世界中医薬学会連合会第十回大会が去る9月21・22日、米国カリフォルニア州サンフランシスコ市南部にある、シリコンバレーで有名になるサンタクララ市にて開催されました。世界各国からの出席者が1000名余り、日本校の植松理事長と教務担当の李宏もこの大会に参加致しました。
開会式に、世界中医薬学会連合会の主席佘靖、中華人民共和国サンフランシスコ総領事館の領事袁南生、サンタクララ市の市長代表、市議員のTeresa o’Neill女史などが開会の挨拶を述べました。
本大会は「東西医学を提携して全人類の健康に務める」という主題にして、東西医学の前線に活躍している専門家らが講演もなされました。中に、アメリカの『米国新聞と世界ニュース』にも報道された名医のColin M.Feeney博士の『最新突破――伝統医学を活用し、全米初めて公立病院に中西医結合という専門科を創立』、オーストラリア中医薬針灸学会連合会秘書長の劉熾京教授の『大医至簡の中医体系――脈象、臍針と脈に拠り薬を選ぶ』などの講演は大変好評を得られた。他に、学術交流や、針灸、中薬、中医教育などの展示会も同時に開催され、論文集には学術論文240篇余り収集された。
22日の午前中は世界中医薬学会連合会の理事会及び監事会の会議が開かれた。連合会が成立して10年間の業績を纏め、中医薬の国際的発展の情勢及び今後10年間の展望を明確した。なお、今後の議題として『中医薬の臨床研究における倫理審査機関及び基準』に決めた。
世界中医薬大会への参加者が年年増え、高レベルな論文の発表や中医技術の交流が深く広くなり、大変喜ばれることです。これからは、日本の中医学従事者も大いに活躍し、奮って論文の発表と技術の交流にも参加して欲しいです。
(李)