴」などがあり、後者は「傷筋則縱、汗出偏沮、久則偏枯」。


(李)
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by jbucm | 2015-06-18 10:30 | 中医学 | Comments(0)

炮製法

こんにちは、周です。今回は炮製法の話です。

炮製の目的は、大体以下のように纏めることができます。
①薬物の毒性・烈性(刺激性・あるいは強いもの)・副作用の減軽・消失する。例:生の川烏・草烏は炮製しないと中毒する。巴豆・続随子の瀉下作用が強いので、油を除去して霜を用いる。常山を酒炒すると催吐の副作用が減軽する。
②性能を改変(変更)して、病情に適応させる。例:生地黄は涼血だが、熟地黄は微温で補血になる。生姜は煨すると発散を遅らせ、温中を増強する(煨生姜は生姜の発散力より減軽し、温中効果を増す)。生の何首烏は瀉下通便だが、炮製したら瀉下作用が消失し、補肝腎になる。
③調剤と保存の便利。例:薬材を「飲片」にする。鉱物・動物甲穀・ある種の種子を粉砕処置すれば、有効成分を煎出し易くなり、各種製剤を作るのに便利する。ある種の薬物は、貯蔵・保存する前に烘焙・炒乾(乾燥させる)と、カビや腐敗を予防する。
④薬の用量が正確に使う、あるいは服用し易いのは、雑質(物)や非薬用部分の除去・純化しないといけない。例:一般に薬用植物の根・根茎の土・砂・雑質などを落とす。枇杷葉の毛(うぶげ)をふるい落とす。遠志の芯をとる。蝉退の頭と足を取り除く。海藻・肉蓯蓉の鹹味・生臭い味を「漂」して除去する。
炮製の方法は非常に多いですが、前人の経験や記載を参考し、常用される5つ方法があります。
1、修製(修治) 最も簡単な方法で、準備段階とも言う。薬用部分を選別し・雑質を除去し・適当な大きさに整え、次の過程に便利にする段階である。
2、水製 水或いは他の液体で処理する方法で、薬材を清潔にしたり・柔らかくして切片をし易くしたり・薬性を調整するのが主な目的である。
3、火製 最も広く応用される炮製法で、直接・間接に火熱を加え、薬物を処理する方法である。炒(しょう)、炙(しゃ)、煅(たん)、煨(わい)という方法がある。
4、水火共製 水と火、或いはさらに補助物を加え、総合的な炮製方法である。
5、其の他 発芽、発酵、製霜、部分法製法という方法がある。
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by jbucm | 2015-06-15 09:30 | 中医学 | Comments(0)

2015年春国際中医薬膳師及び国際薬膳調理師試験結果のお知らせ

大変お待たせしておりますが、この度、中華中医薬学会より今年4月に行われました「国際中医薬膳師」及び「国際薬膳調理師」能力認定試験の結果についての連絡がありましたので、下記にご報告致します。

今回、62名申込み者の中、59名(再試験者を含む)の方が試験に参加者され、57名が合格されました(合格率は96.6%です)。合格者の受験番号をお知らせ致しますので、どうぞ、ご確認下さい。

ICMD-J15-001、ICMD-J15-002、ICMD-J15-003、ICMD-J15-004、ICMD-J15-005、
ICMD-J15-006、ICMD-J15-007、ICMD-J15-009、ICMD-J15-010、ICMD-J15-013、
ICMD-J15-014、ICMD-J15-015、ICMD-J15-016、ICMD-J15-017、ICMD-J15-018、
ICMD-J15-019、ICMD-J15-020、ICMD-J15-021、ICMD-J15-022、ICMD-J15-024、
ICMD-J15-025、ICMD-J15-026、ICMD-J15-027、ICMD-J15-028、ICMD-J15-029、
ICMD-J15-030、ICMD-J15-031、ICMD-J15-032、ICMD-J15-033、ICMD-J15-034、
ICMD-J15-035、ICMD-J15-036、ICMD-J15-037、ICMD-J15-038、ICMD-J15-039、
ICMD-J15-040、ICMD-J15-041、ICMD-J15-042
ICMD-J15-C01、ICMD-J15-C02、ICMD-J15-C03、ICMD-J15-C04、ICMD-J15-C05、
ICMD-J15-C06、ICMD-J15-C07、ICMD-J15-C08、ICMD-J15-C09、ICMD-J15-C10、
ICMD-J15-C11、ICMD-J15-C12、ICMD-J15-C13、ICMD-J15-C14、ICMD-J15-C15、
ICMD-J15-C16、ICMD-J15-C17、ICMD-J15-C18、ICMD-J15-C19

合格された皆様、本当におめでとうございます。なお、今回合格できなかった方は、是非もう一度チャレンジして下さい(合格された科目の成績は二年以内有効です)。

 合格証書及び成績表はまだ届いてませんので、届きましたら、即ち皆様のお手元へお届け致します。

(日本校 事務局)
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by jbucm | 2015-06-11 10:30 | Comments(2)

