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by jbucm

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体質養生①


こんにちは、周です。今回は体質養生①を紹介します。

体質養生とは中医理論に基づいて、異なる体質に相応する養生方法と措置をとって体質の偏向を正して(体質改善)防病延年(疾病を予防して長寿する)という目的を達成することを指します。
(注:体質は遺伝的な素因と環境要因との相互作用によって形成され、個々人の総合的な性質である)

第1節:体質学説と養生
古くから体質を研究されてきました。ここでは中医学の角度からの論述を紹介します。≪内経≫は中医体質学説の理論根拠であります。≪内経≫は(体質)個人差を注目し、人の体質を分類しました、≪霊枢・陰陽二十五人篇・通天篇≫に2種類体質の分類法を提起しました。また、≪素問・異法方宜論≫に東・南・西・北・中という「五方」は地域・環境・気候や住民の生活習慣によって異なった体質を形成され、異なった病症も罹り易く、だから治法は違うと指摘します。後世の医家は≪内経≫の体質学説基礎理論をベースにして更に展開します。例えば朱丹渓の≪格致余論≫に「凡人之形、長不及短、大不及小、肥不及痩、人之色、白不及黒、嫩不及蒼、薄不及厚。而況肥人多湿、痩人多火。白者肺気虚、黒者多腎不足。形色既殊、臓腑亦異、外証雖同、治法迵別也。」と述べています。葉天士は体質と発病どの関係を研究し、≪外感温病篇≫に「吾呉湿邪害人最広、如面色白者、須要顧其陽気……面色蒼者、須要顧其津液……」(治法には体質に気を配らなければならない)と強調しています。呉徳漢の≪医理輯要・錦嚢覚後篇≫に「要知易風為病者、表気素虚。易寒為病者、陽気素弱。易熱為病者、陰気素衰。易傷食者、脾胃必虧、易労傷者、中気必損。」と言っています。これらは不良体質が発病内因であり、体質はある致病要因(病気に罹り易いかどうか)を決定するであることを説明しています。これは因人摂生(人によって摂生する)という重要な理論根拠となっています。

体質は固定不変ではなく、外界環境や発育条件と生活条件の影響を受けて変化すると認識されています。不良体質に対して、周囲環境の変化・労働と生活条件の改善・飲食栄養及び身体鍛えを増強する等々、積極的な養生措置を通じて(疾病)抵抗力を高め、偏っている体質を正して、防病延年の目的を達成させます。
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by jbucm | 2017-05-15 09:30 | 中医養生 | Comments(0)

素問・至真要大論篇第七十四(選び出す)⑦ 
 

【原文】帝曰:幽明何如?岐伯曰:兩陰交尽故曰幽、兩陽合明故曰明、幽明之配、寒暑之異也①。帝曰:分至何如?岐伯曰:気至之謂至、気分之謂分、至則気同、分則気異、所謂天地之正紀也②。

帝曰夫子言春秋気始于前、冬夏気始于後、余已知之矣然六気往復、主歳不常也、其補瀉奈何③?岐伯曰:上下所主、隨其攸利、正其味、則其要也、左右同法④。『大要』曰:少陽之主、先甘後咸;陽明之主、先辛後酸;太陽之主、先咸後苦;厥陰之主、先酸後辛;少陰之主、先甘後咸;太陰之主、先苦後甘。佐以所利、資以所生、是謂得気⑤。

【注釈】①兩陰交尽故曰幽、兩陽合明故曰明、幽明之配、寒暑之異也:太陰と少陰が交わし尽きる時を「幽」と言い、太陽と陽明の合う時を「明」と言う。幽と明を陰陽に合わせて、寒と暑の分かれになる。

つまり、幽は陰の極りで明は陽の極りである。「寒往則暑来、暑往則寒来」、四時の往来を総じて陰陽寒暑に分けることである。

至則気同、分則気異、所謂天地之正紀也:至(夏至と冬至を指す)の気は同じ、分(春分と秋分を指す)の気は異なる、(この二至と二分は)いわゆる、天地の正常な気化紀時の綱領である。

  「」とは極まりの意味があり、夏至(陽)と冬至(陰)の気候はそれぞれの季節(夏季と冬季)と同じ気であるから、「至則気同」という。春分の気候は寒から温に転じ、陰から陽に変わる;秋分の気候は熱から涼に転じ、陽から陰に変わるから「分則気異」という。

夫子言春秋気始于前、冬夏気始于後、余已知之矣。然六気往復、主歳不常也、其補瀉奈何:先生は、春秋の気が前に始まり、冬夏の気が後で始まることは、私は知っている。然し、六気の往復運動や、主歳の時は固定してないから、その補瀉はどうなる?

上下所主、隨其攸利、正其味、則其要也、左右同法:司天と在泉の気が主る時間によって、その適宜に従い、薬味の正確に選択することは治療の法則である。左右の気の治法も同じです。上下」は司天と在泉の気を指す。「攸利」は適宜という意味である。

『大要』曰:少陽之主、先甘後咸;陽明之主、先辛後酸;太陽之主、先咸後苦;厥陰之主、先酸後辛;少陰之主、先甘後咸;太陰之主、先苦後甘。佐以所利、資以所生、是謂得気:『大要』は曰く:少陽の主歳に、先に甘で瀉し、その後咸で補す;陽明の主歳に、先に辛で瀉し、その後酸で補す;太陽の主歳に、先に咸で瀉し、その後苦で補す;厥陰の主歳に、先に酸で瀉し、その後辛で補す;少陰の主歳に、先に甘で瀉し、その後咸で補す;太陰の主歳に、先に苦で瀉し、その後甘で補す。適宜な薬物を補佐し、その生化の源を助けることは、「得気」(六気による致病を治療する規則を把握できた)と言える。

【説明】本節は主に六気の補瀉原則と方法を説明している(注釈の④⑤)。六気の盛衰が人体を影響し、五臓に発病させる。本節が説明している六気の補瀉原則と方法は、五臓に発生するほかの病気の治療にも適宜する。例えば、厥陰の主では、風木が時令の気を主る。風気は中に肝気に通じるから、故に気が有余(余る)。この場合は酸味を用いて収斂させ、(勝気の)肝気を瀉する。気不足の場合は、肝の昇発が不及になるので、辛味を用いて肝気の生発を補助する。

(李)


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by jbucm | 2017-05-08 14:07 | 中医学 | Comments(0)

ラブレター

こんにちは、周です。今回は薬名で書いた情書(ラブレター)の話です。

明代の文学者・劇作家である馮夢龍(1574~1646年)は、字が犹龍と言い、出身は呉県長州(今の江蘇省蘇州市)であります。当時の士大夫(官僚層、官職にない読書人を含む)の家庭に生まれ、兄弟三人(夢桂、夢龍、夢熊)は「呉下三傑」と呼ばれます。
馮夢龍が著した・世の中に知られている≪喩世明言≫、≪警世明言≫、≪醒世明言≫の以外に≪桂枝児≫、≪山歌≫という時調(民謡)集も書きました、その中に中薬名を用いてラブレターを書きました。

