こんにちは。亀山です。
今日は北京研修で心に残った事をお話ししたいと思います。
授業の中で「汽鍋で作った、若鶏と黄耆のスープを飲むと、術後の傷の回復が早い」と言う話しがあったとき、教室の中は「・・??」。みんな「汽鍋」を知りませんでした。授業の本質ではない疑問に先生は、一生懸命絵を描いて教えて下さった上「探しに行きましょう」と仰って下さり、スケジュールの合間をぬって、下町(だと思います)に「汽鍋」を探しに出かけました。
結局「汽鍋」は見つかりませんでしたが、思いがけず、ホテルと教室との往復の合間のエクスカーションで、古い中国を垣間見た気がしました。
家の前で、ゲームを楽しむ人がいたり、細い路地に生活の匂いを感じたりと・・・
北京オリンピックに向けて、整備が進む街の中心地からほんの少し離れただけで、別世界へ行ったようでした。遠からず消えてしまうであろう北京の風景を心に納め、中国人の持つパワーを実感した一時でした。
「汽鍋」は帰国後、横浜の中華街で見つけましたが、何時でも手に入ると思ったら、気が抜けてしまい、まだ買ってません。
今年も北京研修の申し込みの時期ですね。中医学の事だけでなく、中国を知る良い機会だと思います。チャンスがあったら是非一度参加してみて下さい。