国立北京中医薬大学日本校が運営するブログです

by jbucm
こんにちは、先週土日(8月6日・7日)夏季講習会(その2)を行われました。内容は体外受精治療不妊症の中医薬補助療法(担当:韓先生)と解剖学(担当:李 紅岩先生)です。

韓先生は現代医学(西洋医学)と中医学理論を結合し、中医学の角度から、分かり易く解説を頂きました。
1、妊娠の生理・病理に対する中医学の論述
2、中医薬を用いてIVF-ET(体外受精-胚胎移植)の薬理研究
3、中医薬補助治療
4、症例(4つ病案)を取り上げて説明

李先生は以下の内容を講義しました。
一、解剖学の概論
二、解剖学の用語
三、組織と細胞
四、動脉・静脈の分布
五、骨格系
六、関節と靱帯
七、筋系
八、神経系

北京中医薬大学日本校お盆休みは下記通りです。

 8月11日(木)〜8月18日(木)は連休とさせていただきます。

 8月19日(金)からは、通常通りの業務を始めさせて頂きます。ブログは8月21日(月)から再開いたします。

 いつも北京中医薬大学日本校のブログ記事を読んで頂き、ありがとうございます。

 皆様、楽しい連休でありますように。
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# by jbucm | 2016-08-08 09:30 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)

夏期講習 その1

こんにちは、先週の土日(7月30日・31日)夏季講習会(その1)を行われました、今回はその内容を紹介します。

テーマ①:気功美容養生篇
担当:宋 海君先生

主要な内容は以下です。
第一部分 食療美容養生篇
1.食物類:薏仁米(薏苡仁)、大豆、胡麻、山薬、白木耳。
2.動物類:豚の皮、豚足、牛筋、烏骨鶏、鯉、太刀魚、亀の肉、なまこ。
3.野菜類:セロリ、白菜、藕(蓮の根)、大根、トマト、糸瓜(へちま)、
冬瓜、キュウリ、苦瓜、しいたけ。
4.その他:蜂蜜、ごま油、黄酒、生姜、枸杞子、杏仁、大棗、銀杏、蓮子、
      龍眼肉、紅玫瑰花、菊花、豆豉、赤小豆、百合、真珠の粉。
5.美容料理:
銀耳粥
蜂蜜銀耳
枸杞銀耳火腿(ハーム)粥
山薬粥
薏仁米粥
山薬と藕の千切り炒め
双耳(白、黒木耳)とほうれん草の炒め
百合と白菜の炒め
薏仁米と冬瓜の煮込み
赤小豆と南瓜の煮込み
陳皮と黒豆の煮込み
大棗と黒豆の煮込み
蓮の葉と蓮子の粥
玫瑰大棗粥
真珠大棗粥 

第二部分 功法篇
第一 明眼功
明眼功は、肝経の気血を調整し、疏肝明目の作用があります。目の養生や、近視、遠視、乱視、老眼、目の炎症(充血、腫れ、痛み)などの予防と治療に用いられます。
1.左右視、円視(遠法)
2.左右視、円視(近法)
第二 鼻功
鼻功は宣通鼻竅(鼻を疏通する)の作用があります。感冒、鼻淵(副鼻腔炎)、過敏性鼻炎などの予防と治療効果があります。
1.九節仏風呼吸法
2.迎香穴点穴按摩法
3.洗鼻法
第三 歯功
歯功は固歯防齲(歯を固め、虫歯を予防)の作用があります。虫歯、歯の痛みなどの予防と治療効果があります。
1.叩歯法
2.歯部按摩法
第四 舌功・口元美容法
舌功は、舌部の機能を強め、口腔の乾燥症(ドライマウス)、口腔炎、口腔癌などの予防作用があります。なお、口周りの皺を減少し、美容効果もあります。
第五 耳功
耳功は、耳部の養生及び機能改善の方法で、通経開竅し、耳部の代謝が良くなる作用があり、耳鳴り、耳聾などの病症を予防と治療ができます。
1.耳門穴、聴宮穴、聴会穴の按摩:
2.耳部の按摩:
3.鳴耳撃鼓法:
第六 小顔美容法
顔の浮腫みを解消することで、小顔になる美容方法です。顎関節症の予防と治療もできます。
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テーマ②:夏・長夏の薬膳料理・薬膳に使える中薬

