第四段階(経前期、たいてい生理が終わってからの第三週ですが、排卵の直後から、次回の生理までの期間です)
この時期は、次回の月経に備えるため、陽気がさらに充足します。食療原則は陽気を補充することです。
この段階の食療方を紹介します(一人1日の分量):熟地黄9g,当帰6g、赤芍、菟絲子、巴戟天各3g,山薬約50g、羊肉50g。同じく煮込みスープを作ります。この食療方は、一日おきに食べでも宜しい、次回の生理が来る直前まで、食べられます。
この処方は、山薬は滋補脾腎、巴戟天は温補腎陽、豚肉を使わずに、羊肉だけ使うのは、さらに身体の陽気の生発を促進します。
この時期に注意して欲しいのは、一部の女性は生理前に、短気になり、怒り易くなります。これは、肝気不舒の原因です。この場合は、いま紹介しました食療方に玫瑰花3個を加え、疏肝理気の作用を求めます。
(李)