北京研修旅行のレポート
23年4月入学 S.Chieko さん
最後は、婦人科!外来でしたよ。
すごい人が行列になっているのをみて、これまた驚きました!鍼灸の外来とはこれまた違って、女性女性女性ですからね。
ここでは、通訳の方が次々と患者さんの症状や方剤などを伝えてくれる感じで、どの患者さんを診ているのかは、正直、わからず。。。その横で、時々、内診台に向かう女性が!なんともドアを開けたまま…プライバシーが~という間もすでになく、助産師だった同期は、日本では信じられないわ。。。と何度も小さな驚きをしているのを私は見逃さなかったのであります。
途中、組織検査を診せてもらうことがあったので、これまた驚く!これが正常です。と言われたものの、異常がわからないので、はて、いったいなんぞや状態。
ほんと医師として扱ってくれて、ありがたいような、はて、どう対応したらいいものだか・・・戸惑う研修でもあったりして。日本に帰れば、ただの人が多いわけで、なんとも申し訳ない気持ちもあったりして。
通訳の先生はまだ幼子がいて、日本の粉ミルクにとても興味があるとのこと。途中、その話で盛り上がり、産後はどういった食養生しているのかなどなど、いままでの方とは違った話ができて、これまた楽しい時間でもありました。
鍼灸以外の先生方と一緒に写真撮影できたことが良かったなぁ。やはり外来はとても忙しく、時間に追われている。中国の人口から考えると、医師の数や病院などすべてにおいて足りてないのでは?と思ったり、診療費と薬代などをはじめ、病院の経営はどうなんだろうと関係ないことまで想像してしまったのであります。
その後、病院を後にして、私たちは、いざ北京中医薬大学へと向かったのであります。こちらに併設されている病院を見学させてもらいましたが、こちらは漢方と推拿・鍼灸のみでの治療とのこと。病院によって、それぞれ特徴があるものだ!と感心したり。それにしても、処方されている漢方薬の多さに驚いたなぁ…日本の漢方薬の何倍あるだろうか?
日本で処方されている量の何倍くらいんだんろうか・・・何種類も次から次へと並べられていくのを見て、驚くとともに電光掲示板に値段と産地が書いてあり、これまたびっくり!日本とは違った薬局風景でした。
そして、卒業式の前に、私たちは、博物館をみせてもらったのですが、無料でこのすばらしさ!と思うと、本当に感動の一言。
大学にいれば毎日でもこれが見れるのか!!!と思うと、ほんと正規の生徒が羨ましく思ったものです。10分の1、いや100分の1でもいいので、日本校でもおすそ分けしてほしい!!!と切に願い、こそっと依頼してきたのであります。
実に私はここで大量の写真を撮ったのです。なぜか!それは、炮製された種類も展示してあったから。こういった感じで、違いが判るのっていいなぁと思ったりもしたし、例えば、クマやシカがそのまま剥製になって展示されていたり・・・
清熱薬などといった分類わけになっていたり!ほんと参考になって、もっと時間があったら、毎日のように通いたいなと思ったわけ。ここは、一見の価値あり!漢方薬と鍼灸などに別れていて、展示の仕方も良かったしね。。。
さて、卒業式は、会議室内で!厳かな感じで行われましたよ。ちょうどカメラを預かっていたので、全体写真を撮っていました。
先生方からお祝いのお言葉を頂き、生徒代表の言葉も!彼女の言葉を聞きながら、みんなが涙目になって、すすり泣く声が・・・なんて言いたいところですが、ま、感動している雰囲気がひしひしと伝わってきました。その後、一人ずつ、卒業証書を頂きました。
写真撮影タイムでね。みんな、思い思いに写真を撮っておりました。
そして・・・
謝恩会へと移動しましたよ~留学生5人が同席してくれてね。交流をしたのであります。鍼灸専攻している人が多く感じたのは、なぜかしら。
ひとり日本人ではなく中国人が混じっていて、英語と中国語で会話したり、それぞれ交流を深めていました。
私は、元学長や部長の近くにいたので、薬膳や中薬を学んだ貴重な4年だったこと!本校にきて、羨ましく思ったことなど、そして臨床経験の増加など、いろいろと話したのであります。
みんなで写真をとって、ともに学んだ日々を思い出したり、これからのことを考えたりと貴重な時間が過ぎていきました!
毎晩、宴会が続くので、食べてばかりの日々。それでもその後、食い倒れならぬ、出かける自分たちの元気の良さには驚いたけれどね。さすがにその後に食べることはなかったけれどね。
毎晩、ホテルに戻ってベッドに入ってもすぐに寝ることなく、遅くまで話していて、よく話すことがあるなぁと思いつつ、まずは復習して、いろいろと思ったことを話すのは貴重な時間でもありました。
卒業式が終わったら、ホッとしてしまってね。でも、フリーの1.5日が貴重な時間でもあり、朝早くから、もちろんでかけたのはいうまでもありません。
フリータイムは、景山公園にいって、北京の景色を見下ろしてみたり。
pm2.5の影響もあって、故宮がすべて見えなかったのが残念だけど、霞の中にみえるかんじもこれまたおつな感じがしていいものかと・・・
早く出かけて行ったけれど、年配の方々が太極拳らしきもので体を動かしていて、これまた中国らしい風景を見ることができたのもよかったな。。。
てくてくと歩いては、行列のできているスイーツのお店で、エッグタルトをはじめ、いくつも購入して、おやつ&ランチ替わりに食べたり♪
またまたてくてくと歩くと、北京で一番大きな本屋で2時間以上も時間が経過していて、お茶して休憩したり。。。
フリーの最後は、前門へショッピングに出かけてね。同仁堂の本店をチェックしてきましたよ。3Fに行かなかったけれど、3Fに行けばよかった~と知ったのはホテルに戻って同期たちから戦利品をみせてもらった後・・・今回は、ほんと買い物しなかったなぁ。。。
外観みて、満足してしまった。あはは。
気が付いたら、集合時間オンタイム!夜は歩いていけるところでの夕飯でもあったので、これまたのんびり歩いて最後の夜を楽しんだのでありますよ~そういえば、この日の夜は、どうしたんだっけ?あれ?すでに記憶が・・・
翌日も半日のフリータイム!