午前(10~12時)は鳳寛子先生より、「夏・長夏の薬膳」を講義して頂きました。
午後は、よく雑誌やテレビ番組で目にかかります、村岡奈弥先生が、夏・梅雨の薬膳料理方法を解説しながら、演じて下さいました。最後に、田中康子先生からの「夏の薬茶」-緑茶・緑豆茶・荷葉茶・南蛮茶(トウモロコシのヒゲ茶)・冬瓜皮茶・祛暑茶・五味子茶の作り方や効用の講義を聞きながら、苦丁茶を試飲しました。

少し疲れたかな~と思いますが、5時間で、豊富な内容で、しかも普段の講義で、できない内容でした。帰りの時、皆さんが連日の暑さは、何処かに飛んで行った顔でした。

いつもご協力下さいました、日本中医食養学会の先生方やスタッフの皆様、大変お疲れ様でした。本当に有難うございました。
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# by jbucm | 2016-08-01 09:30 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)

学校紹介記事

昨日、朝日新聞に薬膳に関する記事がありました。下記はその内容です:
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こちらに関してお問い合わせがたくさんありましたので、当校のご見学や体験入学などについて案内致します。当校の講義時間は下記の通りです、ご興味のある方は、ぜひご見学や体験入学をしてみて下さい。

中医薬膳専科、医学気功整体専科:土曜日13:00~16:30  日曜日10:00~16:00

中医中薬専攻科:土曜日17:00~20:00 日曜日10:00~16:00

7月30、31日及び8月を除き、ご見学及び体験入学ができます。

 なお、今年の10月生の募集説明会は今週土曜日(7月23日)の14:00から行いますので、ご都合が良ければ、ぜひご出席ください。

 当校では、ご希望をされる方に学校案内等の資料をお送りしております。 学校案内をご希望される場合は、ご住所・お電話番号等をお電話またはFAX、E-mailなどでお知らせ下さい。

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   国立北京中医薬大学日本校
 〒113-0033 東京都文京区本郷1-8-2
Tel:03-3818-8531 Fax:03-3818-8532
   URL:http://www.jbucm.com
    E-mail:info@jbucm.com
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# by jbucm | 2016-07-19 11:00 | Comments(0)

孫思邈医心虫病

こんにちは、周です。医家・孫思邈逸話を紹介します。

第三話: 孫思邈医心虫病
唐太宗が高麗(朝鮮)を征服したときのできことです。
ある日、連続の行軍や地形(河川がなくの山岳地帯)・天候不良も加え、将士(将校と兵士)と馬は脱水症状に陥った状態です。夜明け前に、一行は山谷に入り、大きい水坑(水たまる)が突然目の前にありました!将士が言葉で表せないほど大喜びー命の水だ!!万歳!!水坑の水を汲んで豪飲(痛飲)しました。もちろん唐太宗も飲みました。皆は大満足!
豪飲した後、その水坑の傍に一休みして夜明けしました。あぁ……不好(やばい)、一坑汚水だ!!!よく見ると、水の中に小さい虫が沢山遊動しています。唐太宗は「この水を飲んちゃんダメだ、病気になる」と思ったが、口には言わなく(将士ら皆飲んだから)、将士達を率いてその地を去りました。

