中医中薬専攻科 平成25年4月・10月生の皆様
当校では、世界中医薬連合会が主催する国際中医師試験に参加するのは、年に一度のみです。2015年(平成27年)度は、10月11日(日)・12日(月・祭)に開催する予定で、中医内科学の勉強が終わっていれば、受験することができます。従って、在校生の平成25年4月・10月生の皆様もその対象となります。
皆様は入学後、中医学の基礎の部分(基礎理論・診断学・中薬学・方剤学)の勉強を終え、いよいよ中医臨床の各科目を勉強します。中医内科学は臨床各科目の中最も重要な科目なので、7月まで内科学の講義を詳しく致します。その後婦人科・小児科・外科皮膚科などを勉強します。
この数年間、国際中医師試験の内容は変わっておりませんが、合格基準は年々厳しくなっています。
2012年度より、試験の内容及び合格基準は下記の通りになっております:
1.中医基礎理論
2.中医診断学
3.中薬学
4.中医方剤学
5.中医臨床総合
上記各科目の問題形式は共に、A型・B型選択問題を100問で、総点数100点で合格ラインは60点です。
*「中医臨床総合」に、中医内科学70%、中医婦人科・中医小児科・中医外科学各10%を占めます。
6.弁証論治: 問題形式は症例分析です。全4問を総点数が100点で合格ラインは60点です。
*「弁証論治」に、カルテの書き方を含む。4問の症例の中、3問が内科の症例です。
上記1~6の回答時間はそれぞれ90分です。
なお、上記の合格率基準で、2012年度は、日本校はそれまで90%以上に維持できた合格率が90%を下まわりました。今年(2014年)に受けられる皆さんは早めに試験の準備を始め、かつまじめに復習されたので、87.9%の合格率を果たしました。
さて、2015年(平成27年)に試験(再試験)を受けたい方は、今から試験の準備を始めることをお勧め致します。
試験の準備は、大きく二つに分けられます:
その①は選択問題の練習です(『国際中医師標準試験復習大綱』を使用する);
その②は弁証論治の練習です(内科学で詳しく勉強する各病証をしっかり覚えておくこと、臨床研究科を積極的に聴講する)。
つきまして、「弁証論治」を除く5科目は、2011年に発行された『国際中医師標準試験復習大綱』という問題集をしっかりと復習すれば、合格できると考えます。但し、『問題集』の問題数が多いので、たくさんの時間を掛けなければなりません。平成27年に試験を受けたいのであれば、今から準備を始めることをお勧め致します。
まず
、早めに『問題集』を購入し、中医基礎理論の問題から解いていきましょう。担任の教授は勿論応援致しますが、教務担当の李(り)と周(しゅう)も皆様を応援致しておりますので、勉強について分からないことなどがありましたら、どうぞ、遠慮なく、いつでも質問をして下さい。
(李)