9月23日は秋分の日で、お彼岸です。曼珠沙華(まんじゅしゃげ)、彼岸花(ひがんばな)とも言うお花がこの時期に満開されています。
この日、私と主人二人でこの曼珠沙華の紅が彩る埼玉県日高市にあります高麗の里ーー巾着田という小さいな町へ出かけました。
美しい高麗川に沿って、数万本の曼珠沙華が揃い、競い合って咲いています。大勢の方々が魅了されました。
日本では、この植物の塊茎であります彼岸根(ひがんこん)を民間薬として使われでいます。利尿・消腫などの作用があり、リュウマチ性関節炎の治療ができます。新鮮な球根を使い、唐胡麻と併用して、すり下ろしてから患部に湿布します。
実は中医学では、この彼岸根を石蒜(せきさん)と称し、外用の場合は、石蒜8個と、70~80粒の皮を剥いた唐胡麻(蓖麻子 ひまし)一緒に砕いて、湧泉穴(ゆうせんけつ、土踏まずのところ)に貼って、浮腫みを治療します。なお、内服すると、袪痰・催吐などの作用があるとの記載もありますが、毒性が強いので、現在では外用のみとされています。服用しないで下さい。
(李)