中医中薬専攻科 国際中医師試験を受ける方へ
当校では、世界中医薬連合会が主催する国際中医師試験に参加するのは、年に一度のみです。2013年(平成25年)度は、10月13日(日)・14日(月・祭)に開催する予定です。
この数年間、国際中医師試験の内容は変わっておりませんが、合格基準は年々厳しくなっていまして、昨年度(2012年)試験の内容及び合格基準は下記の通りです:
1.中医基礎理論
2.中医診断学
3.中薬学
4.中医方剤学
5.中医臨床総合
上記各科目の問題形式は共に、A型・B型選択問題を100問で、総点数100点で合格ラインは60点です。
*「中医臨床総合」に、中医内科学70%、中医婦人科・中医小児科・中医外科学各10%を占めます。
6.弁証論治: 問題形式は症例分析です。全4問を総点数が100点で合格ラインは60点です。
*「弁証論治」に、カルテの書き方を含む。4問の症例の中、3問が内科の症例です。
上記1~6の回答時間はそれぞれ90分です。
なお、2010年までの合格基準は、総点数360点で弁証論治のみ60点でした。当校の合格率は90%以上に維持できましたが、2011年に合格基準が変わり、総点数360点のうえ、弁証論治が60点、他の各科目が45点以上でした。その年、当校の合格率は初めて90%より下回り、84%になりました。昨年度の合格基準がさらに厳しくなり、全科目が60点以上でないと不合格とされます。そのため、当校の合格率は73.5%まで下がりました。今年の合格基準などについては、まだ試験センターからの連絡が来ていませんが、昨年度より甘くなることがまずないと思います。
概して言えば、なるべく早めに試験を受けた方がよいということです。
詳しい試験案内は試験センターからの連絡が来ましたら、改めて連絡しますが、2013年(平成25年)に試験(再試験)を受けたい方は、今から試験の準備を始めることをお勧め致します。
試験の準備は、大きく二つに分けられます:
その①は選択問題の練習です(『国際中医師標準試験復習大綱』を使用する);
その②は弁証論治の練習です(内科学で詳しく勉強する各病証をしっかり覚えておくこと、臨床研究科を積極的に聴講する)。
昨年度の成績を分析しました結果は、最も合格率の低いのは、「中医方剤学」と「弁証論治」、その次は「中薬学」でした。「弁証論治」の症例及び練習方法について、別途で解説致しますが、まず、「中医方剤学」と「中薬学」に重点を置き、問題集(『国際中医師標準試験復習大綱』)をクリアしましょう。
担任の教授は勿論応援致しますが、教務担当の李(り)と周(しゅう)も皆様を応援致しておりますので、勉強について分からないことなどがありましたら、どうぞ、遠慮なく、いつでも質問をして下さい。
(李)