こんにちは、周です。今回は麻酔薬を作った第一人を紹介します。
「関云長刮骨療傷」の故事を皆さんがご存知と思います。三国時代の関羽は、右腕が毒入りの矢に射られ、神医・華佗(後漢末;109?-207?)の「刮骨療毒」手術を受けながら、談笑風生(話が笑いを交えながらますます興に乗るさま)の様子に周りの兵士達が敬服しました。
伝えによると、華佗は手術する前に、痛みを和らげる為に関羽の傷口にある麻薬を撒きました。神医・華佗は、「世界上製造麻酔薬第一人」と讃えられています。
麻沸散(華佗が作った麻酔薬)を発明した際のエビソートを紹介します。
大昔、外科手術施行する時、患者の手足を紐で縛って、棒で敲き・放血などの方法で昏厥させてから手術を施します。華佗は患者の苦痛を減軽するように、あらゆる方法で止痛薬を探していました。ある日、華佗は生薬を取りに山に行き、負傷した樵夫(木こり)に出会いました。樵夫は大丈夫だと言いながら、ある植物の葉(のちに麻沸散の主要成分)を摘んで揉みつぶして、傷口に置き、しばらく経ちますと、痛くないと言いました。その後、華佗は、あの植物の名が曼陀羅(マンダラ)と称されることを知りました。
現代、マンダラの花・葉・実は皆麻酔止痛作用があることを知り、その中で花の部分は尤も効果が良いとされています、「洋金花」とも呼ばれます。その他、止咳・平喘・鎮痙作用もあるとわかりました。劇毒(種3粒で中毒とされる)ですので、慎重に使うべきです。