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夏期講習(気功)

こんにちは。亀山です。夏期講習で、気功の授業を受けてみました。
座学かな?と思っていたらしっかり実習。
実習と云っても、私の様なまったくの素人も参加していたので、気功を始める前の準備体操の様なものと、気功の事を何も知らなくても毎日ちゃんとやれば体が変わる、というものを幾つか教えていただきました。
最初に教えて頂いたのが還童功。腰を回す、胸・お腹をマッサージする、頭・内蔵・足を叩くと云う6種類。簡単そうで難しい。思うように腰が回りません。
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腰と一緒に肩まで回ってしまいました。
マッサージをすると手に力が入ってしまい腕が悲鳴をあげました。何とかクリアー出来たのは、足の裏を叩く事だけ。
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振動功、膝気功も教えていただきましたが、どれもぎこちなく、宋先生の動きとは、ほど遠い動きになってしまいました。

6種類の動作からなる還童功は内蔵を強化し、ダイエット、若返り、美容などに良いそうです。その他、高血圧の予防や糖尿病、不眠症などにも効果があるそうです。

二日間、見よう見まねで動いただけなのに、翌日は体がスッキリとして、肌の調子もよかったので、びっくり!
夏期講習以来、宋先生の動きを思い出しながら、「毎日どれか一つだけでも」と思い実行してます(全部はちょっと無理なので・・・)
夏の暑さももう少し。気功のおかげで何とか夏を乗り切れそうです。
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by jbucm | 2007-08-24 10:24 | 講師紹介・授業風景 | Comments(0)

梁ペイ先生

こんにちは、亀山です。
今日は薬膳科の梁ぺい先生をご紹介させて頂きます。
略歴:84年北京中医薬大学卒業、同大学中医栄養教育研究室講師。
89年来日。日本中医食養学会講師、国立北京中医薬大学日本校講師。
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梁先生は薬膳科の栄養学、薬膳学の講義を担当していらっしゃいます。何時もにこにこしていらして、とても優しく頼りになる先生です。幾つかの質問に答えていただきました。

Q1:先生にとって、中医学の魅力ってなんですか?

中医学は数千年の間、試行錯誤と経験を積み重ねてきました。
「理・法・方・薬」は現代医学では解決できない病を、中医学の
理論で分析できます。弁証の方法で病名(証)を決め、生薬の性・味・帰経
などを生かし、方剤を組み立て、個々の患者さんにピッタリな処方を組み立てられるのです。
つまり、中医学は現代医学の症状治療と違って、病の病因(証)治療を
行う事によって、ストレスといった現代生活が生み出す病や、体質の改善などに効果が期待できるのは、中医学の魅力だと思います。

Q2:中国の薬膳と日本の薬膳の違う所があったら、教えて下さい

中国薬膳も日本の薬膳も同じ中医学の理論に基づく点では、基本的な
考え方は同じです。
しかし、日本は島国なので、大陸の中国と違い、湿気が多い氣候である事、
魚介類・水産物が豊富で主な食材となっている事、生鮮食品を好む食文化を持っている事などによって、「陰盛陽衰」的な食生活になっていると思います。
よって、日本で薬膳を作る際、常に、「陽・気」を補うことを心掛けていただきたいですね。

Q3:これから中医学(薬膳)を勉強する人にアドバイスをお願いします。

まずは、中医学の基礎理論をきちんと勉強することが何より大切です。
それと、自分がしっかり理解できて、尚かつちゃんと人に説明できる物から作ることです。

Q4:先生の好きな言葉はありますか?あったら、教えて下さい。

「山重水複疑無路,柳暗花明又一村」
山重水複疑無路:山は重なり、川の流れは幾重にもなって、道が無くなったかとも疑える状況。
柳暗花明又一村:ヤナギがこんもりと茂り真っ暗ですが暗闇の先には、花がぱっと明るく咲いている村落が現れた。
どんなに行き詰まっても、路の向こうからまたもう一つの村落が現れる。
つまり、あきらめないこと。

