こんにちは、先週土日(8月30日・31日)夏季講習会(その4)を行われました。今回は韓先生からの「メタボリックシンドローム(MS)の中医治療」でした。2つ病案を取り上げ講義されました。
韓先生は現代医学(西洋医学)と中医学理論を結合し、中医学の角度から、分かり易く解説を頂きました。中医学では、MSという病名はあませんが、古代からMSに関する記載してありますー「消渇」・「眩暈」・「脾癉」などに帰属されます。MSの発症は、主に3つ臓腑―肝・腎・脾に関係してあり、どちらの1つ臓腑機能失調すればMSを発症します。中医弁証の考え方と要点を詳しく講義され、中国及ぶ日本で使われている方剤も紹介されました。常用されている単味薬を紹介されました。
附:単味薬
黄連、人参、大黄、薏苡仁、天花粉、白朮、黄耆、赤芍、葛根、三七、玉米須、苦瓜、虎杖、沢潟、何首烏、枸杞子、地骨皮、淫羊藿、茵陳、山楂、黄芩、蒲黄、生地黄、丹参、川芎、夏枯草、桑白皮
4回にわたって今年の夏期講習会の紹介させて頂きました。ご覧になっていただき、ありがとうございました。来年のご参加を、お待ちしております。