そのラブレターを紹介します。
你説我、負了心、無凭枳実、激得我蹬穿了地骨皮、愿対威霊仙発下盟誓。細辛将奴想、厚朴你自知、莫把我情書当作破胡紙。想人参最是離別恨、只為甘草口甜甜的哄到如今、黄連心苦苦嚅為伊耽悶、白芷児書不尽離情字、囑咐使君子、切莫做負恩人。你果是半夏当帰也、我情愿対着天南星徹夜的等。

ラブレターに14種の中薬名があります。皆さんも探してみてください。
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by jbucm | 2017-04-24 09:30 | 中医学 | Comments(0)
こんにちは、三が月ぶりに黄帝内経の筆記を更新いたしました。こちらを読む前に、前回、12月19日の内容を復習しましょう。

素問・至真要大論篇第七十四(選び出す)⑥

【説明】一、本段は、勝気と復気の変化の原因及び規律について、「夫気之生、与其化衰盛異也」と述べている。時令が至らずに気が至る、或は時令が至っているのに気が至らず、勝気と復気が発生する。一般的に勝気が先で復気が後で発生する。勝気は復気の原因で、復気が勝気の結果である。勝気が盛んであれば復気も盛んになる;勝気が虚弱であれば復気も衰弱であり、勝気が緩和であれば復気も緩和である。これは天地変化の規律である。また、原文に「寒暑温涼盛衰之用、其在四維」と説明している。故に、慎重に四維の変化を察知すれば、勝復の発生も推測できる。

なお、より全面的に勝気と復気の概念や、発生の規律、及びそれによる発病の変化と勝復を応用した治則などを把握するには、本篇の上文及び『素問・気交変大論』などを参照して勉強したほうが良いでしょう。

二、本節は、脈象は四時の気候変化に応じるべき、応じないのは病脈になると説明してある。人は自然界と統一している整体であり、自然界の四時気候の変化は、万物の生・長・化・収・蔵に関わるだけではなく、人体臓腑の盛衰にも影響を与える。人体気血の運行は脈象で反映する。そのため、四時脈象の変化は疾病の診断に繋がる。たとえば、秋の脈に澀であるが数象がなければ、気化不利であり「四塞」に属す;秋の脈に数象がで過ぎるとなると、気候の交通がなり過ぎ、これも「非時の脈」である;四時の脈象が乱れる場合は、乗侮現象が発生し、気脈が乱れる;季節が過ぎてもその脈象が二度と至るのは、その母気が強すぎる兆候である;季節がまだ過ぎてないが、その主脈が先に消えるのは、本気が不足し、来る気(次の季節の気)があり過ぎることである;季節が過ぎてもその脈象がまだ去らないのは本気が有余で、来る気(次の季節の気)が不足していることである。上記のいずれも病脈である。

(李)


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by jbucm | 2017-03-21 11:56 | 中医学 | Comments(0)

梨膏糖

こんにちは、周です。今回は梨膏糖の話です。 

初唐の政治家・魏徴(580~643年)は親孝行な人だそうです。彼の母親は長年に咳嗽気喘(病)を患って、あちらこちらで診療を受けましたが、効果はなかったです。彼は母親の病情を凄く心配していました。魏徴の母親が病気であることを知っている唐太宗(皇帝)・李世民は、御医(侍医)の往診に行かせました。御医は細かくの望・聞・問・切診をした後、川貝・杏仁・陳皮・半夏など中薬(生薬)処方しました。老夫人は少し変わり者で、煎じ薬を一口飲んだら、「苦」と言いながら全然飲まないです。周囲の人は長いこと説得しましたが、老夫人はどうしても言うことを聞かないです。息子の魏徴もどうしょうもなく、慰めるほかないです。

翌日、老夫人は魏徴を前に呼んできて、梨を食べたいと言いました。魏徴は、すぐ老夫人の世話する人を買いに行かせました、買ってきた梨の皮を剥き、食べやすいサイズに切り、老夫人に食べてもらうとしました。だが、高齢の老夫人は歯がほとんど抜け落ちていて、梨も一切りだけ食べたら食べません。これは又も魏徴に困らせています。

梨を煮て加糖して梨汁を飲ませたら、いいかもしれませんと魏徴はそう思いました。老夫人は一口加糖した梨汁を飲んだ後、好喝!好喝!(美味しい)と言いながら、飲み干しました。薬効と美味しさを増すため、梨汁に処方された中薬の煎じ液・増量した砂糖を入れて一緒に煎じました。連日の疲れで薬を煎じる最中に魏徴がウトウトして寝てしまいました、起きて蓋を開けたら吃驚しましたー糖塊(砂糖の塊り)となっていました!!その糖塊を試して食べたら美味しい!香ばしくて甘い、これは行けると思いました。魏徴は母親に糖塊を食べさせました。老夫人が喜んで食べました。半月糖塊を食べ続きました、すると食事も美味しく感じて食べ、咳嗽気喘も治りました。

魏徴は中薬と梨の煎じ汁(糖塊)で母親の病を治った、という事があっという間に広げて行きました。以後、中医師(医者)もこの治療法を用いて良い効果が得られました。梨膏糖と呼ばれます。
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by jbucm | 2017-02-27 09:30 | 中医学 | Comments(0)

2017年度の試験範囲はまだ来てないので、とりあえず昨年度のものを載せます)


No.1 証候名、慣れた名称の外感風熱証にしても大丈夫ですか?治法は辛涼解表だけではなく、清熱を入れるために辛涼透表清熱解毒とする必要はありませんか?

Ans証候名は、外感風熱証でもOKです治法ですが、この症例の場合は辛涼解表だけで充分です。清熱解毒法は、裏熱毒証の治療法です。


No.2 処方で蒼朮と厚朴(燥湿化痰薬)が入っていないのは、何か理由がありますか?

Ans蒼朮と厚朴は平胃散の中味で、湿阻中焦(湿邪が中焦に滞る)証に応用します。


No.3 証候名は風寒客表 水飲内停 でも大丈夫ですか?治法なのですが、止咳を入れるために解表化飲止咳平喘ではだめですか?

Ans証候名は寒飲伏肺(or風寒客表、水飲停肺)で表すほうが良いです。

寒飲停肺の場合は、止咳法を使ったら痰の排出に良くないので、化痰除飲法をします。痰飲は陰邪ですので、温化痰飲を治法とします。


No.5 証候名の心腎不足は、心腎不交のことですか?証候名を陰虚火旺にした場合は、治法に滋陰養血を入れるべきですか?

