国立北京中医薬大学日本校が運営するブログです

by jbucm

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北京中医薬大学日本校ゴールデンウィーク休業は下記通りです。

 4月29日(金)〜5月6日(金)は連休とさせていただきます。

 5月7日(土)からは、通常通りの業務を始めさせて頂きます。ブログは5月9日(月)から再開いたします。

 いつも北京中医薬大学日本校のブログ記事を読んで頂き、ありがとうございます。

 皆様、どうぞ、楽しい連休をお過ごせ下さい。


日本校事務局
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by jbucm | 2016-04-28 10:26 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)
当校では、世界中医薬連合会が主催する国際中医師試験に参加するのは、年に一度のみです。2016年(平成28年)度は、10月9日(日)・10日(月・祭)に開催する予定です。今回受験される方は、これから試験準備を始めましょう。

この数年間、国際中医師試験の内容は変わっておりませんが、合格基準は年々厳しくなっています。
2012年度より、試験の内容及び合格基準は下記の通りになっております:

1.中医基礎理論
2.中医診断学
3.中薬学
4.中医方剤学
5.中医臨床総合
上記各科目の問題形式は共に、A型・B型選択問題を100問で、総点数100点で合格ラインは60点です。
   *「中医臨床総合」に、中医内科学70%、中医婦人科・中医小児科・中医外科学各10%を占めます。
6.弁証論治: 問題形式は症例分析です。全4問を総点数が100点で合格ラインは60点です。
   *「弁証論治」に、カルテの書き方を含む。4問の症例の中、3問が内科の症例です。

 上記1~6の回答時間はそれぞれ90分です。

試験の準備は、大きく二つに分けられます:
その①は選択問題の練習です(『国際中医師標準試験復習大綱』を使用する);
その②は弁証論治の練習です(内科学で詳しく勉強する各病証をしっかり覚えておくこと、臨床研究科を積極的に聴講する)。

  つきまして、「弁証論治」を除く5科目は、2011年に発行された『国際中医師標準試験復習大綱』(以下は『問題集』という)をしっかりと復習すれば、合格できると考えます。但し、『問題集』の問題数が多いので、たくさんの時間を掛けなければなりません。

昨年の3~4月、過去に受けましたこの『問題集』に関する質問を整理して、ブログに連載致しました。下記はそのURLです。良かったら、是非ご参考下さい。現在復習中の皆様に少しでもお役に立つことができれば、嬉しいです。
  1.中医基礎理論
  2.中医診断学  
  3.中薬学 
  4.中医方剤学 
  5.中医臨床総合
  6.弁証論治解答例
 
  まず、中医基礎理論の問題から解いていきましょう。担任の教授は勿論応援致しますが、教務担当の李(り)と周(しゅう)も皆様を応援致しておりますので、勉強について分からないことなどがありましたら、どうぞ、遠慮なく、いつでも質問をして下さい。

(李)
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by jbucm | 2016-04-14 12:58 | 中医学 | Comments(0)

28年4月生の入学式

先週土曜日4月9日に北京中医薬大学日本校は新入生を迎えました。
中医中薬専攻科(16名、通信過程4名を含む)を始め医学気功整体専科(6名、専科聴講生1名を含む)、中医薬膳専科(27名、専科聴講生4名を含む)各科も多くの新入生を迎えます。当校への御入学を頂き、誠にありがとうございます。

事務局の阿部から、当校(教室構成・災害時避難など)を紹介しました。
教務担当の李から勉強についてのことを説明しました。
気功科(気功)担当の宋先生、薬膳科(営養学・薬膳学)担当の梁先生は、オリエンテンション後(13:30から)初回授業しました。
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全力で応援致しますので、頑張りましょう。これから3年間又は1年間、宜しくお願いしたします。

28年4月生は4月末までに募集していますので、入学をご希望の方は、こちらにTEL03-3818-8531・FAX03-3818-8532ご連絡下さい。

(教務担当:李・周)
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by jbucm | 2016-04-11 09:30 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)

卒業式

学校の隣にあるお寺の桜花は満開している頃、27年度春の卒業式が行われました。その様子をお届け致します。

卒業されたのは、合計52名です。
平成25年4月生の中医中薬専攻科(12名)
平成27年4月生の医学気功整体専科(11名)、中医薬膳専科(29名)の皆様です。
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まず理事長からお祝い言葉を頂き、卒業証書を渡されました。中医中薬専攻科の韓先生・金先生、中医薬膳専科の担任の先生方(梁先生、桜林先生、加藤先生、鳳先生、田村先生、草香先生)、医学気功専科の宋先生・李先生から、暖かい励ましの言葉を贈られました。最後に関連団体の北京中医会や中医食養学会の責任者から両会を紹介しました。

