こんにちは、周です。梅雨の季節なのに、晴天が続き気温も上がって夏になってしまったようですね。そこで、シリーズで暑熱証の処方を紹介していこうと思います。
暑証とは、夏の高温酷熱の暑邪による暑熱証のことを指します。
感暑の症状:体は熱いが体温を計るとほぼ平熱、胸の不快感(胸悶)
吐き気(悪心)、めまい(頭暈)・四肢無力、尿少、口が渇く(口乾)、苔白膩
または黄膩、脈濡数。
中暑(暑邪直中とも呼ばれています)の症状:胸悶頭暈、突然昏倒
意識不明(神志不清)、手足が冷たい(手足厥冷)、身熱汗出、脈洪大無力、または滑数
処方① 荷葉扁豆茶
荷葉(ハスの葉)1枚(約20g)、扁豆30g
[主治] 暑熱証
症状:体が重くてだるい、胸の不快感(胸悶)、食欲がない、口・咽喉が乾く、苔黄膩脈濡
[功効] 清暑利湿
[用法用量] 1日1~2剤。扁豆は水に20分浸ける。荷葉を加え300ccの水が100ccになるまで煎じます。お茶代わりに飲みます。
[禁忌] 陽虚、脾胃虚寒の者
適量の米を入れ、お粥にしても、いいですよ。
写真は手元に扁豆がないので、荷葉だけにしました。