Ansそうですね、こちらの心腎不足は、「心腎不交」のことを指します(心煩不眠、腰がだるい、盗汗などの症状が出るから)。使用する方剤について、症例に陰虚火旺の症状(五心煩熱、口乾少津、舌紅、脈細数など)がなければ、天王補心丹がよいが、もし、このような症状があったら、治法に滋陰降火を加え、黄連阿膠湯か朱砂安神丸がよいでしょう。


No.6 証候名が、不眠の原因の一つである心肝血虚ではなく、肝血不足になったのは、血虚の症状がないからですか?

Ansまず、説明したいのは、この『練習問題』にありました病名と証型は試験センターが決めたもの(試験の範囲)です。なお、酸棗仁湯の適応症は肝血不足→血不養心血液が心を養えなくなる)とう証です。もちろん、多くのタイプの不眠は心に関わっています。次に、この症例の症状は明らかに肝血虚がメインです、なので、弁証は肝血不足でOKです。なお、肝血不足の証はほかの血虚の症状(例えば、頭暈、月経量少など)も見られます。


No.7 処方で桔梗を外した理由は?

Ans実は、臨床で血腑逐瘀湯を使って胸痺を治療する時は、桔梗を入れます。理由は、桔梗は「引経薬」の役目があり、他薬を胸中へ導く作用があるからです。しかし、一部の医者の考えでは、桔梗は血瘀の病機と治療に関係がないので、処方から外したのかも知れません。


No.8 証候名を外邪犯胃にすると、外邪が寒か熱かが不明なように思えますが、これでOKなのですね?治法を解表化湿理気和中と考えたのですが、間違っていますか?処方に厚朴、桔梗、茯苓、白朮を入れない理由は?

Ans外感風熱による嘔吐はあまり見られないので、寒邪だと思って頂くことは普通です。治法は解表化湿理気和中と考えたのはokです。

厚朴、茯苓、白朮は腹瀉に対し、桔梗は胸膈満悶に対する生薬で、この症例にこれらの症状は明らかに見られないので、外しても良いです。


No.11処方に枳壳を加味する理由は?

Ans枳殻は利気寛腸の作用を持ち、患者に裏急後重の症状があるので、木香・梹榔・枳殻を組み合わせると、行気作用を高め、裏急後重の症状に効果が良いです。

No.14 処方の炒曲とは何ですか?砂仁と白豆を加えて大棗を取る理由を教えてください。

Ans炒曲とは神麹を炒ったもので、消食の作用があり、食欲がない時に使うと良いものです。砂仁と白豆は湿阻中焦証対応します。大棗は少し滋膩(胃がもたれる)の副作用があり、湿濁内停証に良くないので外します。

No.15 処方に陳皮ではなく青皮、枳実ではなく枳壳にして、生姜と山梔子を加える意味を教えて下さい。

Ans陳皮に疏肝作用がないで、青皮はありますから、青皮を選びました。

原方にある枳殻より、枳実のほうが行気寛胸の作用が強いので使っても良いと思います。勿論、もし患者の体質が弱いなら、枳殻に変えたほうか良いです。

 吐き気があるので、生姜で止嘔のため使いました。

怒りっぽいので、舌苔が薄白でも肝火があると考えます、山梔子を使って清肝瀉火します。

No.16 処方に猪苓と沢瀉を入れる理由は?

Ans水腫、尿少の症状に対して、利尿消腫の効果を高めるため、猪苓と沢瀉を入れます。なお、便溏に対しても猪苓と沢瀉を入れて「利小便、実大便」の効果が得られます。

No.18 処方に黄連(清熱燥湿 瀉火解毒)と山梔子(瀉火除煩 清熱利湿 涼血解毒)が入っていますが、証候に「傷津」とあるのに大丈夫なのですか?

Ans患者の脈は有力で、胃熱が酷いということなので、黄連、山梔子で清熱瀉火します。滋陰の地黄、麦門冬が入っているので、傷津の心配は要りません。

大熱、壮熱、高熱の厳密な違いはありますか?

Ans壮熱は陽明経証、白虎湯証に現れる症状で、実証を代表します。

大熱は補中益気湯証に現れる症状で、多くの場合は虚証を代表します。

上の両方とも患者の自覚症状に属します。それに対して、高熱とは、体温計で測った温度を指します。

(李)




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by jbucm | 2017-02-21 13:26 | 質問の回答 | Comments(0)

(答えにあります教科書名中国語テキストです。

No.5 内傷咳嗽は「虚実夾雑」に属するのですか?

Ans一概には言えません。例えば「肝火犯肺」、「痰熱欝肺」の場合は実証が多く、「痰湿蘊肺」の場合は、脾虚が見られるのもあれば、脾虚がないのもあります。脾虚が見られる時だけは「虚実夾雑」に属します。なお、「肺陰虧虚」のタイプは虚証に属します。

No.29 選択肢Cは「全身のだるさ」という意味ですか?

Ans全身の筋肉が痠痛の意味です。営衛不和のため、腠理が疎らであり、汗が出る、汗が多く出るので悪風と全身の痠痛を感じます。

No.46 選択肢Bは、食積を意味していますか?

Ans選択肢Bの症状を、中医では「反胃」と言い、日本語の「もたれ」に似ています。

No.50 Aは胸部血瘀、Cは外傷による血瘀、Dは血瘀停滞、心腹激痛、Eは養血活血なので、Bを選ぶのですか?

Ansそうです。各種の逐瘀湯と活血剤の特徴及び使い分けについての質問です。

No.55 分利する、というのは清濁を分けるという意味ですか?

Ans「分利」とは利小便で下痢を止めることです。つまり、「利尿」のことで、腸にある多量な水液を膀胱へ分けるという意味です。

No.58 Dの痢下白凍とは?

Ans「白凍」とは、白いゼリーのようなもので、「痢疾」の特徴的な症状で、膿が便に出ることを指します。

No.75 寒湿型の黄疸とは、脾胃虚寒のことですか?

Ansいいえ。寒湿型の黄疸は脾胃の陽虚が先にあって、後から寒湿を感受して黄疸で発病するのもあれば、寒湿の邪気を先に感受し、脾の陽気を損傷して脾の運化機能が阻害され、黄疸になるのもあります。

No.77 ABの方剤は、方剤学の教科書に出ていないようなのですが、消去法で解答を選ぶのですか?教科書に出ていない方剤が問題や選択肢に見られますが、とこで調べればよいでしょうか?

Ansこれらの方剤は、『中医内科学』のテキストに出ています。例えば、No.77AP189の上から5行目、BP188の下から3行目に書いてあります。組成は内科学の最後の附録に収録しています。方剤学ほど詳しく紹介していませんが、大学の本科生として、これだけ分かれば十分です。

肝鬱気滞の聚証の方剤は、教科書P188では逍遥散となっていますが、2014415日の正誤表には木香順気散になっています。どちらが正しいのでしょうか?