その後、近くの中華料理レストランで行われた記念パーティーでは、卒業生たちが今後も中医学を勉強し続けたいと熱く語りあう様子が印象的でした。

中医学は奥が深いです、学校で勉強されたのは、あくまでも入門篇(勉強の方法)なので、卒業後も引き続き色んな形式で中医学を学ぶ必要あるのは間違いありません。

卒業生の皆様、三年間、又は一年間、本当にお疲れ様でした。日本に中医学を普及する事は、北京中医薬大学日本校の使命です。卒業後も私達にお手伝いの出来る事がございましたら、ご連絡を下さい。これからも、是非、一緒に頑張りましょう。

(教務担当:李・周)
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by jbucm | 2016-04-04 09:30 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)
霊枢・賊風第五十八②

【原文】黄帝曰:夫子言賊風邪気之傷人也、令人病焉、今有其不離屏蔽、不出空穴之中、卒然病者、非不離賊風邪気、其故何也①?岐伯曰:此皆賞有所傷于湿気、藏于血脈之中、分肉之間、久留而不去②。若有所墮墜、悪血在内而不去、卒然喜怒不節、飮食不適、寒温不時、腠理閉而不通③、其開而遇風寒、則血気凝結、與故邪相襲、則爲寒痺④。其有熱則汗出、汗出則受風、雖不遇賊風邪気、必有因加而発焉⑤。

【注釈】①夫子言賊風邪気之傷人也、令人病焉、今有其不離屏蔽、不出空穴之中、卒然病者、非不離賊風邪気、其故何也:先生は賊風邪気が人体を損傷したから、人が病気になると言っている。しかし、屏蔽から離れなく、部屋を出ない人も突然病気に罹る、決して賊風邪気を避けてないことではない。これはなぜ?

「空穴」について、『甲乙経・巻六・第五』などは「室穴(部屋)」であると説明している。「離」は避けるという意味である。

②此皆賞有所傷于湿気、藏于血脈之中、分肉之間、久留而不去:これは、普段邪気による損傷があったことである。例えば、湿気による損傷が血脈の中や分肉の間に埋蔵され、久しく滞留して除去されてないものである。

③若有所墮墜、悪血在内而不去;卒然喜怒不節、飮食不適:或は転んだなどの外傷の後、体内に瘀血が起こり除去されてない;或は突然過度な喜怒、不適切な飲食を摂る。

④寒温不時、腠理閉而不通、其開而遇風寒、則血気凝結、與故邪相襲、則爲寒痺:或は気候の寒温に不注意して腠理が閉塞不通になる。或は腠理が開泄の時に風寒を感受され気血が凝結し、(新しい風寒の邪気が)故邪(体内にあった湿邪)と結び合い、寒痺となる。

「寒痺」について、『霊枢註証発微・巻七』では、「腠理が開いている時に風寒の邪気に遭遇したら、気血が凝結して、湿気や悪血などの故邪と相互影響し痺を形成する。即ち『痺論』に謂う寒気勝者は痛痺である」。

⑤其有熱則汗出、汗出則受風、雖不遇賊風邪気、必有因加而発焉:または、熱い時に汗をかき、汗が出ると風邪を感受したら、賊風邪気に遭遇しなくても、故邪があるから必ず「因加而発」で発病する。

(続く)

(李)
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by jbucm | 2016-03-24 10:09 | 中医学 | Comments(0)
こんにちは、周です。今回は中医名言―「腎者主水、受五臓六腑之精而蔵之」を紹介します。

出典:《素問・上古天真論》
ここの腎主水(腎は水を主る)の「水」は、精気を指します。女子の月経と男子の精液は液体状(水液)ですから、「水」と見なされます。腎は五臓(心・肝・脾・肺・腎)六腑(胆・胃・大腸・小腸・膀胱・三焦)の精を受けて、これを蔵します(腎蔵精)。五臓六腑の精気は腎に貯えられ、先天の精気を充実させます。

腎蔵精の精は2つの意味があります。一つ目は五臓六腑の精で、水穀の精(水穀精微とも言う、飲食物の中に栄養分になるもの)から生化(転化)され五臓六腑の精気となります、二つ目は先天の精・父母からの稟賦(生まれつき)です。ここの「精」は主に一つ目の精を指します。五臓六腑の精気と腎気は互いに影響し合います、つまり五臓六腑の精気の盛衰と腎気の盛衰は互いに影響を与えます。また腎は人体の生殖・生長発育を主りますので、腎気の盛衰も生殖・生長発育に関係があります。
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by jbucm | 2016-03-14 09:30 | 中医学 | Comments(0)
霊枢・賊風第五十八①  

