こんにちは、周です。今回は中国と日本の漢字の話を致します。
漢字は同音(同じ発音)字が多いから難しいと言われています。
例えば、漢方薬の「薬」の字は、日本語で書くと「薬」、くさかんむりに楽の字で、草の下に快楽があります。確かに大麻、アヘン、ヘロインは、元はみんな草です。これは日本民族が人生の快楽を追求するため、薬を飲むこと、薬の積極性を体現しています。
しかし、中国語で書くと「葯」、くさかんむりに約の字を書きます。この約は約束の約です。快楽を追求することではなく、病気を治すためのものです。つまり、薬の消極性を体現しています。
約束とは、人と大自然の平衡関係です。人体の平衡関係が崩れると、陰陽が乱れます、人は病気になります。
つまり、薬と葯はどちらも「クスリ」の意味ですが、もとの意味が違うのです。