お忙しい中、丁寧にお答え頂きありがとうございました。
改めて、基本が大事。解らない事の多くは「基礎理論」の中に答えが潜んでいるのだと思いました。

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by jbucm | 2007-08-17 09:19 | 講師紹介・授業風景 | Comments(0)

針灸の話

こんにちは!
北京厚済薬局の馮です。

前回のグログに書きましたように、このブログを通して皆様に少しでも授業のことを紹介できたらと思いますので、早速今回は針灸学を通訳する時のエピソードを紹介させていただきます。

針灸学の歴史を紹介するとき、先生から甲骨文についての話しがありました。
「針」と「灸」という字は甲骨文の中で写真のように書きます。左側は「針」という字で、右側は「灸」という字です。
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面白いのは字を左に90度回転してみたところです(↓の写真見てください)。詳しく説明すると、90度回転すると、どちらの文字も、一番下にベッドがあって、その上に人が横になっています。皆様はこういうふうに見えませんか。そして、横になっている人間のお腹のところ、つまり回転後の右上の所の矢印は針を、三つの矢印が重なっているのは艾条(灸治療の時使うもの)を意味し、 フォークの様な物は治療側の手を意味します。全体を見ると、治療側の手に針(艾条)を持って、患者のお腹に針治療(灸治療)をしているイメージです。
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どうでしょうか、私は甲骨文っておもしろいと思いました。
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by jbucm | 2007-08-10 10:00 | 中医学 | Comments(0)

生薬って意外と身近

こんにちは。亀山です

ブログの中に色々な生薬が登場してますが、「生薬」と聞くと、苦そうで、日なた臭い特殊な感じがしますよね。
もちろん特殊な物もありますが、私達の身近な物も結構あるんですよ。
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中暑の処方④のお茶に登場していた、佩蘭の写真を見て「見たことあるな?」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、フジバカマです。秋の七草の一つです。藿香。字も難しいしなじみがありませんが、エッセンシャルオイルのパチュリだったら聞いた事がありませんか?

中医の「火」の話②に出てくる蓮子芯は読んで字の如く。蓮の実の中に入っている緑色の胚芽の部分です。蓮の実の甘納豆をよーく見ると中心に穴が空いてます。その穴の部分に入っているのが蓮子芯です。
竜胆草はリンドウ。生薬はリンドウの根です。
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生薬名を見ると「なんだろう?」と思っても、身近にある植物だったりする物が沢山あります。生薬は種類も多く、覚えるのが大変ですが、正体がわかるとわりと頭に入りますよ。

おまけのページ。クリックしてね
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by jbucm | 2007-08-03 08:24 | Comments(0)

はじめまして!

はじめまして!
北京厚済薬局の馮です。

現在北京厚済薬局で漢方相談をしております。また、月に二回ほど北京中医薬大学日本校の通訳もしております。通訳をしている授業のことを皆様にご紹介したいと思い、これから時々ブログに登場させていただきます。
よろしくお願いいたします。f0138875_11202573.jpg

よく日本の友人に「お父様やお母様が医者で、馮さんも医者になったのでは?」と聞かれますが、家はごく普通の家庭で、両親は医療従事者ではありません。中医学の道を選んだのは私自身です。大学を申し込む時、両親に「自分のやりたいことをよ~く考えて、自分で決めなさい」と言われ、考えた結果、中医薬大学を第一選択肢としました。幸いにも入学する事が出来、無事卒業。中医師の免許をとりました。

幼い頃には長い休みが取れるので先生(教師)になるのが夢でした。少し大きくなってからは、体があまり丈夫ではない母を見て、人の病を治す先生(医者)になりたいと思う様になりました。西洋医学の先生になるのもすばらしい事ですが、中医学の先生だと、検査機器がなくても、診断ができますし、針一本持っていれば、どこでも治療できます。そこが当時の私にとって、中医学の一番の魅力でした。