Ans確かに、教科書では逍遙散となっています。臨床では、聚証には逍遙散より木香順気散のほうがよく使われるそうです。試験センターの答えに従いましょう。

No.84 潜陽は、標治なのですか?

Ansそうです。「陽亢」は「陰虚」によるものなので、本治の方法は滋陰」です。

No.122 方剤学の教科書には「托裏透膿湯」となっていますが、選択肢B「托裏消毒散」と同じなのでしょうか?

Ansいいえ、違います。『中医外科学』P392の左上に記載してあります。

No.126 乳癖って何ですか?   

Ans「乳腺症」(しこり)のことです。

No.131 精索とは?

Ans男性の生殖器官にあるもので、精管がこれに伴う血管、神経、リンパ管、筋と共に被膜に包まれた構造物です。

No145 妊娠病とは、胎動不安のことですか?

Ans婦人科で学びますが、妊娠に係わる病気を妊娠病と言い、胎動不安は妊娠病の一種です。

No.160 Cの臀核とは?  

Ans「臀核」とはリンパ節のことです。

No.161 斑疹、丘疹、結痂、膿疱の日本語を教えてください。疱疹はヘルペスのことですか?

Ans日本語での斑疹(はんしん)と丘疹(きゅうしん)はそのままです。結痂(けっか)とはかさぶたができること、名詞ではありません。膿疱(のうほう)とは化膿した水ぶくれのことを指します。なお、疱疹はヘルペスのことですが、こちらでは病名ではなく水疱という症状をいうのです。

No.168 清暑となる根拠は何ですか?

Ans設問の症状は典型的な「暑湿証」の感冒ですので、清暑が必要です。

No.186 設問の証は、脾胃気虚挟痰湿ですか? 脾胃気虚は当然、湿を含むので、挟痰湿は不要ですか?

Ansこの症例は、痰湿(胸悶・痰多・脈濡)が顕著ですので、内科では、「痰湿蘊肺」の咳嗽を診断しますが、方剤学の角度から見ると、脾胃気虚挟痰湿の証と考えるものです。

No.194 振寒壮熱を教えてください。

Ans振寒―寒気(さむけ)があって震えること。壮熱を発し、その熱の勢いが激しい高熱のことです。

No.210 方剤学の教科書202ページ、定丸の説明に「痰」とありますが、意味を教えてください。

Ans洗う・除去する・取り除く・一掃する。「痰」は、痰を一掃するとの意味です。

No.214.217 攻撑作痛、眩暈昏蒙の意味を教えてください。

Ans攻撑作痛―突っ張るように痛む、その痛みは脇に連なる。

眩暈昏蒙―眩暈(めまい)・目がくらむ。

No.224 噤口痢と痢疾の違いはありますか?

Ans噤口痢は、痢疾の一種です。下痢した後、脱水状態に陥る、口の周りの筋肉が痙攣を起こします。倉廩散を用いて治療します(『方剤学』P30)。

No.228 長期間の崩漏…ということは血虚があると思うのですが、潤腸丸(潤腸通便・活血去風)で大丈夫なのですか?

Ans現在最も苦痛を伴う主な症状は便秘です。ですから血証にも有効な潤腸丸を使います。

No.228230更衣丸、旋覆花湯も方剤の教科書に見当たらなかったので、組成、功用、主治を教えていただけませんか?

Ans更衣丸は『中医内科学』P171熱秘の方薬・P293の「178」、旋覆花湯はP180瘀血停着の方薬・P297331にあります。方剤学ほど詳しく紹介してない方剤について、大学の本科生として、その組成を了解するだけで十分です。

No.240 Eの肝腎陰虚の次の熟語と、No.244Eの熟語の意味を教えてください。

Ans240.Eは「肝陽化風」の意味です、教P205肝陽上亢の部分に記載があります。No.244.Eは「肝陽眩暈」の間違いです、訂正して下さい。

No.245No.250No.253No.285No.406 羚角釣藤湯は方剤学の教科書に出ていますが、羚羊角湯とは異なりますか? 羚羊角湯、石葦散、沈香散、大補元煎、丹逍遥散は出ていません。組成、功用、主治について、簡単に教えていただければ幸いです。

Ans羚角釣藤湯と羚羊角湯は別の方剤です。羚羊角湯は『中医内科学』P297332」・P210下より1行目、石葦散は『中医内科学』P29190」・P235石淋の方薬です。沈香散は『中医内科学』P293184」・P235気淋の方薬です。大補元煎は『中医婦科学』P67 腎虚型の方薬例、婦人科に使い、「補腎益気・補血調経の方剤です。この症例は、血虚のほうが顕著なので、血虚型の人参養栄湯もOKです。逍遥散は加味逍遥散のことです(『方剤学』P51附方参照)

No.247~248 これは水腫の風水相伝というものですか?   

Ansそうです、弁証は「風水氾濫」です。

No.260 六味地黄丸と左帰丸の使い分けがよく分かりません。正解はBとなっていますが、症状に遺精滑精や自汗盗汗がない、舌光でもないので、Aの六味地黄丸(腰膝酸軟、手足心熱、舌紅)の証のように思えます。疲労すると症状が悪化する…がポイントなのでしょうか?

Ans左帰丸の補腎陰の作用が六味地黄丸より強いので、真陰不足の場合は、左帰丸を使います。

No.274 食べた7時間後がポイント…ということは、消化吸収後という意味ですか?すると「接触性」の意味がよく理解できません。それとも消去法で選ぶべきですか?

Ans「接触性」はアレルギー性反応のことで、この症例のようにマンゴーと接触した後、発症するまでに潜伏期間があります。『中医外科学』P201診断の臨床表現参照してください。

No.288 証は中気下陥ですか? 挙元煎と補中益気湯の使い分けを教えてください。

Ans婦人科の病で、月経過多の気虚型です。『方剤学』P9596附方を参照してください。挙元煎は補中益気湯を簡潔にした当帰・熟地黄を取り除いたもの)です。当帰・熟地黄が使用できないときに挙元煎を用います。

No.428 選択肢Eは何ですか?

Ans(おうひ)は、重症の痺症のことです(『中医内科学』P267下から5行目)

No.435.436 これらの証を教えてください。

AnsNo.435は痿証(湿熱侵淫、『中医内科学』P273)です;No.436は痹証(風湿熱痺、『中医内科学』P267)です。

No.451452 とは、甲状腺腫大のことですか? 

Ansそうです(『中医外科学』P147をご参照下さい)

No.488 選択肢Dの最後の四字熟語の意味は?    

Ans透明・無臭です。

No.499.500 Bは耳の後ろの腫れ、Cはリンパの腫れ、Dはハシカで大丈夫ですか? AEは?

