こんにちは、周です。今回は、気功―八段錦の話をします。
八段錦は、中国数千年の歴史の中で受け継がれてきた気功の中でも、最も完成度の高い、すぐれた気功、健康法です。しかも、八段錦は、一つ一つが独立している、八つの動きから成っていますから、学びやすく、覚えやすいという特長があります。練功(気功を練習する)することで、身体四肢の(運動)
調身・調心・調息を融合し、経絡・臓腑・気血の調節作用があり、美容と健康に良いとされていますが、中高年の頚・腰椎疾患の予防及び治療にも期待できます。
また、わずか二、三分もあれば、一つの型を練功することができます。その動きは柔らかく、静かですから、年齢や性別を問わず、どなたにも、どこでも、いつでもできます。病気を持った人、虚弱体質の人もその体力に応じて、無理なく練功することができます。一度に、全部しなくても、好きな型を組み合わせて、練功するのもよいです。
心を込めて(調心)、呼吸に合わせて(調息)、ゆっくり動かす(調身)ことで、自分で自分自身の内面のマッサージをし、人の身体に備わっている自然の病気治癒力を引き出すことができます。
八段を紹介します。
第一段:両手托天理三焦
第二段:左右開弓似射雕
第三段:調理脾胃須単挙
第四段:伍労七傷往後瞧
第五段:揺頭擺尾去心火
第六段:両手攀足固腰腎
第七段:攢拳怒目増気力
第八段:背後七顚百病消
写真は第一段、両手托天理三焦を練習する様子です。
詳しくは、当校の医学気功整体専科で講義しますので、ご興味がある方は、是非、ご入学ください。お待ちしております。