《雷公炮炙論》


こんにちは、周です。今回はf0138875_12275244.jpg《雷公炮炙論》です。

中薬の製剤過程で、各種薬材の雑質を取り除き、有効成分の抽出に有利となるように、或いはその毒性を軽減したりするなどの目的で、加工や調整することを「炮製」と称します。その炮製の歴史は長く、《霊枢》や《金匱要略》の中で紹介されています。《雷公炮炙論》は、これらの書籍を基礎とし、その内容を総括して、改めて中薬の伝統炮製の理論書・解説書として、纏められたものであります。

《雷公炮炙論》は、《炮炙論》とも言います。著者は書名にある雷公であり、姓は雷、名を斅と称します。《本草図経》には、雷公が隋代の人であると記していますが、一般には南北朝から宋代の人とされています。参考・執筆・資料の整理・編集に参画や協力したものは、乾寧先生(晏封)・胡洽(胡道洽)でした。

《炮炙論》は、薬物の性味・煮熬(煮ると熬る)・炮炙(火に炮る)・修治(毒性除去などの前処理)などの理論や方法に関する専門書であり、全三巻で、掲載薬物は三百種にも及びます。原書は既に散逸しましたが、その内容の大部分が、以後の各種の本草関係書に分散され・採録されて残っています。例えば、宋代の唐慎微による《経史証類備急本草》、明代の李時珍による《本草綱目》。

明代の李中梓は、《炮炙論》の再編・輯録を試みしましたが、この輯録本には誤り・欠落などの不備が少なくありません。近代に至り、1932年に張冀力が、この古医書の復元を企画して輯録本を、上・中・下三品別に分類し、全三巻に纏めて出版しました。

雷公の《炮炙論》の影響力は幅広く、彼は同書によって、中国製剤学の始祖としての地位を確立しました。

次回は炮製法を紹介します。
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by jbucm | 2015-06-08 09:30 | 中医学 | Comments(0)

「単味」良方の紹介です。その17 

こんにちは、周です。「単味」良方の紹介です。その17 

咳嗽

陳酢(長く貯蔵した酢)
陳酢500g 氷砂糖(つき砕く)250g 上記ものを混ぜて飲服する。毎回1~2匙、毎日3~5回。朝昼晩三食の調味料としてもよい。


梨1個 氷砂糖適量 梨はキレイに洗い(皮も使う)、芯を切り取って捨てる。氷砂糖と水を加え炖する。この方は咳嗽音啞(咳が出て、声がかすれる)、咽喉乾痛(乾燥して痛い)に最適である。

大根
①大根適量 砂糖10g 大根の皮を剥き、おろした汁(約30cc)に砂糖を混ぜる。毎日朝晩1回服、連続3日間服用する。この方は咳嗽音啞・胸悶胃脹・食欲不振に有効する。
②大根・乾姜・梨各適量 上記ものを煎じて服用する。
③大根1本 白胡椒5粒 生姜5g 陳皮10g 上記ものを煎じて服用する。

豆乳
豆乳200cc 玉子1個 砂糖適量  上記ものを混ぜて服用する。この方は止咳・補血作用がある。

豆腐
豆腐1丁 植物油50g 食酢50g 葱・塩少々 熱した油に葱・塩を加える、豆腐にその油を注ぐ。ヘラで豆腐をつぶし・炒める。酢を加えて、豆腐に浸み込むまで炒める。温かいうち食べる。おかずとしてもよい。就寝前食べてもよい。
南瓜の藤汁
秋季、南瓜を収穫する際(南瓜を実らない)、根部から約65cmの処、南瓜の藤を切り取る。切り取った藤茎を瓶に挿す。一晩置かせて、翌朝に藤汁を回収する。藤汁を蒸して飲む。毎回30~50cc、毎日2回。糸瓜(へちま)・冬瓜の藤汁を混入してもよい。この方は、清肺熱作用がある。

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by jbucm | 2015-06-04 10:30 | 中国の薬膳 | Comments(0)

中医薬の国際的発展及び国際試験に関する懇談会(東京)

  世界中医薬学会連合会の陳立新副秘書長と同会にある国際試験センターの鄭躍先主任が来日され、5月30日(土)の午後、「中医薬の国際的発展及び国際試験」をテーマとする懇談会を主催されました。日本校の植松理事長、教務担当の李宏はこの懇談会に参加しました。
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  陳立新副秘書長はまず中医薬が世界での発展現状及び、世界中医薬学会連合会が実施している戦略などを詳しく紹介されました。各国或は地方の政府の協力と推進の元で、中医学が代表となる伝統医学の教育、診療及び科学研究などは世界中に普及しつつあり、鍼灸や中医推拿などは勿論ですが、中医薬の診療も少しずつ認められ、現在は18ヶ国(地域)に一部の病証が医療保険に適用されるようになっております。そのため、中医学の知識を求める医療関係者や一般の民衆が増えています。現在WHOにもサポートして頂き、60以上の国に渡って200以上の団体が入っている世界中医薬連合会では、中医学を普及することや中医学の各分野を標準化する(基準を定める)という重大な責任を負っています。国際中医師試験などもその一環となっております。その後、国際試験の審査や標準化などについても説明して下さいました。
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最後に、懇談会に参加した皆さんは各自(団体)の中医薬教育現状や世界中医薬学会連合会への要望などを述べました。とても親切で穏やかな雰囲気である懇談会でした。
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(李)
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by jbucm | 2015-06-01 10:46 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)