こんにちは!
北京厚済薬局の馮です。
前回のグログに書きましたように、このブログを通して皆様に少しでも授業のことを紹介できたらと思いますので、早速今回は針灸学を通訳する時のエピソードを紹介させていただきます。
針灸学の歴史を紹介するとき、先生から甲骨文についての話しがありました。
「針」と「灸」という字は甲骨文の中で写真のように書きます。左側は「針」という字で、右側は「灸」という字です。

面白いのは字を左に90度回転してみたところです(↓の写真見てください)。詳しく説明すると、90度回転すると、どちらの文字も、一番下にベッドがあって、その上に人が横になっています。皆様はこういうふうに見えませんか。そして、横になっている人間のお腹のところ、つまり回転後の右上の所の矢印は針を、三つの矢印が重なっているのは艾条(灸治療の時使うもの)を意味し、 フォークの様な物は治療側の手を意味します。全体を見ると、治療側の手に針(艾条)を持って、患者のお腹に針治療(灸治療)をしているイメージです。

どうでしょうか、私は甲骨文っておもしろいと思いました。