こんにちは、周です。今回は人参(食用人参)についての話です。
人参は中国語で胡蘿卜・紅蘿卜・胡芦菔とも言います。性味は甘・辛、平で、脾・肝・肺経に帰経します。健脾和中・滋肝明目・化痰止咳・清熱解毒があります、脾虚食少・体虚無力・腹痛・泄瀉・雀目(夜盲症)、咳喘・咽喉腫痛・麻疹・水痘に用います。「東方小人参」とも誉められています。
人参と配伍して、加熱して食べる方法を紹介します。
黄耆・猪肚(豚の胃袋)・山薬(山芋・長芋)を一緒に食べます。黄耆は補脾益気作用があり、健脾作用ある山薬・猪肚と配伍して、補虚弱の作用が増強することができますので、脾胃虚弱・消化不良の者に最適です。
注意事項:
① 人参は生食できますが、生食の場合は、ピーマンと一緒に食べないです。人参はカロチンの以外に、ビタミンC分解酵素も含まれるので、その酵素はピーマンに含まれるビタミンCを破壊してしまいます。
②大根(中国語は白蘿卜と言います)と一緒に食べないです、両者の営養分を低下させる為です。
③酢を禁忌します。人参に含まれるカロチンを破壊してしまうからです。