朝早くから、私たちは骨董市場へ繰り出してショッピングを楽しんだのであります。面白い茶器を購入していてね。ぐるーっと回っていたらあっという間に時間が経過してしまった。
年代が古いものがあってね。ツボなんて、後ろ側をみせて、いつの年代に作られたものなのか!って。。。その年代に思わず、いつ???って計算しちゃったよ。
値段がほんと、あってないようなものでね、でも面白い茶器を発見!
なんと!対極図の茶器なの。陰陽それぞれで茶器になっていてね!友人が交渉してくれて、お値打ち価格で購入できました。もっとたくさん購入してもよかったかな???
毎日、営業されているみたいだけど週末はとても豪勢なんだって。。。で、いろいろと見ていたら、あら!黄帝内経が!あら・・・めちゃ古いわ。いつのもの?!って思うくらいでしたよ~
こういった面白いものに出会えるのが骨董市の楽しいところかもしれませんね。
その後、場外にでて、ちと腹ごしらえを。みんなが食べていて、おいしそうだったのと、朝、食べた物に似ていてね。
こういった路上でのつまみ食いもこれまた旅の楽しみの一つだよね。で、驚いたのが、なんと!お粥を購入したら、薬膳的効能がカップにかかれているではありませんか。そう、やはり中国では、薬膳って、ほんと日常的なもので、あえて学ぶものでもないのかも・・・と思ったの。だって、これ購入している人って、ほんとその辺の人だったしね。
いやはや、驚いたわ!
そういえば、夜、屋台にサンザシや山芋の飴がけが売っていたり、お菓子もそもそも薬膳な効能を考慮されているものがあってね、食べ過ぎた後にはこれ!って感じなのかな~
さて、美味しい思いをしていると、時間の経過は圧倒間なのであります。
その後、急いで行きたかった天壇公園へ!時間的には厳しい感じがして、ホテルに戻って軽くショッピングがいいかな!とも思ったけれど、どうしても、みたかったのです。走って走って息が切れそうに・・・なんてことはありませんでしたが、みたかった部分は見れました!古代中国の知識の集大成!というと大げさな言い方かもしれませんが、素晴らしい景色を見ることができて、感動したなぁ。
実は、夕食の帰り道、バスでホテルに戻る途中に、ちょっと寄り道してもらって、天安門前を通ってもらったけれど、あの壮大さとともに、この天壇公園の広大さ!古代中国が持っていた英知を垣間見た時間でもありました。
地下鉄でも、ものすごく感じたけれど、人口がほんと多い!乗り換えするにも、ONEWAYでね。相互に同じ道にすると、混乱するからなんだよね。
かつ地下鉄は必ず荷物検査があってね。いやはや、ほんと外国体験って、ちょっとしたところにあるね。
フリータイムはぜひ、地下鉄体験とともに現地の生の姿を体験してもらいたいものだわ~
そうして、急ぎ、ホテルに戻ったら、これまたオンタイム!でもね、どうしても欲しいものがあったので、急ぎ、ホテルの前にショッピング!そう、めちゃ大きな大棗が売っていたのです。それをゲットしてきました。欲を言えば、コンビニにいって、漢方薬のパックが購入したかったけれど、さすがにそこまでするのは、ちょっといかんかしらん??と遠慮してしまった。
そう思うと、私は、ほとんどオタクな買い物しかしておらず普通のお土産がなかった今回の旅行でもありました。いやはや、オタクな卒業研修旅行は、こうして、終わったのであります。
なんだかんだとあっというまの1週間!百聞は一見にしかずとはいうけれど、これはぜひいくべしだな・・・と、まだこの体験をしていないあなたにぜひお伝えしたい!
さて、中国研修するにあたり、患者さんに声をかける中国語を知っておくといいかな。お大事にとか、ありがとうございます、などね。
お金は、買い物次第だけど、私は2万円だけ。ちょっと足りなかったかな~と思ったけれど、ま、マッサージにも行ったし、毎朝ごはんも食べに行ったし、フリータイムは買い物してオタクグッズ買ったりもしたのでよかったかな。3万円あったら、普通のお土産買えたかなとも思ったり。
服装は、乾燥しているせいもあって、そんなに持参する必要もなく、ま、日中、白衣を着ているから同じものでも良かったな~なんて思ったり。
いろんな反省点もあった研修旅行ではありましたが、同期との親交を深め、自分の勉強をさらに深めるにはぜひ行ってみよう!北京があなたを待っているのだ!
(PS:ホテルには、毎日バイキングの朝食が付いております。)