篇名について

「賊」とは傷害の意味である。『類経・疾病類・三十三』に「賊者、傷害之名」と言い、「賊風は四時不正の気を指し、賊風邪気とも謂う」と注釈している。自然界の異常な気候が人体正気を損傷するとされる。本篇は賊風が人体を損傷する時の病理と病証を討論している。

主な内容と学習のポイント:

① 寒痺を例として、邪気が「因加而発」の機理を論述した→寒痺の病因病機と「因加而発」の意味及びその機理を把握すること。

②故邪を持つ上に情志素因が加えられた時の病理及び病変の特徴を紹介した→故邪の概念を明確すること。

③「祝由(しゅくゆう)」が一部の疾病を治療できるとその道理を述べた。→祝由の治病道理を了解すること。

* 因加而発:故邪(旧邪)が身体に潜伏しているまま、また新たな邪気を感受して発病することを指す。

* 故邪:体内にもともと潜伏した邪気を指す。風寒湿燥火の邪気や痰飲、瘀血などが含まれる。

* 祝由:中国古代で祝をもって病者を治すもの、または祝説によって医事を行うものの職名である。現代の心理療法に相当する。

(李)
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by jbucm | 2016-03-10 10:15 | 中医学 | Comments(0)

貝母の由来

こんにちは、周です。今回は中薬―貝母の話です。

ユリ科Liliaceaeのアミガサユリ属植物各種の地下鱗茎、きわめて多種基原の中薬であります。川貝(青母)と浙貝(大貝・象貝)の2種があります。川貝は苦・甘、微寒で、浙貝は苦・寒で、ともに肺・心経に帰経します。化痰止咳・清熱散結作用があります、熱痰・燥痰の咳嗽、瘡癰瘰癧、乳癰に有効であります。川貝は潤肺化痰に長じて肺虚久咳・痰少咽燥に適するのに対して浙貝は苦寒で開泄や清火散結の力が強く、外感風熱や痰火鬱結による咳嗽に適します。両者とも清熱散結作用がありますが、浙貝のほうが優れますので、用途は広く、瘡癰瘰癧・乳癰に用いられます。烏頭に反しますので、要注意です。
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貝母の由来を紹介します。
大昔、ある賢恵美麗的女子(善良で聡明な女性)は結婚した後、夫婦二人は愛し合っていますが、なかなか子に恵まれなかったですので、姑に主人との離婚を迫られました。某日、こっそりと泣いている彼女を通りかかった郎中(医者)は事情を尋ね・診察した後、ご主人にこう言いました:あなたの夫人が懐妊できない理由は、体内に痰結があるからです。今、私が妊娠させる簡単な方法を教えますー毎日ある草薬(生薬、のちに貝母と称するもの)を煎じて飲むこと。私は保証します、三ゕ月を飲み続ければ絶対懐妊できますよ。早速、翌日から教えられた草薬(地下の鱗茎)を採りに行き、毎日続けて三ゕ月間煎じて妻に飲ませました。そして懐妊して、1年後に元気な子供(男の子)を産みました。

子息が産まれましたので、一家(特に姑)はお喜び!
皆にこの草薬の名前を聞かれました。この草薬は親(=嫁)の懐妊を補助してからこそ宝児子(息子は宝とされる)を産みましたので、貝母と呼びましょう、と姑が言いました。
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by jbucm | 2016-03-07 09:30 | 中医学 | Comments(0)
霊枢・百病始生第六十六⑧

【原文】黄帝曰:其生於陰者、奈何①?岐伯曰:憂思傷心、重寒傷肺、忿怒傷肝②;醉以入房、汗出當風傷脾③;用力過度、若入房汗出浴、則傷腎④;此内外三部之所生病者也。黄帝曰:善。治之奈何?岐伯答曰:察其所痛、以知其應、有餘不足、當補則補、當瀉則瀉、毋逆天時、是謂至治⑤。

【注釈】①其生於陰者、奈何?:病気がどうして内臓に発生するのか?

