こんにちは、周です。今回は「六種人参」を紹介します。
以下の六種食物は、「人参」を比喩されています。
果蔬人参―胡蘿ト(果物・野菜類人参―食用人参)
食用人参は、養肝明目・補気健胃・養腎健脾・清熱解毒作用があります。
詳しくは、2011.8.11記事をご参照下さい。
水中人参——泥鰍(水中人参―ドジョウ)
補益肝腎・利水袪湿・解毒作用があります。消渇・陽痿・時疫発黄(肝炎黄疸)、営養不良い性水腫を補助治療します。
海中人参——海参(海中人参―ナマコ)
補腎益精・養血潤燥・止血作用があります、精血虧虚・虚弱・陽痿・小便頻数・頻尿に用いられます。
魚類人参——銀魚(魚類人参―シラウオ)
中国は銀魚の起源地であります。銀魚は主に東部近海(長江流域を含む)や各大きい水系の河口域に生息し、世界17種中の15種が分布しています。史料によりますと、銀魚は古くから(春秋戦国時代)、その名を知られ、「聖魚」「神魚」と見なされます。昔は膾残魚と称され、白小とも呼ばれます。唐の大詩人―杜甫の≪白小≫詩があります:“白小群分命、天然二寸魚。細微沾水族、風俗当圓蔬。人肆銀花乱、傾箱雪片虚。生成犹舎卵、尽其義何如”。その詩は、銀魚の生態・特徴・生息環境を概括されています。
益脾胃・補気潤肺作用があります。脾胃虚弱・小児疳積(小児疳症の1つ)・営養不良・虚労咳嗽・乾咳無痰(カラ咳・痰がない)に用いられます。
銀魚は、魚参と称賛されています。魚は全て(丸ごと)食べられます。乾燥した銀魚の栄養価値はもっと高くなり、含まれたカルシウムは、群魚の中で最も多いです。高カルシウム食物は、大腸癌の予防の有効だと言われています。銀魚は抗衰老・防癌の美食です。
茶中人参―絞股藍(茶中人参―絞股藍、こうこらん)
別名は五葉参・七葉参・小苦薬・神仙草・南方人参です。性寒、味甘で、肺・脾・腎経に帰経します、滋補肝腎・安神・降血圧(血圧を下げる)作用があり、高脂血症・高血圧・高血糖・不眠・肥満・脂肪肝・内分泌失調・慢性呼吸器炎症・疲労等に、幅広く使われています。民間では、不思議な「不老長寿草」と呼ばれます。
動物人参―鶉(動物人参―鶉、ウズラ)
補中益気・強壮筋骨・止瀉作用があります。脾胃虚弱・泄瀉・下痢・小児疳積・風湿痺痛に用いられます。ウズラ肉は、高蛋白・低脂肪・ビタミンA・B1・B2・C・Eが多く含まれます、中高年及び高血圧・肥満の方には最適です。
注:中国では、ウズラ肉(毛・内臓を取り除いて、鶏のように使われる)も食べます。