こんにちは、周です。「単味」良方の紹介です。
11回目・糖尿病の続き
番薯葉(サツマイモの葉)
番薯葉50g、冬瓜100g 番薯葉・冬瓜は、細かく切って、適量の水を加え、柔らかくまで煮て食べる。毎日1剤。
荔枝核(れいしかく=ライチの種)
荔枝核、天花粉各等量(同量) 研末(粉状にする)して、毎回10gを白湯で服用する。1クールは20日間である。
向日葵
向日葵1個、大棗250g 上記2味を一緒に煎じて、向日葵は捨てて、大棗を食べ・スープを飲む。
柿葉
新鮮な柿葉を綺麗に洗い、千切りし、塩で浸けてから食べる。毎日5~6枚。
山薬(山芋・長芋)
①新鮮な山薬200g 綺麗に洗い、皮を剥く、蒸し。食事の前に食べる。毎日2回。この方は、補脾止瀉・補腎収攝があり、尿多・口渇・易飢餓に適宜する。
②山薬5~10g 煎じて食べる・飲む。
③新鮮な山薬120g、綺麗に洗い(皮も使う)、食べやすいサイズに切って、500cc水を加え、400ccまで煎じる。食べる・飲む。
④山薬40~60g(新鮮な山薬100~120g)、粳米100~150g 薬米同煮法(薬粥制作法の1つである)でお粥を作る。毎日3回。
⑤新鮮な山薬60g(皮を剥く、おろし)・綺麗に洗い・米60g、酥油(バター)・白蜜(白い蜂蜜)各適量。米はお粥にする、山薬・酥油・白蜜はよくかきまぜてから、お粥に入れて、又よくかきまぜる。冷蔵庫に入れて冷やす。朝御飯として食べる。この方は、補益肺・脾・腎作用があり、腎精不足・脾失温煦による腰酸痛・遺精・帯下・食欲不振・便溏・小便不利、肺陰不足による労熱咳嗽に有効である。注意事項:熱証・時疫・湿熱下痢は禁忌である。
⑥新鮮な山薬200g、葛根150g。山薬は綺麗に洗い、皮を剥く、適当のサイズに切る。500cc水を加え、1時間文火で煮る。葛根を入れながらかき混ぜる、トロトロになるまで煮る。3回に分けて食べる。
⑦山薬15g、黄連6g 上記2味を一緒に煎じて服用する、毎日1剤。
⑧山薬・天花粉各30g ガーゼで包み、600cc水に15分位浸けてから、文火で300ccなるまで煎じる。お茶代わりに飲む。この方は、生津止渇・降血糖作用がある。
⑨山薬・天花粉各30g ガーゼで包み、300cc水に15分位浸けてから、文火で100ccなるまで煎じる。料理を作る際、その煎じ汁を入れる。
⑩山薬20g、天花粉各15g、粳米50g、蜂蜜1匙 山薬・天花粉・粳米1500~2000cc水を加え、武火で15~20分煎じてから、蜂蜜を入れながら混ぜる。朝晩1回食べる。1クールは2ヵ月である。口渇・口乾舌燥・小便頻数・苔黄・脈数に有効である。注意事項:過食しないこと。
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