AnsBは全身のリンパ節の腫れがあり、特に耳の後ろのリンパ節の腫れが顕著です(『中医小兒科』P194診断要点3)Cは猩紅熱(しょうこうねつ)、咽喉の痛み・紅腫・糜爛・発疹が見られます(『中医小兒科』P225上から12行目)Dはハシカ、Aは水疱瘡(ミズボウソウ)です(『中医小兒科』P196)Eは幼児急疹(奶麻)です『中医小兒科』P191で確認して下さい。


(教務担当 李)


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by jbucm | 2017-02-14 14:05 | 質問の回答 | Comments(0)

2月13日に内容を補充しました。

(答えにあります「
『方剤学』中国語テキストの略称です。

No.8 選択肢のDEの意味を教えてください。

AnsD火鬱発之 → 体内にある鬱熱を発散することです。

   E寒薬熱服 →(清熱の)寒涼性の薬は温かくして飲むことです。

No.29 設問の精神不振とは、元気がないと理解しても大丈夫ですか? 涙があふれるというのは、何を意味していますか?

Ans「精神不振」は、元気がないと理解してもよいです。「目赤羞明、涙があふれる」というのは、目が赤く、光に当たると涙が出るということです。

No.30麻疹の原因は熱毒と考えるのですね?

Ans麻疹の病因は「時邪」の一種で、風熱の邪気に

属します。熱毒ではありません。

No.34教科書では散寒も益気もないのですが。

Ans全く同じ言語で表現ではないですが、この方剤は人が風寒湿を感受した場合に使う方剤です。選択(ABCDE)の中で、Eの「散湿気解表」は、最もふさわしいです。教P29方解で確認してください。

No.35設問の証は気虚感冒と寒湿ですか?

Ansそうです。気虚感冒の(風寒湿邪を感受した)証です(教P29)。

No.40 設問の証は、熱結傍流ですか? この場合の熱は高くないのですか?舌が乾燥しているだけで、黄燥ではないので。

Ans設問の証は陽明腑証の熱結傍流タイプ(便秘だが硬い便が排出できず、時折悪臭の液体が排出されること)です。練習問題に出ている症例は、患者のすべての症状が書いてあるわけではないです。発熱はあるはずが、この証の弁証要点ではないため、書いてないです。口舌乾燥は津液が損傷される証候です。

No.54 この設問の胸水は懸飲と呼ぶのですか?  

Ansそうです、懸飲に当てはまります。


No.67この証は肝鬱血虚だと思うのですが、脾気虚弱もあるように見えますが、間違っていますか?

Ans素晴らしいです。この証は肝鬱脾虚の証です。


No.69 痛瀉要方と白朮芍薬散は同じものなのですよね?教科書には前者が、問題集には後者の名前になっていますが、どちらを覚えるべきなのでしょうか?

Ansそうです、同じものです。どちらでもよいです。痛瀉要方は、張景岳が命名したもので有名です、しかも覚えやすいですね(腹痛泄瀉なら、痛瀉要方を使う)。白朮芍薬散は、組成で覚えるものです。


この患者は肝強脾弱なので、補脾瀉肝→調和肝脾なので和解剤が必要…という理解でOKですか?

Ans OKです。肝気乗脾(脾虚肝乗)の証です。

No.78 設問の証は何ですか?    

Ans「身熱、下痢に胸脘の煩悶、口渇、汗出、脈数」というような症状は、外感表証のところに裏熱証(大腸湿熱)もあることです。

No.75 桃核承気湯の効用の破血下瘀とは? 破血は活血より激しいと理解していますが、下瘀とは?

Ans「下瘀」という語源は「下焦にある蓄血、または瘀血をなくす」ですが、意味は化瘀と同じです。

No.86 普済消毒飲はおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の方剤と理解していましたが、頭面部の化膿性疾患と覚えるべきですね?「目が開かない」というのは、どういうことを意味しているのでしょうか?

Ans普済消毒飲はもともと疏散風邪・清熱解毒の方剤で、頭面部の化膿性疾患に使われる方剤です。

流行性耳下腺炎の熱毒壅盛のタイプ(ウイルス感染のあと細菌感染を続発される)なら使えます。

なお、「目が開かない」というのは、目蓋が腫れていることを強調する(目蓋が腫れると、目を開けにくい状態です)。

No.97 発熱が午後酷いとは「日晡潮熱」のことですか?「皮膚蒸熱」と舌脈から、陽明実証なのですか?

Ansこの証の発熱は「日晡潮熱(にっぽちょうねつ)」のことですが、細数脈は「陽明実証」の脈ではありません。子供は「稚陰」(陰の発育がまだ整ってない)という状態なので、細数脈が見られます。ですから、この証を「六経弁証」の「陽明実証」を弁証ではなく、「臓腑弁証」を使ったほうがよいです。なお、瀉白散という処方はもともと子供の肺熱咳嗽に使う方剤です。

No.102 芍薬湯と白頭翁湯は共に腸の湿熱痢疾の方剤のようですが、一番大きな違いは何ですか?

Ans芍薬湯と白頭翁湯の一番大きな違いは、芍薬湯に「通因通用」という目的で、瀉下薬の大黄と理気薬の梹榔、木香が入っているので赤白(膿血)便が見られる湿熱痢に使います。白頭翁湯は血便がメインとする赤痢(熱痢)に使います。

No.110 清絡散と新加香薷飲は共に去暑清熱の方剤ですが、新加香薷飲のほうが急性の熱病に使うと理解しても大丈夫ですか?

Ans清絡散は傷暑の軽症(身熱と口渇などの症状が軽く、やや眩暈、舌淡紅苔薄白)に使う方剤です。新加香薷飲は急性の熱病に使うものではなく、暑温初起に寒邪も受けたもの(発熱頭痛、悪寒無汗、口渇、胸悶、舌苔白膩、脈浮数)に使う方剤です。

No.115 この場合の皮下出血は陽虚出血ですか? 瘀斑の色が意味することは何ですか?

Ansそうです。陽気虚弱による出血です。色暗の意味は虚証によるもの(鮮紅は実証の血熱)です。

No.123 Eの方剤は、教P85の最下段で「血痺証」とありますが、痺証では行痺、痛痺、着痺、風湿熱痺しか習っていないように思います。どのようなものか教えてください。

Ans「血痺証」は内科で習った「痺証」とは多少違いがあります。「血痺証」は主に陽気虚弱による皮膚の感触障害と痺れで、疼痛はあまり激しくありません。現代医学の「末梢神経炎」などに当てはまります。

No.142 Cに川穹が含まれないのは、帰脾湯は補益剤なので、川穹で活血行気してしまうと「補」ができないからなのですね?     

Ansそうです。帰脾湯に川芎を使う必要はありません。

No.143 帰脾湯は補気補血の方剤で、当帰も補血の効用はあるものの、活血の効用で含まれないと理解してもいいですか?

