第二段階(経後期、生理が終わってからの第一週~10日位)
生理が終わったばかりの時は、陰血の損失が比較的に大きいので、この時期は、滋陰養血は必要です。これで、体内の「陰」のパワーの蓄積を促進できます。陰血が充満してあれば、次回の月経に備えられます。
この段階の食療方を紹介します(一人1日の分量):熟地黄、製首烏各9g,当帰、炒白芍、各3g,阿膠6g、竜眼肉6個、豚の背骨1本。煮込みスープを作ります。原則は、豚の背骨が完熟するまで煮込めば、良いです。自分の好みで少々調味料を加えて下さい。主にスープを飲むですが、食べられるものを食べてしまいましょう。一週間に2~3回食べることを薦めます。
この処方の中、熟地黄は滋補腎陰・養血、製首烏は滋補肝陰、当帰は活血養血、阿膠と白芍は滋陰養血、豚の背骨は「血肉有情のもの(滋陰養血のできるものという意味です)」、中医は豚が「水畜」だと認識していますので、故に滋陰のものだとされます。
(李)