こんにちは、周です。今回は保健灸法を紹介します。
保健灸法とは、身体のある特定穴に灸を施し、調経絡・養臓腑・益寿延年という効果がある養生法の一つで、中国の独特的な養生法であります。強身保健だけでなく、久病体虚の方にも良いです。保健灸法は古くから使われています、≪扁鵲心書≫に、こう記載してあります:人於無病時、常灸関元・気海・命門・中脘、○(ロの下に虫)未得長生、亦可得百歳矣。
艾灸(艾葉でお灸する)は、一般的な灸法であります。艾葉は温辛・肝脾腎に帰経し、温経止血・散寒止痛作用があり、灸法に使う理想的な材料です。
保健灸法は、主に4つ効果があります。
①温通経脈、行気活血
②培補元気、予防疾病
③健脾益気、培補後天
④昇挙陽気、密固膚表
保健灸法の方法
形式上では、艾炷灸・艾条灸・温針灸に分けられます。方法上では、直接灸・間接灸・懸灸に分けられます。保健灸は、艾条灸は常見されます。お灸の時間は、3~15分間が目安とします(病情・年齢・性別・季節・部位により、時間を決める)。
保健灸法の常用穴
①足三里 健脾益胃作用があります。また、中高年には、中風の予防もできます。
②神厥 補陽益気、温腎健脾作用があります。
③膏肓 強壮作用があります。
④中脘 強壮の要穴で、健脾益胃・培補後天作用があります。
⑤涌泉 補腎壮陽・養心安神作用があります。
その他に、曲池・三陰交・関元・気海などもあります。