こんにちは、周です。今回は野菜―はやとうりの話を致します。
先日、家の近く農協で日本での珍しい瓜―はやとうり(中国語は佛手瓜 fo shou guaと言います)を売られていました(日本に来たから初めて見ました)。写真を参考ください。私は買い、料理をし(佛手瓜炒肉)、美味しかったです。
佛手瓜の原産地はメキシコや中アメリカ洲で、19世紀に中国、日本の鹿児島へ伝わってきました。熱帯地に広く分布しており、中国の広東、福建、浙江、雲南、貴州省など各地に栽培されています。蔓性植物で、ウリ科の多年草、雌雄同株です。秋に開花し結実します、果実は青いと白い、2種類があり、上手く育てれば、苗1本から100個以上も収穫できますので、「セントリウリ」とも呼ばれます。
色々調理方法があります。日本では、なんといっても浅漬け(あのシャキシャキ感が一番宜しいで、塩・みそ・ヌカ・粕漬けで美味しいだそうです)が一般的ですが、私は食べたことがありませんので、何とも言えません。今回は中国での食べ方を紹介します。生でサラダに、果物として食べても、料理として色々調理法あります。油炒め、油あげ、肉と炒め、スープ、鍋料理、餃子の具にも宜しいです、漬物、缶詰にしても。その「肉と炒め」は結構イケますよ。果実以外に、茎、若葉も食べられます。
私が一番好きな調理方法―「佛手瓜炒肉」を紹介します。
①小さくて若い実はそのまま、大きいのは皮を剥いて(美味しくするポイント)適当な大きさに切っておく(アクが強いので、苦手の方は切った後塩もみし、水洗いしてください)
②まずニンニクをサラダ油で香り出るまで炒め、バラ豚肉スラスを入れ炒める
③①を②に入れて、水を少々(ヒタヒタ位まで)入れ、一緒に柔らかくなるまで煮る
④料理酒、塩、醤油で味付ける
佛手瓜は理気和中、疎肝止咳の作用があり、消化不良、胸悶気脹、嘔吐、肝胃気痛、咳嗽多痰に用います。営養不良による女性不妊症、男性不育症にも治療効果があるとされています。佛手瓜は温性なので、陰虚発熱、体質虚弱の者は要注意です。