Ansいいえ。もともと『済生方』の帰脾湯には(理由は不明ですが)当帰は入っていませんでした。明代の『校注婦人良方』の帰脾湯には、当帰と遠志が入っていますし、現在も当帰が使われています。試験のため『済生方』の帰脾湯に当帰が入ってないことを覚えて頂きたいですが、応用の際には当帰を使っても構いません。

No.183 桑螵蛸散の解説(P133)[方解]で、摂納無とありますが、説明していただけませんか?

Ans「摂納無」とは、気虚で気の固摂作用が失ったことです。「無」とは「できない」ことです。

No.219 P152「温経湯」の組成でACE9gで同量なのですが…。また、清虚熱と退虚熱が続いて出てきますが、違いはありますか?

Ansこちらは「相対的」に多いと理解して頂きたいと思います。『中薬学』で習った生薬の常用量ですが、A当帰は515g、C阿膠は510g、E呉茱萸は1.55gとなっています。『呉茱萸湯』に使う呉茱萸は3gで、『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』に使う呉茱萸は5gです。これらと比較してみれば、『温経湯』に一番多く使われるものは呉茱萸であると納得できると思います。

清虚熱(一般的に清熱薬と滋陰薬を使う)と退虚熱(他の方法で熱を取り去る)の意味は、ほぼ同じです。

No.224 十灰散は上半身の出血に対応する方剤だと思いますが、止血薬Bが入らないのはBに収斂効果があるためですか?

Ansなぜもともとこの処方に藕節と生地黄が入ってないのは、教科書に書いてないですが、使ってはいけないとも書いておりません。加減の際、入れても良いと思います。

No.260 益胃湯は中国語の教科書に出ていますか?

Ans現在の『方剤学』教科書には益胃湯が入っていません。『温病条弁』にある方剤で、『中医内科学』P149に書かれてあります。

No.305 健脾丸の主治は脾胃虚弱、消食内停とありますが、脾胃虚弱だと①運化の力が弱くなり食欲不振や食滞(食滞化熱による便秘)となる、②脾胃虚弱だと湿を生み便溏になる…、①便秘と②下痢の一見相反する症状が出てくるのですね?

Ans健脾丸の証の主な症状は、(脾虚による)食欲不振や食滞による腹脹と下痢です。便秘のケースはあまりないです。飽和丸の証には、便秘が見られるケースがあります。

No. 354 六味地黄丸は、滋補肝腎の効果があり、左帰丸は、滋陰補腎の効果があります。答えがAですが、左帰丸の説明をお願いします。

Ans五行学説では、腎(水)肝(木)は母子関係ですので、「肝腎同源」という言葉があるように、補腎すれば、養肝もできます。

No.386 玉液湯(P175176)の功用には固腎はないのですが…。また、選択肢Cの固歯烏発の意味を教えてください。

Ans玉液湯の功用はB益気滋陰(生津)、潤燥止咳です。なお、君薬の山薬に補脾固腎作用があり(教P176 上より8行目)、頻尿に効果があります。Cの「固歯烏発」は、歯を固め白髪を黒くするという意味で、発は髪です。歯と髪は腎に属するので、滋養肝腎によって歯のグラグラと白髪を治療することです。

No.387390 鎮心安神、補心安神、重鎮安神、養心安神、寧心のニュアンスの違いが分からないので教えていただけますか?

Ans安神剤には、大きく重鎮安神と滋養安神剤二種類に分けられます。

重鎮安神剤は、主に肝欝などの実証の治療に用います。重鎮安神薬(重い鉱物類のもの)と清熱薬を使い、肝火や心火を鎮めるために「重鎮安神」と言います。「鎮心安神」は主に心火を鎮めるもので、重鎮安神」の中に含まれます。

滋養安神剤は、文字通りで、心肝血虚(或は心陰虚)などの虚証にいる心神不安を治療する方剤です。「補心安神」、「養心安神」はほぼ同じことです。なお、「寧心」とは、心神不寧に対して使う言葉です。安と寧は同じ意味なので、不安と不寧も同じことです。

No.391392 選択肢Eの意味は?

Ans辟穢(へきわい)」、辟は避で、よけるという意味です。穢とはよごれ、けがれという意味です。「避穢解毒」は、酷い邪気を感受した時、それを解毒することを指します。

No.393 正解はCの熄風止痙とありますが、教科書の紫雪の箇所には鎮痙安神となっています。紫雪と紫雪丹とは異なるのですか?

Ansこの設問の選択肢ではCが一番合っています。熄風止痙に通じて、鎮痙安神の効果を果たせますから。また、「紫雪」の出典は『千金翼方

』で、「紫雪丹」の出典は『本事方』です、後者には黄金、犀角、沈香が入っていません。

No.452 の痛みはどのようなものですか?

Ans突然の痛みです。猝(cu 4声)―突然・急に、猝痛(突然痛)、猝死(突然死)という言葉があります。


No.482 選択肢Cはどのような意味ですか 甘草は調和諸薬ではないのですか?

Ans「調和諸薬」は使薬の意味です。麻黄湯に使った甘草の役目は単になる使薬ではありません、麻黄と桂枝の猛烈(峻烈)な発汗作用を緩和し、正気を保護するという重要な役でありますので答えがCです。この役を「緩峻護正」と言います。


教科書P56「清営湯」にある神煩は、心煩とは違うのですか?

Ansほぼ同じですが、神煩とは、熱で精神的煩躁不安(神志障害が伴う)になることを強調しています。心煩とは、情緒によるもの(神志障害がない)を指します。


清営湯と犀角地黄湯とでは、前者を処方する患者の熱が低めなのでしょうか?

Ans熱が高い、低いという問題ではありません。清営湯は営分の熱(深いですが、血分より浅いです)で、犀角地黄湯は血分(最も深い段階)の熱を清するものです。衛気営血弁証を復習して下さい。

教科書P148血腑逐瘀湯や四逆散にある「和血」とは?

Ans「行気(活血)」の意味です。

教科書P169「虚陽上浮」とはどのような意味ですか?

Ans病証名です。「孤陽上越」、「虚陽不斂」とも称します(孤陽=陰陽のバランスが崩れて陽のみ盛んな状態、不斂=収斂できない・収束できない)。陰精虧損→陽失所附→浮越於上(陰精虧損により、陰陽がアンバランスになり、陽が上に浮く・漂う)陰陽学説の互根互用を復習して下さい。


一般的に、助陽と補陽は厳密な違いがありますか?

Ansほぼ同じですが、一般的に、助陽とは温裏薬(附子、乾姜、肉桂など)使って陽気を助けることです。補陽とは、補陽薬(鹿茸、巴戟天、肉蓯蓉など)を使い、陽気を「補充」することです。

清骨散と当帰六黄湯の使い分けを教えてください。両方とも陰虚内熱の方剤ですよね?