今、中医学は代替医学として日本の病院でも注目される時代になりました。皆様は中医学をどう感じていらっしゃいますか?
少しでも、皆様に中医学の魅力を、お伝え出来たら良いと思っております。
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by jbucm | 2007-07-27 10:00 | Comments(0)

研修旅行の思い出

こんにちは。亀山です。

今日は北京研修で心に残った事をお話ししたいと思います。
授業の中で「汽鍋で作った、若鶏と黄耆のスープを飲むと、術後の傷の回復が早い」と言う話しがあったとき、教室の中は「・・??」。みんな「汽鍋」を知りませんでした。授業の本質ではない疑問に先生は、一生懸命絵を描いて教えて下さった上「探しに行きましょう」と仰って下さり、スケジュールの合間をぬって、下町(だと思います)に「汽鍋」を探しに出かけました。
結局「汽鍋」は見つかりませんでしたが、思いがけず、ホテルと教室との往復の合間のエクスカーションで、古い中国を垣間見た気がしました。

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家の前で、ゲームを楽しむ人がいたり、細い路地に生活の匂いを感じたりと・・・
北京オリンピックに向けて、整備が進む街の中心地からほんの少し離れただけで、別世界へ行ったようでした。遠からず消えてしまうであろう北京の風景を心に納め、中国人の持つパワーを実感した一時でした。

「汽鍋」は帰国後、横浜の中華街で見つけましたが、何時でも手に入ると思ったら、気が抜けてしまい、まだ買ってません。
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今年も北京研修の申し込みの時期ですね。中医学の事だけでなく、中国を知る良い機会だと思います。チャンスがあったら是非一度参加してみて下さい。
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by jbucm | 2007-07-20 07:36 | 研修旅行 | Comments(0)
こんにちは、李宏です。今日は生薬の茵陳蒿のお話しです。
茵陳蒿は、キク科のカワラヨモギの頭花です。生薬では、その幼苗を使い、綿茵陳とも呼ばれます。
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精油、クマリン類、クロモン類、フラボノイドを含み、胆汁分泌促進作用があります。消炎、利尿、利胆薬として、黄疸、ウイルス性肝炎などに応用されます。また、抗炎症・抗アレルギー作用などがある為、ジンマシン、むくみの治療や、美容美白などにも応用されます。

中国には、茵陳蒿の採取時期について、昔からこのような民間歌謡があります。

三月茵陳四月蒿、伝於後世要記牢 (しかっり覚えて後世へ伝えよ)
三月茵陳能治病、五月六月当柴焼(五、六月の茵陳は薪にしかならない)

この歌の意味は、「茵陳蒿の採集は、三月頃が一番で、五、六月になると、もう薬効がなくなり、薪にしかならない」と言う事です。
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by jbucm | 2007-06-27 08:19 | Comments(0)
こんにちは、周です。梅雨の季節なのに、晴天が続き気温も上がって夏になってしまったようですね。そこで、シリーズで暑熱証の処方を紹介していこうと思います。
暑証とは、夏の高温酷熱の暑邪による暑熱証のことを指します。

感暑の症状:体は熱いが体温を計るとほぼ平熱、胸の不快感(胸悶)
吐き気(悪心)、めまい(頭暈)・四肢無力、尿少、口が渇く(口乾)、苔白膩
または黄膩、脈濡数。

中暑(暑邪直中とも呼ばれています)の症状:胸悶頭暈、突然昏倒
意識不明(神志不清)、手足が冷たい(手足厥冷)、身熱汗出、脈洪大無力、または滑数

処方① 荷葉扁豆茶
荷葉(ハスの葉)1枚(約20g)、扁豆30g
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[主治] 暑熱証
症状:体が重くてだるい、胸の不快感(胸悶)、食欲がない、口・咽喉が乾く、苔黄膩脈濡

