手軽な中国家庭料理⑥--百合氷糖銀耳粥
ようやく秋がやって来ましたが、まだまだ平年より暑い日が続いております。ムシムシして、食事をちょっと不注意したら、すぐに身体の中に熱が籠っている感じますね。
こんな時期は、「百合氷糖銀耳粥」を食べると良いでしょう。一番簡単な方法(二人前)は、百合の根(干)30g、銀耳(白木耳)15g、粳米50g、氷砂糖50gをお粥にする事です。最後(出来上がる5分ほど前)に枸杞10gを加えると彩りが良くで、滋陰効果も増します。
私はいつもいろんなものを適当に入れて楽しんでいます。レシピなどに沿ってやるのがあまり好きじゃないからです。今回、使ったものは、百合の根(干)、銀耳、蓮子、緑豆、金時豆、氷砂糖で、みんな適量です。もちろん、黒芝麻(胡麻)や核桃(くるみ)、大棗(ナツメ)、花生(ピーナツ)なども使えます。なお、咳き込むときは梨を、梅雨の時期に青梅を使うと良いでしょう。
作り方:
1、氷砂糖以外の材料をそれぞれ水で洗い、4~5時間以上浸けて置きます。
2、鍋に銀耳、蓮子、緑豆、金時豆を入れ、たっぷりのお水を加え、弱火で1時間以上ゆっくり煮込む(最初は強火でも良い)。炊飯器を使っても良いが、私はトロミを求めたいので、時間を掛けて弱火で煮込みました。
3、百合の根と氷砂糖を加え、さらに5~10分間煮込みます。
効用:潤肺生津、養陰清熱、清心安神、利水補腎、補気止咳、健脾養胃など。
附:
百合の効用:温肺止咳、養陰清熱、清心安神、利二便(大小便)。
銀耳の効用:強精補腎、潤肺生津、止咳清熱、養胃補気。
氷砂糖の効用:和中健脾、潤心肺、解熱止渇、解酒毒。
(李)