中華料理と言えば、麻婆豆腐やチャーハンなどが浮かんでくるでしょう。そして、「美味しいけど、面倒だから、作れない」という声も良く聞こえます。実は、面倒くさがり屋の私にとっては、普通の中国家庭料理(中国では「家常菜」と言います)が日本料理より簡単に作れます。たぶん、私がよく言う言葉「慣れる」は、ここにも適切でしょう。
最近、週に3-4回ほどしか料理しない私、ある日突然自分が作った料理を日本人の皆さんに紹介しようと思い、カメラを取り出して、写真を撮りました。本の家庭料理で、冷蔵庫にあったものをアレンジしただけ、見た目がそれほど綺麗じゃないが、味は一般の中華料理屋に負けませんよ(笑~)。
さて、今日紹介したい料理は、この梅雨の季節に最適な「苦瓜と卵の炒め」です。
材料:苦瓜1本、たまご3個、パプリカ1/2個(今回はオレンジ色のしかなかった、赤の方がもっと綺麗に見えます。なお、赤ピーマン1個使っても良い)、長ねぎ1/4本、ニンニク2かけ。塩、サラダ油、醤油、味の素適量。
作り方:
1、苦瓜を薄切りして、少々塩を振って軽く混ぜる、約30分間付けて置き、炒める前に、出てきた水分を軽く切る(これで苦みがとれ、パサパサになり、美味しさが増す)。
2、たまごと塩(一撮み)をお茶碗に入れて、軽くかき混ぜる(かき過ぎないように)。
3、パプリカを食べ易いサイズに切る。長ねぎとニンニクを細かく切る。
4、中華鍋にサラダ油を多め(大さじ3杯位)に入れ、卵を炒める、固まったら、長ねぎを入れて混ぜる、お皿に移す。
5、中華鍋にサラダ油を大さじ1杯位、ニンニク、パプリカ、塩を一撮み入れて約1分間炒める、水分を切った苦瓜を入れ、さらに1分間位炒め、たまごを入れて、かき混ぜる。最後に味の素、醤油を少々入れて、味を調える。
薬膳効果:苦瓜は燥湿清暑と解毒の機能があり、たまごは補気滋陰ができるので、バランスの取れるコンビです、梅雨のむしむし感や、夏バテの疲労回復などに良いです。もちろん、お好みで唐辛子を入れて、辛くするのもおいしいでしょう。なお、豚肉のコマ切りも苦瓜との相性がとても良いので、たまごの代わりにやってみてもいいですよ。
(李)