2018年 07月 30日
夏期講習 その1
テーマ①:癌化学療法による副作用の中医薬対策
以下の内容を講義しました。
1、 癌の化学療法の現代医学概論
2、 中医薬における癌の化学療法の特色
3、 癌の化学療法による副作用の中医薬対策
ここでその一部分内容(消化器に対しての副作用の治療)を抜粋して紹介します。
悪心嘔吐、食欲不振、消痩(痩せ)、腹瀉、便秘などの症状があります、8つの証(痰湿困脾証・痰熱内結証・肝気犯胃証・寒熱錯雑証・脾胃虚弱証・脾胃虚寒証・胃陰不足証・脾腎両虚証)を弁証します。脾胃虚寒証について説明します。
脾胃虚寒証
臨床表現:悪心嘔吐清水(嘔吐物は清水である)、或いは便溏、腹冷痛、喜温喜按、食欲不振、倦怠乏力、四肢不温(手足が冷たい)、舌淡苔白、脈濡弱
病機:化学療法に脾胃陽気を損傷されて、腐熟や運化機能低下
治法:温中健脾、和胃降逆
方薬:理中丸加味(人参、白朮、乾姜、砂仁、半夏、陳皮、呉茱萸、炙甘草)
中焦虚寒証を治療する方剤(大建中湯、小建中湯、理中丸、呉茱萸湯)の解説も頂きました。
テーマ②:解剖学
李先生は以下の内容を講義しました。
一、解剖学の概論
二、解剖学の用語
三、組織と細胞
四、動脉・静脈の分布
五、骨格系
六、関節と靱帯
七、筋系
八、神経系
短時間(10時間しかない)の講義ですので、骨格系・関節と靱帯・筋系を紹介しました。
2018年 07月 22日
平成30年10月生学校説明会
昨日、7月21日(土)午後2時より、日本中医学院が、平成30年10月生募集説明会を予定通り開催致しました。皆様が暑い中でご来校頂き、有難うございました。
今年の5月より副学長に就任さた呉晨輝氏(中医師・教授)が司会し、理事長の植松捷之氏が開会のご挨拶と学校の運営体制などを紹介致しましたあと、学長の韓涛氏(中医師・教授)より、北京中医薬大学と日本中医学院について説明しました。
旧北京中医薬大学日本校卒業生の上野真弓さんが中医学の勉強についての心得などのお話しをして下さいました。
... 最後に、教務担当の李宏が、日本校の各コースのカリキュラム・教材や講師・卒業後の取得資格等について説明しました。
今回の説明会にご参加できなかった方は、ご都合のよい時学校へお越し頂ければ、いつでも個人相談をさせて頂きますので、是非、お気軽にお申し出下さい。土・日曜日にお越しの場合は、個人相談に兼ねて一日無料体験入学もできます。
なお、ご質問または資料請求の場合は、E-メール(info@jbucm.com)、又はお電話( 03-3818-8531)やFAX:(03-3818-8532)にてご連絡下さい。