その後, 唐太宗は高麗(朝鮮)を征服して班師回朝(軍を引き返す、凱旋する)。宮殿で食って寝ての毎日です。「無事生非」(諺である。暇で理由もないのに、わざわざ悶着を起こす)ー美味しい山珍海味(山の幸・海の幸)を食べながら、高麗の水坑にいた小さい虫を浮かんで食欲がなくなり、私もその水を飲んだから、もしかして腹に虫がいる、と頭の中にずっと思いました。
この様子で暫くすると、食べ物・飲み物を見ると満腹疑心(頭が疑念でいっぱいである、虫虫虫…)飲食できなくなり、本当に病気になりました。
皇帝を診察した太医(皇族に専属する医者)はこう言いました:陛下、あなたは病気がなく、とっても健康です。
太宗は叱りました:真乃庸医也(庸医=やぶ医者)。
何人かの太医も診察しましたが、前回同様に怒鳴れて寝宮(宮殿)を追い出されました。

その後、唐太宗は太医の診察を一切拒否し、「病」が益々悪化して行きました。仕方がなく、大臣は田舎名医・孫思邈を呼び寄せしました。
孫思邈は唐太宗を診察した後、少々沈思してこう言いました:そうです、間違いなく小さい虫が陛下のお腹に居ますね。退治しなければなりません。私は薬丸を作って差し上げますので、薬丸を飲んだら虫が殺せます。
宮殿を出た後、孫思邈は早速薬丸を作りましたー10個蝋丸(ろうで作った丸剤、蝋丸の中に蝋制の細長い虫を包む)。再び宮殿に入ります。蝋丸を手にして、用法用量を唐太宗に説明します:毎日1個を飲んで下さい、害虫を死んだか(殺した)を確認したいので、万歳(=皇帝)が排出した大便を捨てないで下さい、私は(大便を)見ます。
唐太宗は言われ通り10日間で蝋丸を全部飲みました。11日目の朝、孫思邈が唐太宗の目の前で(唐太宗の)大便を水で流して、露出してきた蝋丸を割って虫(蝋制の虫が飛び出しました。
唐太宗は驚喜しました:そうだそうだ、この虫たちは私を苦しめました!!愛卿真是妙手回春(妙手回春=すぐれた医術で病気がたちまち治る、医者をほめる言葉)。

孫思邈をねぎらうため、宴席を設けて招待しました。孫思邈に朝廷の官位を勧めましたが断れて、翌日離朝還郷(孫思邈は朝廷を後にして故郷に帰りました)。
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# by jbucm | 2016-07-18 09:30 | 中医学 | Comments(0)
素問・至真要大論篇第七十四(選び出す)①

篇名について

「至」とは「極めて」の意味である。「真」とは「精微」、広くて深いという意味である。「要」とは重要、綱要の意味である。『素問呉注・巻二十二』ではこう言っている、「道無尚謂之至、理無妄謂之真、提其綱謂之要(道にその続きがなければ至と謂う、理に妄りがなければ真と謂う、其の綱を分てれば要と謂う)」。

本篇は主に五運六気の関する概念及び六気の変化で引き起こす疾病の病機、証候、診断、治法などを討論した。これらの理論は極めて精深で重要であるため、『至真要大論篇』と名付けた。『素問直解・巻八』に「この篇は六気司天、六気在泉、正化あり、勝復(運気用語、勝気と復気の関係、または勝復を応用した治則)あり、標本寒熱あり、調治逆従あり、五味の陰陽・制方と奇遇は、謹奉天道で、人体に合わせる。故に『至真要大論』と云う」とある。

本篇の主な内容:

1、六気司天在泉、主勝と客勝、勝気と復気の規律及びそれが万物に対する影響、病気となった場合の証候と治療大法。

2、標本中気の治療法則及びその重要性。

3、五臓の六気が主病の病機理論――即ち、病機十九条。

4、正治法と反治法の概念。

5、南政・北政と六気変化が脈象に対する影響及び診断意義。

6、五味の属性、作用とその各帰所喜の一般的規律、及び方を組む関連する原則。

7、疾病と「三虚」の関係。六気の変化によって辨証論治する。

(李)
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# by jbucm | 2016-07-11 11:30 | 中医学 | Comments(0)