②憂思傷心、重寒傷肺、忿怒傷肝:憂愁思慮過度では心臓が損傷される、外感重い寒邪を感受すると肺臓が損傷される、怒ると肝臓が損傷される。

③醉以入房、汗出當風傷脾:酒酔っているまま房事する時に汗が出て、風に当たると脾臓が損傷される。

④用力過度、若入房汗出浴、則傷腎:力使い過ぎ、或は房事で汗が出たらすぐに入浴すると、腎臓が損傷される。

⑤此内外三部之所生病者也:これらは内外三部に発生する疾病の一般的な情況である。

⑥察其所痛、以知其應、有餘不足、當補則補、當瀉則瀉、毋逆天時、是謂至治:その疼痛の部位を審査し、病変の部位を知る。証候の虚実を根拠にして補虚瀉実の方法で治療する。同時に、四時気候の規律を反してはいけない、これは最善な治療原則である。

【説明】本段は五臓病の常見病因及び診療法則を論述している。原文の例によると、五臓の発病に、多くは内外両方の原因が兼ねる。『霊枢・邪気蔵府病形』に「憂愁恐惧則傷心、形寒寒飲則傷肺、以其両寒相感、中外皆傷、故気逆而上行……」、『素問・本病論』に「憂愁思慮即傷心」、「飲食勞倦即傷脾」、「久坐湿地、強力入水即傷腎」、「或恚怒、気逆上而不下、即傷肝」など同じような記載があり、合わせて勉強すると良いでしょう。五臓病の常見病因に、精神情志の失調は心肝を、寒邪の侵入は肺を、飲食の不節制は脾を、房労過度と勞倦は腎を損傷するという観点を提示し、後世の臓腑弁証に根拠を提供している。

本段は疾病の治療原則を提示している。定性、定位の弁証施治、及び自然に従うという整体治療の理論的根拠となっている。

まとめ:本篇は、外感と内傷病の発病原因と機理、部位病邪伝変について論述し、疾病発生の過程に人体の正気の重要性を強調した。養生や疾病の予防と早期治療に理論的根拠を提供している。なお、『内経』の素朴的弁証法思想を体現している。

本篇中「積証」についての論述は、臨床実践に一定な指導的意義があり、特に現代の腫瘍の発病機理及び治療方法の研究に啓発している。例えば、子宮筋腫、肝硬変、脾臓の腫れ、腹腔の腫瘍などを「積病」で弁証論治している。

次回からは『霊枢・賊風』を勉強しましょう。

(李)
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by jbucm | 2016-03-03 09:46 | 中医学 | Comments(0)

縁起がよい文旦(柚子)

こんにちは、周です。今回は文旦(柚子)話です。
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柚子は、柑橘類の一種であります。古人は文蛋(現在は文旦と書きます)と呼びます。原産は東南アジア・中国南部・台湾で、中国南方の広西省、福建省で多く栽培します。中国の広西省容県の「沙田柚」が良質とされています。性味は甘酸・寒で、脾・肝経に帰経します。消食化痰・理気平喘作用があります。消化不良、咳嗽、気喘、酒酔に用いられます。

≪日華子本草≫に、こう記載してあります:治妊婦人食少並口淡、去胃中悪気、消食、去腸胃気、解酒毒、治飲酒人口気。

沙田柚は古く(約2000年前)から栽培されています。沙田柚の名は、清の乾隆皇帝に付けられたというエビソートがあります(沙田県出身の朝廷官吏が柚を乾隆皇帝に献上しました)。その後、沙田柚は朝廷に朝貢するようになり、世界に知られるようになりました、需要も増え、1930年より容県以外の臨桂県・陽朔県も栽培し始めました(臨桂県・陽朔県の土壌の性質は容県と類すから)。今は臨桂県・陽朔県産の柚も容県産の柚と同じように「沙田柚」と称します。

沙田柚は広西省伝統的な輸出品として名が知られ渡っています。唐の詩人である張彤は、柚子を詠む詩を残りました:
樹樹籠煙疑帯火
山山照日似懸金

柚子の外形は真ん丸で、団圓与美満(団聚する、再会する、幸せで円満である)を象徴しますので、縁起が良いものとして南方の人々に喜愛されています。私の故郷(広州)では、中秋節や春節の時に柚子を食べます。結婚する家庭に柚子を飾ります(特に新郎新婦の寝室に欠かせない飾りものとなっています。広州語の柚子を「有子」(柚子=有子に因んで)と発音しますから、結婚した後に早く子供が生まれるという願望を表します。

柚子果肉は果汁が少ないが独特の甘みと風味を持ちます。果肉を生食する他に、皮も用いて加工品原材料として砂糖漬けなどを作ります。柚子皮を主原料にして作られた広東省東莞市石龍鎮の特産品―「麦芽糖柚皮」は有名です。また柚子皮も野菜として食べられます。
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現代営養学観点から見ますと、柚子は高い栄養価が有します。豊富なビタミン・タンパク質・ナトリウム・カリウム・カルシウム・磷等を含んでいます。
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by jbucm | 2016-02-29 09:30 | 中医学 | Comments(0)