こんにちは、先週の土日(8月1日・2日)夏季講習会(その1)を行われました、今回はその内容を紹介します。
テーマ:標本理論及び臨床応用
担当:金先生
主要な内容は以下4つです。
一、標本の概念
二、標本の治療理論
三、臨床応用
四、まとめ
「標本」は中国古代哲学であり、古く《黄帝内経》から、「標本」の概念を中医学に取り入れて多くの中医学問題を説明しています。その中に治療に関する記述しています:「陰陽者、天地之道也。……治病必求於本」(致病する根本的なものは陰陽失調である、治病する際、本を求める)。標本は常に「一対」で存在し・変化しています、標がなければ本もありません。また、認識の角度によって標本の意味も違ってきます。臨床上で常用される標本関係は先後(発病した順次、先発と後発)関係、正邪関係、臓腑関係、表裏関係があり、その正邪関係が最も常用されます。老中医の15病案を取り上げて講義しました。5病案(先後標本関係)、4病案(正邪関係)、3病案(臓腑関係)、3病案(表裏関係)を用いて、それぞれ臨床応用を説明しました。