Ans清骨散は清虚熱、退骨蒸ができます。組成から見ると、体温が高くない骨蒸無汗の場合でも使えます。

当帰六黄湯は滋陰瀉火、固表止汗ができます。黄芩・黄連・黄柏が入っているので、内熱が盛んになり、熱邪がまだある時に使います。黄耆も入っているので、盗汗が明らかに見られる時にも有効です。

再造散と麻黄附子細辛湯の使い分けは?

Ans黄附子細辛湯は助陽解表で、平素陽虚の人に外感風寒の場合に使います。

再造散は助陽解表の上に益気健脾、調和営衛の作用があるので、陽虚・気虚を兼ねる人に外感風寒の場合に使います。

小建中湯と黄耆建中湯の使い方の違いは?

Ans小建中湯は中焦虚寒(陽虚)による腹痛に使います。黄耆建中湯は小建中湯の証に、気虚の症状も明らかに見られる時に使います。

血腑逐瘀湯と失笑散は両方とも活血止痛薬ですが、一番の違いは?

Ans血腑逐瘀湯は主に胸中の瘀血に使う処方ですが、臨床では全身の血瘀証にも使えます。失笑散は瘀血による痛みを和らげるのに使う処方ですし、小さな処方なので、他の処方と併用することが多いです。

(教務担当:李)


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by jbucm | 2017-02-02 14:33 | 質問の回答 | Comments(0)

(答えにあります「『中薬学』中国語テキストの略称です。

No.1 甘味の効能は、補益、和中、緩急と理解していましたが、解毒もあるのですか? どのような中薬がありますか?

Ans 例えば、甘草、蜂蜜などがよく解毒薬として使われます(教P216,218文献の処ご参考下さい)。なお、「清熱解毒薬」に分類されている金銀花、蒲公英なども甘味があるものです。

No.2527 解表、発表、疏表の違いがよくわかりません。この使い分けについても教えてください。

Ans多少違いがあります。透表という言い方もあります。皆表証の治療方法です。

 解表:解とは解除の意味で、表邪を解除することで、全ての表証を治療する総称です。例えば、辛涼解表や辛温解表などがあって、それぞれの適応する証に使います。

 疏表:疏とは、疏散の意味で、主に風邪の治療に、袪風のできる生薬を使います。

 発表や透表:発とは発散で、透とは、透達の意味で、主に邪気が体内に入っている場合に、肌(便や尿ではなく)より、その邪気を追い駆けることを指します。特に発疹のある疾病でなかなか出疹しない場合に「透表」をします。

No.67 この設問は生地黄のことを指しているのですね? 生地黄には生津効果があるからDは不適となるのですか?

Ans そうです。生地黄のことを指します。地黄には水分がたくさん含まれていて、粘滞(脾胃をもたれる)という性質があり、湿証(特に脾虚湿滞)の患者は慎重に使うべきです。

No.6970 散瘀と化瘀に違いはありますか? 祛瘀とも異なるのですか?

Ans散瘀、化瘀、袪瘀の意味はほぼ同じです。

No.95 Eの意味とは?

Ans「蝕」と浸蝕の意味です。「蝕疣療瘡」とは、「イボ」を浸蝕し(なくす)、「瘡癰」を治療することです。

No.107 Bの意味は何ですか? Dの水腫脹満は脾陽不振の証ですか?

Ans 「麻木」とは麻痺、痺れの意味で、「癱瘓」とは自由に動けないことで、主に半身不遂のことを指します。「水腫脹満」は、脾陽不振や腎陽衰微などに見られます。

No.126 CとDは、地上部分と書かれているだけで、幼苗とは書かれていません。他の選択は、違うのが調べてわかりました。教科書に書かれていますか?

AnsP102下から12行目に「春季幼苗が約3寸(10cm)の時に採収」と書いてあります。

No.190 婦女倒経とは、月経不順のことですか?

Ans「倒経」とは、月経期間或は月経の前に現れる吐血や鼻血などのことです。「倒経」は民間の言い方です、中医婦人科では「経行吐衂」と言います。

No.228 琥珀は煎じてはいけない薬なのですね?

Ansそうです。貴重なものなので、粉末を少量(1.53g/回)冲服します。

No.230 教科書P193に「慎用」と書いてありますが、理由を教えてください。

Ans 遠志は、安神の他に祛痰や消腫などでよく使われますが、咽喉や消化器の粘膜に刺激を与える作用もあるので、胃炎や胃潰瘍がある患者に慎重に使うべきです。

No.319-322 一緒に用いるべきでない理由ですが、牽牛子は瀉下逐水で、Dも同じなので、瀉の力が強くなり過ぎるからですか?

丁香は温中の効果があるのに、鬱金の涼血の働きと矛盾するからですか?

芒硝の清熱作用と硫黄の壮陽効果と正反対だからでしょうか?

五霊脂については、教科書には十九畏とだけしか書いていませんが、理由を理解するより丸暗記するしかありませんか?

Ans 設問の内容は、「十九畏」についての質問です。中医の学生として、「十九畏」と「十八反」をまず丸暗記しなければなりません。勿論、それぞれの理由を探り出しても良いですが、まず、「十九畏」と「十八反」の意義を覚えて欲しいと思います。「十九畏」と「十八反」ともに、七情配伍の中「相反」の内容P12)であり、これらの配伍では毒性反応や副作用が発生するものですから、避けるべきです。

相反についての研究は今でも続けられており、先人が纏めた「十九畏」と「十八反」は100%正確ではないとも判明したのもあるそうですが、現在の教科書にはまだ反映していません。

No.392 答えが地骨皮になっていますが、教科書を確認したところ、歯痛について確認できませんでした。どの辺りに書かれていますか?

AnsP68下より1行目に「清瀉腎経の浮火(炎上した虚火)で止虚火歯痛できる」との記載があります。

No.482 解毒の次の二文字の意味を教えてください。

Ans截瘧(せつぎゃく)の意味ですね。「截」は「切」と同じで、切断、止めるという意味です。「瘧」とは伝染病の一種で、おこり(マラリア)のことです。「截瘧」は、マラリアの症状を止める(治療する)ということです

No.495 久咳失音とは?

Ans: 長期間の咳のため、声がかれて発音ができなくなることです。

中薬学に関する質問:

  • 教科書P222223 杜仲は強筋骨、続断は続筋骨とありますが、違いはありますか?

