こんにちは、周です。今回は二十四節気―冬至の話です。
冬至は中国の旧暦の中で、非常に重要な節気で、伝統的な祝い日でもあります。「冬節」「長至節」「亜歳」とも称されます。約2500年前の春秋時代に、中国は太陽を観察して冬至の到来を測定できたのです。冬至は二十四節気の中で一番早く制定したもので、西暦12月22日或は23日です。古人は冬至について、こう言いました:「陰極之至、陽気始生、日南至、日短之至、日影長之至」。冬至以後の気候は最も寒冷の時期に入り、民間では、「冷在三九、熱在三伏」(三九は一番寒い、三伏は一番暑い)と言う諺があります。
(注:三九は冬至以後にやってくる第三度目の九日(27日間)を数え、二十四節気の大寒のあたり、西暦1月20日頃、冬季に最も寒い時期を意味します。三伏は
2009年5月25日ブログをご参照ください)
冬至過節(冬至を祝う)習慣は漢代から始まり、唐・宋代では盛大な祝う行事をとして行われて、今日に受け継がれています。この日に家でご馳走を作って食べて祝います。全国各地(東南西北の各地)で異なる「食」習慣があります。北方は羊、餃子、ワンタンを食べ、南方は米団(米で作られた料理)、長線面(麺類)を食べます。各地では「祭天祭祖」という行事もあります。
ここで唐代詩人―白居易の詩を紹介します。
邯鄲冬至夜思家
邯鄲驛里逢冬至
抱膝灯前影伴身
想得家中夜深坐
還応説着遠行人
邯鄲で冬至の夜家を偲ぶ
邯鄲の旅館で冬至にあう
灯りの前で(一人)膝を抱き、伴に居るのは自分の影のみ
思えば故郷にいる家族の皆が、夜深くまで坐り
やはり旅人(私)の噂をしているに違いがない
邯鄲:中国河南省にある古都
驛:宿場(旅館)
遠行人:旅人、ここは自分を指す(自分を見て言う)