こんにちは、周です。今回は餃子の話をします。
餃子は中国人が好きな伝統食品です、特に大晦日の日に食べます。日本でも庶民的な食べ物になっていると思います。
元々の名前は「嬌耳」と言い、医聖の張仲景が発明したとの伝説があります。
張仲景は前の記事でも紹介しましたので、
「漢方薬局」を見てください。
張仲景は湖南省長沙「太守」を退官し、故郷に帰る途中で寒さで耳が壊死(凍死)した貧しい民衆を大勢い見ました。彼は故郷に着いても、その人々のことを忘れられなく、南陽東関で医棚(診療所)を作り、無料で貧乏な人達を診療しました。
彼は、一人につき「耳」(餃子)2個、「湯」(スーブ)1碗を配りました。皆はこれを飲んだら、体が温かくなり、血液の流れもよくなって、両耳が熱くなりました。しばらく食べ続けると、耳が治ってきました、彼は毎日、その「耳」2個、「湯」1腕を、お正月まで食べさせました。このスープは方剤名「袪寒嬌耳湯」と命名されました。
作り方は、羊肉、辣椒、袪寒作用がある中薬を大鍋で煮て、軟らかくなった具を取り出し、小麦粉で作った皮(餃子の皮)で包み、耳の形にし、再び鍋に戻し、浮かんできたら、食べます。
以後、民衆は張仲景を偲ぶため、冬至、初一(お正月)の日に嬌耳(餃子)を食べるようになりました。
今は嬌耳で凍死の耳を治療する必要は有りませんが、餃子は人々にとって、最常見、最愛吃(最も一般的な、最も好きな)食品になっていますね。