孫思邈的≪養生銘≫

こんにちは、周です。医家・孫思邈逸話を紹介します。

第二話: 孫思邈的≪養生銘≫
陜西省耀県孫家源は孫思邈の故郷であります。当地の薬王廟の前に石碑が建てられています、石碑に孫思邈が著した≪養生銘≫を刻まれています。以下はその全文です。
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↑ 石碑(写真)の左側に≪養生銘≫があります。

怒甚偏傷気、思多太損神
神疲心易疫、気弱病来侵
勿使悲歓極、当令飲食均
再三防夜酔、第一戒晨嗔
亥寝鳴天鼓、寅興漱玉津
妖邪難侵犯、精気自全身
若要無諸病、常当節五辛
安神宜悦楽、惜気保和純
寿夭休論命、修行在本人
倘能遵此理、平地可朝真

孫思邈は道教の信者で、人の「精・気・神」を重んじて「三宝」と見なします、だから篇の始めに精神と情志から論述します。次は飲食の面も要注意と告げて、特に夜間に大吃大喝(派手に飲み食いする)を防止しなければならない、と提起します。「節五辛」とは、五味の偏傷をしないように、どの意味です。「漱玉津」は、朝に目覚めたら、舌で上下腭を舐め、口に津液を溜めたら嚥下する、どの意味です。
孫思邈は養生有道(養生の方法・徳行)があって、百歳も身強体健(体が健康・丈夫であります)で、「百齢名医」と称されます。中高年の人々は、いまもう一度≪養生銘≫を復習し、養生のためにもなります。
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# by jbucm | 2016-07-04 09:30 | 中医学 | Comments(0)
霊枢・賊風第五十八⑤

【説明】本段は情志致病及び祝由治病に関する論述である。

故邪が体内に稽留していれば、たとえ軽い情志の波動があっても、体内の気血の逆乱が発生し、疾病を引き起こす可能性がある。これは、人体の正気が発病に重要なポジションを占めることを強調している。

疾病の発生は神によるものではなく、故邪と新邪が遭い「両気相搏」によるものである。『素問・五蔵別論』にも「拘于鬼神者、不可与言至徳」があり、『内経』の素朴な唯物主義の疾病観を反映し、当時に流行していた「唯神論」を論難した。

なお、「祝由」で一部の疾病を治療できる理由を述べた。まず、「祝由」の施術者は患者発病の原因を把握している、所謂「先知其病之所従生(病の発生する処を先に知る)」;あとは、五行の相制の規律を把握しているからである、所謂「知百病之勝(百病を勝つことを知る)」。故に、彼らは、患者の苦痛を知り、適当な精神的諭し導き(カウンセリングに相当する)して、病情を減軽或いは治すことができる。原文にある「二知」(知百病之勝、先知其病之所從生)とは、一部の疾病に対する「祝由」の方法で治療する理論根拠でもあれば、すべての医者にとって疾病を正確に治療するキーワードでもある。『素問・至真要大論』に「必伏其所主、而先知其所因」がある。また、『素問・移精変気論』にも「祝由」に関する記載がある。『内経』の中、治病の制勝之法では、五志相勝法のほか、五味相勝法や暗示療法など多種あり、これらは、中医治療学の需要な組成部分である。上記のほかに、『素問・陰陽応象大論』、『霊枢・師伝』など、関連する章節を合わせて勉強することはお勧めです。

本篇の主な内容は、①寒痺の病因病機と「因加而発」の意味及びその機理、②故邪を持つ上に情志素因が加えられた時の病理及び病変の特徴、③「祝由」が一部の疾病を治療できるとその道理などである。

では、『霊枢・賊風』の勉強はこれで終わりにします。次回からは、『素問・至真要大論』の一部を勉強しましょう。


(李)
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# by jbucm | 2016-06-27 10:53 | 中医学 | Comments(0)