[功効] 清暑利湿

[用法用量] 1日1~2剤。扁豆は水に20分浸ける。荷葉を加え300ccの水が100ccになるまで煎じます。お茶代わりに飲みます。

[禁忌] 陽虚、脾胃虚寒の者

適量の米を入れ、お粥にしても、いいですよ。
写真は手元に扁豆がないので、荷葉だけにしました。
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by jbucm | 2007-06-25 10:24 | Comments(0)

はじめまして

始めまして。この度、新井友加里さんのピンチヒッターとして、ブログを書く事になりました亀山と申します。北京中医薬大学日本校の薬膳科を卒業し、北京厚済薬局のお手伝いをさせていただいております。
若輩(年は若くありませんが・・・)ですが、宜しくお願いします。
何を書こうかただ今思案中です。当面は新井さんの後を継いで。まだご紹介していない先生のお話、北京研修の思い出などを書いてみたいと思っております。
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この写真は北京の紫禁城にいた「亀」。鶴と共に置かれていて、皇帝が長寿までも司っている事を示しているそうです。祭典の時はこれらの鼎で香がたかれ、音楽が奏でられたとか。
長い歴史の中で、皇帝の健康を守り、民の命を救い発展してきた中国伝統医学。懐の深さとスケールの大きさに、驚くばかりの毎日です。まだ天安門広場に立って城の大きさに圧倒されている様な状態で、おろおろしながら中医学を見つめている私ですが、何時の日にか、中医学の入り口に立ち本当の中医学の素晴らしさを実感したいと思っています。
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by jbucm | 2007-06-22 09:27 | Comments(0)

中国語のお話

こんにちは、周です。
今回は中国語の話をします。
以下は、「只能看、不能読」つまり、黙読すると理解できますが、発声だけを聞くと理解が出来ないと云う文章です。全文で合計、九十一文字ありますが、発音はすべてshiです。私も読んでみましたが、難しかったです。

《施氏食獅史》
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石室詩士施氏、嗜獅、誓食十獅。
施氏時時适市視獅。
十時、适十獅適市。
是時、适施氏适市。
氏視是十獅、恃矢勢、使是十獅逝世。
氏拾是十獅尸、适石室。
石室湿、氏使侍拭石室。
石室拭、氏始試食是十獅。
食時、始識是十獅、実十石獅尸。
試釋是事。

《施氏吃獅子的故事》(施氏が獅子を食べる故事)
石室(石造りの家)に住む詩人の施氏は、獅子を食べることが好きで、
十頭の獅子を食べようと誓いました。
彼はいつも市場に獅子を見に行きます。
ちょうど十時に、十頭の獅子が市場に現れました。
その時、ちょうど施氏も市場に着きました。
彼は十頭の獅子を見た時に、矢を放ち、十頭の獅子を殺しました。
彼は十頭の獅子の死体を拾い、石室に持ち帰りました。
石室が水に濡れていたので、彼の侍従が石室を拭きました。
石室を拭いた後、施氏は十頭の獅子を食べ始めようとします。
その時、十頭の獅子が十個の石の獅子だと始めて気付きました。
この事を、解釈してみて下さい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。如何ですか?
この文章は目で見れば意味が解ると思いますが、誰かに読んでもらったら、恐らく意味が解らないと思います。不思議な文章ですが、この文章が書かれた背景には一つのエピソードがあります。
1950年代の初期、小学生の漢字学習に伴う苦労を解消しょうと、漢字を「拼音化」(日本語のローマ字表記の様な中国式表音ローマ字)にしたらどうかと言う提案が出されました。言語大師の趙元任先生は、この提案が良くないと反論し、この故事を作りました。先生は、この故事を通じて、中国語の「拼音化」は荒唐無稽な話であることを、人々に分ってもらいたいと願ったのです。
この文章は中国語(漢語)の中で、最も読み難い文章のひとつと言われています。
中国語が読める方は、音読してみて下さい。難しいですが、中国語の素晴らしさが実感出来ますよ。

おまけのピンインページです。 
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by jbucm | 2007-06-18 10:30 | 中国の話 | Comments(0)

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