Ans「強」とは強める、「」とは接続する、言葉から見ると意味が違いますが、こちらでは、ほぼ同じ意味です。よく二つを配伍して使います。

  • 配伍関係で、相畏と相殺の違いが理解しにくいのですが、「毒性や副作用を軽減させる配伍」で間違っていませんか?例えば生姜と半夏など。

AnsP12によりますと、相畏と相殺の違いはありません、同じ配伍関係の別の言い方です。相畏は「毒性や副作用を軽減させる配伍」です。それに対して、相殺は「毒性や副作用を軽減させる配伍」です。半夏と生姜は相畏関係で、生姜と半夏は相殺関係です。

  • 教科書P110の肉桂の説明箇所で、「引火帰元」とありますが、よく理解できません。

Ansここでの「火」とは「命門の火」、即ち「腎陽」(「元陽」とも言う)のことを指します。「引火帰元」とは、腎陽不足・命門の火が衰弱したために下半身が冷えるが、一部の元陽が上(頭部など)へ上昇します(これは「虚火」と言います。上熱下寒ですが、ここは真寒假熱の一種でもあります)。この場合の治療で「引火帰元」する必要があります。つまり、上に浮かんである「火」がその元の「命門」に帰るように引導することです。

  • 安胎薬をまとめたいのですが、下記以外にも重点薬はありますか?

  桑寄生…肝腎陰虚による胎動不安

  砂仁……気滞による胎動不安

  黄芩……胎熱不安  

蘇梗……気逆による胎動不安

  杜仲……肝腎虧(き)虚による胎動不安

  菟絲子…肝腎不足による胎動不安

  続断……腎陽不足による胎動不安

Ans紫蘇の葉も安胎作用があります。これら以外は、特に重点薬として暗記するものはありませんが、婦人科の「胎動不安」の部分を学ぶ際、紹介された代表方薬に合わせて上記の生薬が出てくると思いますので、その際、生薬の選び方などの復習ができます。

(教務担当:李)


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by jbucm | 2017-01-28 16:01 | 質問の回答 | Comments(0)

(答えにあります「『中医診断学』中国語テキストの略称です。

No.301 痰蒙心神はどこを見ればよろしいですか?

AnsP11下より9行目に「痰気鬱結、阻蔽神明」と書いています。これは「痰蒙心神」のことです。

No.305 中焦有火とは、胃熱のことですか?この問題集のNo.27の問題と関係がありますか?

Ansそうです。「中焦有火」は主に胃熱のことを指します。No.27の問題も同じく、形態の望診の内容に属します(P17)望形態の部分をご確認ください)

No.317318 どこを見ればよろしいですか?

AnsP26下より21行目~ ご参照ください。

No.338 胃虚気逆はどこを見ればよろしいですか?語声が低微かつ断続的は胃虚の症状ですか?

AnsP44 7.噯気の部分をご参照ください。 No337338は噯気(げっぷ)に関する質問です。げっぷは、胃気上逆(胃の気逆)の症状です。テキストに「噯気低沈、無酸腐気味(匂い)、納谷不馨(食欲がない)」と記載しています、これが胃虚(脾胃虚弱)の症状です。No338の「語声が低微かつ断続的」とはげっぷの声を指しています。

No.347 「奪気」と「中気大虚」について教えてください。

AnsP42下から1011行目にありますが、ひどい気虚を指します。

No.373374 どこを見ればよろしいですか?「畜血」と瘀血は異なりますか?

Ans腹部の按診の内容で、P77下より18行目~辨腫塊:①積聚:腹内に結塊があり腫れたり痛んだり、結塊が明瞭で腫れ痛みが固定したものを「」と称し、血分に属します、結塊が不明瞭で痛みが固定しないものを「」と称し、気分に属します。②腹中の虫塊のことを虫積(慢性の寄生虫病)と言います。なお、畜血は主に下焦(膀胱など)にある瘀血を指します

No.376 瘀血証で口渇…のメカニズムが分かりません。

Ans瘀血が体内に停留することによって津液の気化に影響を与えます。すると津液が体の上部に上がれず、口渇を感じます。瘀血はまた、体内津液の輸布障害を起こすが津液が虧損されてはいないので、口渇を感じるが、水を含んで口を濡らすだけで飲みたがらない…となります(P54上から1214行目をご参照ください)

No.379 中気下陥証の小便が混濁し、米の研ぎ汁の様はどこに記載がありますか?

AnsP115上より18行目~「脾は散精を主る、脾虚気陥で精微が正常に輸布できず、膀胱まで流され、故に小便が混濁し、米の研ぎ汁の様にある」と記載があります。

No.389390 このような大便に関する記述は、教科書のどこにありますか?

AnsP57上から8行目をご参照ください。

No.395396 何をもって分類されるのですか?参考箇所がありましたら教えて下さい。

AnsP71の表をご参照ください。

No.424 肺痿の痰はどこを見ればよろしいですか?

Ans痰の望診のところです。P29下より10行目に書いてあります。

No.434 大便希薄と便溏とは違いますか?

Ans 同じことを指す場合もありますが、その違いは何かと言うと、「大便稀薄」は水っぽい便で、「便溏」は形のない便を指します。

No.457458 どこか参照になるページはありますか?光燥で石のようになるのはなぜですか?燥で枯骨のようになるのはなぜですか?

Ans歯の望診のところです。P23 上より16行目に書いてあります。光燥で石のようになるのは、陽明熱盛で津液が大いに損傷されるためです;燥で枯骨のようになるのは腎陰の虧虚がひどく、歯に栄養を与えられないためです。

No.493 選択肢のEは何と書いてあるのですか?また意味は何ですか?

Ans眼球の結膜の増殖でできた肉状の突起で、まだ角膜(黒目)を覆っていないものを「肉」、覆ったものを「肉攀睛」と言います。教P20の一番下に記載があります。

No497498 選択肢BCの意味が分かりません。

AnsP69をご参考下さい。Bは、脈が緩(遅い)、時には1回止まる。Cは、脈が数(速い)、時には1回止まる。

No499500 どこを参照すればよろしいですか?

AnsNo373374の答えをご参照ください。P77に記載があります。

基本的な質問で申し訳ないのですが、燥湿、化湿、除湿の区別がつきません。燥湿するのは辛味、化湿するのは苦味で正しいですか? また去痰と化痰にも違いがありますか?

  Ans「燥湿、化湿、除湿」はほぼ同じことを指しますが、下記のよう、微妙に差があります。

燥湿:主に苦味の生薬を使い、水湿・痰飲内停などの病症を治す。

化湿:主に辛味で芳香性のある生薬(芳香化湿)を使い、水湿内停の病症を治す。

利湿:おもに淡味の生薬を使い、利水(利尿)を通じて水腫などの病症を治す。

除湿:湿邪を取り除くことです。燥湿・化湿・利湿(利尿)などを含みます。

同じく、「祛痰、化痰」もあまり違いがないですが、下記のように使い分けもできます:

祛痰:痰を気管支から追い出す(宣肺も含みます)。

化痰:生薬の力によって粘稠な痰を薄くしたり無くしたりします。

(教務担当:李)


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by jbucm | 2017-01-23 16:15 | 質問の回答 | Comments(0)