こんにちは、周です。今回は排便保健法の話です。
二便(大小便)は身体新陳代謝、体内代謝廃物を排除する主要な形式です。二便正常かどうかは、直接に身体の健康に影響を与えます。今回は排便保健法を紹介します。
大便通暢(便通を良くする)の保健法
古代の養生家から、大便正常を保たれることを非常に重要視します。漢代の王充が、≪論衡≫にこう指摘してあります:「欲得長生、腸中常清、欲得不死、腸中無滓」。金元の時代の著名医家・朱丹渓(1281-1358)も、「五味入口、即入於胃、留毒不散、積聚既久、致傷沖和、諸病生焉」と言いました。つまり、腸中の渣(滓)、濁物は直ぐに清理(清掃する)、体内から排出させることによって、機体(身体)の生理機能を稼動できます。大便通暢にする方法は沢山ありますが、下記に要約されます。
①定時的に排便する習慣をつける
朝起床(起きる)或は就寝前に排便する
②自然に任せる
我慢と無理やり出さないこと
③肛門の衛生面と排便後の調理を注意する
日本では、衛生面は問題ないですので、ここで省略します。食後の排便する時、排便後は水分を取り、空腹の排便する際、坐って(洋式トイレ)するのがお勧め、排便後も食べ物を摂取する。
④運動や按摩すると便通を良くする
普段の生活には、運動や按摩術をする
小便清利(正常の小便を良くする)の保健法
小便は水液代謝の後に糟粕を排除する主要な途径(ルート)です。肺・脾・腎・膀胱などの臓腑と深く関係してありますが、腎は新陳代謝の原動力とされ、「腎主水」と称します。詩人・蘇東坡の≪養生雑記≫に、こう書いてあります:「要長生、小便清、要長活、小便潔」。清代・曹慈山(文苑俊秀・養生家である)≪老老恒言・便器≫にも、「小便惟取通利」と記載してあります。つまり、小便通利は身体健康の要因です。具体的に纏めてみます。
①飲食調節法
「通調水道」が重要視されます。曹慈山は「通調水道」に良い方法を4つのボイントに纏めてあります:少食・素食・食久後飲・渇而才飲。
②導引按摩法
導引壮腎:就寝前か朝起きる、呼吸を調え、舌を上腭にあてて、目がやや上方を見て、呼吸の動作によって、ゆっくり肛門を収縮する・放松する(リラックスして、力を抜く)、吸気時に収縮する、呼気時に放松する。8~24回を連続する、もし唾液が溜まった場合は、その津液(唾液)を飲む。この導引按摩法は養腎気効果があり、頻尿・尿失禁の防止・治療できる。
端坐摩腰:正座して、両手を腰部に置き、上下推搓(擦る)30~50回、熱が発するまでの力で良い。この導引按摩法は強腰壮腎作用があり、通調水道の効果ある。
仰臥摩腹:仰向け、呼吸を調え、手の掌が熱くなるまで手もみした後、まず腹部の両側に置き、徐々に中央・下部へ移動する、30回繰り返す。推す力は軽くから段々重くまで。朝晩、起きると寝る前にする。益気、膀胱機能を高める作用があり、尿閉、排尿困難に有る程度の防治(予防・治療)作用がある
③排尿禁忌事項
排尿は腎と膀胱気化という功能の現われてあり、生理反応の1種でありますので、便意がありましたら、我慢しないで下さい。我慢すると、腎と膀胱の気を損傷されます。また、男性は排尿姿勢も注意しなければなりません。≪千金要方・道林養性≫に、こう言っています:「凡人飢欲坐小便、若飽則立小便、慎之無病」。