土豆焼牛肉(牛肉とじゃが芋の煮込み)
今年の夏はとても暑いですね。もう9月に入りましたが、残暑がまだまだ続いてます。皆様はいかがお過ごしでしょうか?夏バテがなかったでしょうか?
さて、この暑さに負けないように、体力を作らなければならないので、営養いっぱいあるものを食べましょうね。今日は、中国の家庭料理の「土豆焼牛肉」を紹介致します。作るのに、多少時間がかかりますが、カレー作りと同じ、意外と簡単に作れますよ。
じゃが芋を中国語でいうと、「馬鈴薯mǎlíngshǔ」で、「土豆tǔdòu」とも言います。「土豆焼牛肉」という料理は中国で面白い歴史的な話があります。
じゃが芋は400年程前にヨーロッパから中国に伝わってきた野菜で、上にあったよく言う二つの名前のほかに「洋薯」など色んな名前があります。「土豆焼牛肉」はもともとハンガリーの料理で、元ソ連共産党第一書記フルシチョフがある日ハンガリーのある場所で、通俗的に「共産主義」とは「土豆焼牛肉」をよく食べられると言いだされました。これに対して、当時中国の党首である毛沢東はそれが「ソ連修正主義」の看板料理だと風刺しました。毛沢東の名言「土豆焼熟了、再加牛肉」があったから、この料理が全国に広がりました。
本当の作り方ですが、毛沢東が言った方法の反対で、先に牛肉を煮込んでから、じゃが芋を入れることです。おそらく、毛沢東は自分で料理をしたことがないでしょう。
材料:
軟らかめの牛肉500g、じゃが芋(中)3個、生姜1かけ、青ネギ4~5本、ニンニク2かけ。サラダ油、料理酒、醤油、砂糖、塩、味の素適量。
作り方:
1、牛肉を食べ易いサイズに切り、沸騰したお湯に入れ、表面の色が変わったら、お湯を捨てて、肉をきれいに洗い、水分を切る。
2、じゃが芋を食べ易いサイズに切って置く。生姜を薄切り、ねぎを3~4センチ位に切る。
3、中華鍋にサラダ油を大さじ2杯位入れ、熱くなったら、牛肉、生姜、ニンニク、ねぎの白い部分を入れて、強火でさっと炒めながら、料理酒、醤油、砂糖(皆普通の分量)を入れて、さらに炒める。香りが出て、牛肉が茶色になったら、水たっぷり(牛肉を完全に埋もれるまで)入れ、蓋を閉めて弱火で煮込む。牛肉が軟らかくなったら、じゃが芋を入れて混ぜてから、さらに数分間煮込む。水分が少なくなったら、塩と味の素少々、ねぎの青い部分を入れて、軽く混ぜたら完成。
(李)