2017年 07月 31日
夏季講習会(その1)
こんにちは、先週の土日(7月29日・30日)夏季講習会(その1)を行われました、今回はその内容を紹介します。
テーマ①:夏・長夏の薬膳料理・薬膳に使える中薬
午前(10~12時)は鳳寛子先生より、「夏・長夏の薬膳」を講義して頂きました。
午後は、よく雑誌やテレビ番組で目にかかります、村岡奈弥先生が、夏・梅雨の薬膳料理方法を解説しながら、演じて下さいました。最後に、田中康子先生からの「夏の薬茶」-緑茶・緑豆茶・荷葉茶・南蛮茶(トウモロコシのヒゲ茶)・冬瓜皮茶・祛暑茶・五味子茶の作り方や効用の講義を聞きながら、苦丁茶を試飲しました。
少し疲れたかな~と思いますが、5時間で、豊富な内容で、しかも普段の講義で、できない内容でした。帰りの時、皆さんが連日の暑さは、何処かに飛んで行った顔でした。
いつもご協力下さいました、日本中医食養学会の先生方やスタッフの皆様、大変お疲れ様でした。本当に有難うございました。
テーマ②:解剖学(担当:李 紅岩先生)
李先生は以下の内容を講義しました。
一、解剖学の概論
二、解剖学の用語
三、組織と細胞
四、動脉・静脈の分布
五、骨格系
六、関節と靱帯
七、筋系
八、神経系
短時間(10時間しかない)の講義ですので、骨格系・関節と靱帯・筋系を紹介しました。
2017年 07月 10日
体質養生③
こんにちは、周です。今回は体質養生③を紹介します。
第3節:不良体質の養生
A陰虚体質
体質の特徴:
形体消痩、午後の面色潮紅、口(喉)咽少津、心中時煩、手足心熱、少眠、便乾、尿黄、多喜冷飲、脈細数、舌紅少苔。
養生方法:
1、 精神調養 ≪内経≫の「精神内守」「恬憺虚無」という養神大法に従い、平素の自我涵養(修養)を高める。常に平常心を保つ。性生活も節度にする。
2、 環境調摂 陰虚体質の者には「秋冬養陰」が重要である、特に秋は気候が乾燥で傷陰(陰を消耗)し易い。避暑できる処(海や山)に行く。住居環境は安静なところで、(建物)座北朝南(南向き)にする。
3、 飲食調養 「補陰潜陽」という原則である。胡麻、糯米、蜂蜜、乳製品、甘蔗(さとうきび)、蔬菜(野菜)、水果(果物)、豆腐、魚類など清淡食物(あっさりとした、油気のない或いは少ない食べ物)を食べる。沙参粥、百合粥、枸杞粥、桑椹粥、山薬粥を食べるのは心掛ける。もし裕福であれば燕窩(エンカ、アナツバメの巣)、銀耳(白木耳、シロキクラゲ)、海参(ナマコ)、淡菜(イガイ)、亀肉、蟹肉、冬虫夏草、老雄鴨(年をとった雄鴨)など高価なものを食べる。葱、生姜、大蒜、韮、ラッキョウ、胡椒など辛くて燥烈の物は少食する。
4、 体育鍛練 肝腎機能を調養する運動が良い、例えば太極拳八段錦、内養操。気功も良い、例えば固精功、保健功、長寿功という「咽津功法」を着目する。
5、 薬物養生 滋陰清熱、滋養肝腎の薬を服用する、例えば女貞子、山茱萸、五味子、旱蓮草、麦門冬、天門冬、黄精、玉竹、玄参、枸杞子、桑椹、亀板など滋陰清熱作用があるもの。方剤は六味地黄丸、大補陰丸である。腎陰虚・肝陰虚・肺陰虚・心陰虚という陰虚体質があるので、陰虚部位や程度によって調補する、例えば肺陰虚には百合固金湯、心陰虚には天王補心丸、腎陰虚には六味地黄丸、肝陰虚には一貫煎を服用する。著名な老中医・秦伯末先生は首烏(何首烏)延寿丹を服用するのが提唱する、この首烏延寿丹は「不蛮補、不滋膩、不寒涼、不刺激」という四つ優れた点があると秦伯末先生が言った。首烏延寿丹は、「食欲促進、安定睡眠、精神軽松愉快(気持ちがよい、楽しい)」効果がある。
2017年 07月 02日
2017年国際医学気功師能力認定試験結果が出ました
本日、世界医学気功学会より、2017年5月27・28日に日本会場で行われた国際医学気功師能力認定試験の合格証書及び成績表が届きました。結果は、日本校の参加者が全員合格されました!
合格証書及び成績表を、明日、簡易書留で皆さんのお手元へお送りさせて頂きます。どうぞ、ご確認の程、宜しく、お願い致します。
受験された皆さん、ご合格おめでとうございます!これからも、皆さんのご活躍を期待しております。
(日本校 事務局)