こんにちは、周です。「単味」良方の紹介です。その14
浮腫
赤小豆(あずき)
①赤小豆50g 煎じて飲む。この方は腎虚浮腫に有効する。
②赤小豆100g 大棗10個 お粥にして食べる。この方は貧血浮腫に有効する。
③赤小豆・落花生の仁(ビーナツ)・大棗各100g 氷砂糖少々 上記の物を煮て食べる。
④赤小豆100g 茅根150g 米100g 茅根を30分位煮てから取り出す。茅根の煮汁に赤小豆・米を入れ、軟らかくまで煮る。
黒豆
黒豆を煮た後、皮を剥き、焙乾(焙る)した後粉末にして、米湯(米汁)で調服する。毎回6g、毎日3回。
落花生の仁
落花生の仁・大棗各等分(同じ分量)煎じてお茶代わりに飲む、毎日1回。
鴨肉
①鴨肉適量 米100g 鴨肉を煮てスープを作る。鴨肉スープに米を加えお粥にして食べる。
②雄鴨1羽 粳米適量 葱白3本 雄鴨は食べやすいサイズに切る、軟らかくまで煮る。粳米・葱白を入れてお粥にして食べる。朝晩温食(温かいうちに食べる)する。7日間は1クールである。この方は栄養不良性浮腫・心源性浮腫・腎性浮腫・肝硬変による腹水腫に適応する。
③雄鴨1羽 冬瓜1000g 上記の物をスープにして食べる(飲む)。
④鴨頭3個 煮汁を飲む。この方は浮腫通利不便に有効する。
鯉
①鯉1尾(約250g) 赤小豆100g 上記の物を煮て食べる。
②鯉1尾(約500g)冬瓜・葱白適量 鯉を煮てスープを作る。鯉のスープに冬瓜・葱白を加え煮る。
③鯉1尾(約500g) 茯苓9g 上記の物をスープにして食べる(飲む)。この方は補気・健脾・利水作用があり、肝病や腎病による浮腫に適応する。
山薬
山薬50g 赤小豆50g 粳米100g 薬米同煮法でお粥を作って食べる。この方は脾虚による浮腫・無力・腹脹・便溏・尿少などに補助治療作用がある。
薏苡仁
薏苡仁100g 緑豆100g 上記の物を煮て食べる(飲む)。
以下の食物・中薬は浮腫に有効です。食べ方・作り方は省略します。
蚕豆、瓜蒂、桑椹、白茅根、通草、萊菔子、苦丁香、茯苓、太子参、香薷、杜仲、黄耆