前回、菊普茶を紹介致しました。実は、中国に菊普茶より、菊花茶のほうが多く飲まれています。菊花は清熱解毒や明目の作用を持ち、なお独特な香りもありますので、みんなに愛用されています。中国のレストランは、どこでも菊花茶を出すことができます。普通のお茶屋にもたくさん売られていますので、私はよくお土産として、買ってきます。ここで、菊花茶の飲み方や入れ方を紹介しましょう。
先ず、体質と身体の状況に合わせて飲みましょう。菊花にアレルギーの人が稀にしか見られないが、アレルギー体質を持っている方は、最初に飲む時、1-2輪をお湯に浸してから飲んでみて、問題がなければ、通常の量で飲用しましょう。菊花は涼性なものなので、目が赤く眩暈する人、喉が痛い、「肝火上炎」タイプの高血圧の人にとても相応しいが、「脾胃虚寒」で下痢し易い人、普段寒がりで手足が冷える人は多く飲まないほうが良いです。
入れ方ですが、一人で飲む場合は、透明なガラスコップに5~6輪の菊花を入れ、お湯を注ぎます。数人で飲用する場合は、透明な急須に一撮み菊花を入れて、お湯を注ぎ、3分間浸してから小さめなガラスコップに入れます。
紅茶と同じく、菊花茶に氷砂糖を入れると口当たりがとても良いです。しかし、糖尿病患者や血糖値が高い人は、氷砂糖を入れないほうが良いです。なお、脾虚の方も甘過ぎるものを食べる(飲む)と、口の中粘々になったり、酸っぱい感が出たりして、唾液が多くなります。氷砂糖の代わりに、蜂蜜を使っても美味しいです。
なお、毎回一撮みの枸杞子を加えると、見た目も綺麗し、味も一層美味しくなります。滋養肝腎の効果も期待できますので、目の疲れや、かすみ目の場合、是非、飲んでみて下さい。
(李)