10月25~30日、日本校18名の在校生・卒業生の方が北京本校への研修(大学付属病院での臨床実習及び北京本校にての薬膳講義)に参加されました。また、中医中薬専攻科・平成19年生の卒業式も行いました。肌寒い深秋の北京で、晴れる日が続いていたが、最初の2日間は寒さを感じられましたが、卒業式の日から、最高気温が5~6度も上がり、万里長城への観光の日を含め、とても過ごし易い天気になっていました。
大学付属病院での臨床実習は、一流の臨床医師指導の元で行い、先生の詳しい解説によって、今までに学んだ中医学の理論を臨床実践の中で検証されました。また、大学付属病院という環境の中で、日本では得られない、臨床の体験を習得することができました。
なお、薬膳チームは北京本校にて中医営養学教授の周倹先生により、「中国薬膳概況及び現状」、「五臓の食養」、「糖尿病の新観点及び飲食療法」などの講義を受け、そして、27日に薬用植物園を見学され、その中の薬膳レストランで本格的な薬膳料理を体験されました。
28日の木曜日の午後2時より、中医中薬専攻科・平成19年生の卒業式典は本校講堂にて行いました。18名研修に参加された方の中に、10名の方が、多忙な北京中医薬大学の高 思華学長から卒業証書を授与されました。皆様が、教務処、外事処の処長ら、本校の教授達の見守る中で、卒業証書を受け取る感動は、中医学を学んで良かったという思い出になられました。
最後に、卒業生の菅野 あゆみ様が温かいお礼の言葉を学校の先生方へ送りました。
また、祝賀パーティでは、徐 孝副学長や、日本校の高鶴亭学長、植松理事長、3年前まで日本校で講義をして下さいました高 春媛教授のお祝いの言葉を頂き、東直門病院で講義をして頂いた教授及び通訳の方、本校の一部の在学生とのコミュニケーションもでき、大変有意義なパーティでした。
なお、初めて北京を訪れる方にとっては、万里の長城の登りや、北京ダック、薬膳料理等の北京料理や、中国の民族料理などに、満足して頂きました。
国立北京中医薬大学日本校は、学生及び関係者の皆様に中医学を学ぶ機会を作り、中医学の国際交流を深め、日本における中医学の普及と振興に尽力してまいりました。今回の研修旅行に、18名の方が参加され、臨床研修によって、中医学の技能を高めることが図れれば、幸いに存じます。
最後に、この場を借りて、今回ご参加いただきました18名の方々へ感謝の意を表したいです。皆様の温かいご協力によって、無事に終了しましたことを心から感謝いたします。短い旅とは言え、中医病院で本格的な体験をされて、充実な毎日を送ることが出来ましたでしょうか。
なお、皆様は研修レポーターや旅の思い出などが書かれましたら、是非、学校へお寄せ下さい。近いうちに学校のブログへ掲載したいと思います。
皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
(李)