こんにちは、周です。「単味」良方の紹介です。
10回目・糖尿病の続き
泥鰌
泥鰌100g、干し荷葉適量。泥鰌は日陰干し、頭・尾を切り捨て、炭で焼く。焼いた泥鰌と荷葉を別々に研末(粉状にする)して、同量(毎回6g)を白湯で服用する、毎日3回。
鮑
干し鮑20g、大根250g。煨湯―長時間とろ火にかけて作ったスープ(味は濃厚で滋養に富む)服用する、隔日1回。1クールは6~7回である。滋陰清熱・寛中止渇作用がある。
茶葉
新鮮な茶葉を冷水で洗って日陰干し(注:日光で干し・烤烘=あぶる・炒=炒るは不可)。日陰干し茶葉10gを、白湯500ccに5~6時間を浸ける。お茶代わりに飲む。最後は茶葉を食べる。
注意事項:服用した4~6時間を経過してから、お茶を再飲用すること。
服用した後、胃部不快感があったら、中止すること。
就寝前2~3時間お茶を飲まないこと。
苦丁茶
苦丁茶10g。先ず、苦丁茶を冷水で3時間浸けてから、お湯で泡服(お湯を注ぐ、10分後に飲む)する。毎日3回。1週間を継続する。
玉米須
①玉米須50g、猪(豚)背骨100g。適量の水を加え、文火で1時間煮る。お茶代わりに飲む。
②玉米須90g、天花粉30g、豚肉(赤身)100g。上記材料に適量の水を加え、文火で1時間煮る。肉を食べ、スープを飲む。
③玉米須100g(乾燥50g)、亀1匹、生姜・葱・黄酒・塩適量。亀を下処理する(亀を熱燙に浸けて、排尿させてから、再び沸騰している水に入れて、死なせる、頭・爪・内臓を捨てる)。玉米須は、ガーゼで包み、亀(甲も使う)と一緒に土鍋に入れて、生姜・葱・黄酒・塩・水適量を加え、武火で沸騰させてから、文火で炖する(薬膳料理の調理法の1つ)。この方は、養陰補血・降圧作用があり、糖尿病・口渇倦怠・高血圧・慢性腎炎に有効である。
次回へ続き