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日本中医学院ブログ


北京中医薬大学日本校付近、ランチ情報

こんにちわ。新井友加里です。

今日は少し柔らかめな話題、ランチ情報をお届けしたいと思います。
私は、3年半の学生生活と通訳1年、4年以上も水道橋、本郷近辺で土日ランチをしていました時々はお弁当を作ることもありますが、外の空気を吸うために、敢えて外で食事することも多かったです。以下、オススメのお店を紹介させていただきます。お店の名前をクリックすると詳細が出ています。

☆イタリアン☆

ファボーレ
土曜日はセットランチあり。お得です。
日曜日なら大皿のパスタとサラダを2-3人でシェアすると適量です。
学校から近く、パスタが固めなので、気に入っています。

PIANTA本郷
ミニサラダとスープがつくランチはお得。大人数の時はこちら
早く出てくるのと、席数が多いのがポイント高いです。


☆中華☆
竹子
こってり目の担々麺、餃子等がおいしい。 ボリューム有ります。

水道橋 小次郎
ラーメン、餃子、各種定食、(八宝菜など)いつも混んでいます。

☆和食☆
なか卯壱岐坂通り店
軽く済ませたいとき、時間がないときはこちらにも。種類が多いので、便利です。

☆エスニック☆
ベトナム料理 みゅん スープカレー風のさらっとカレーです。 

薬膳クラスの場合は、五穀米のおにぎりや手作りサンドにフルーツなど、ヘルシーランチを持参する、生徒さんも多かったです。チャイナクイックも有ります。

今週はお昼について紹介しました。
他にも後楽園まで行けばいろいろありますが、ちょっと遠いです。余裕で往復出来る距離のよく行ったお店を中心に紹介させていただきました。
# by jbucm | 2007-05-29 11:25 | 色々・・・


根茎類薬材の採集と加工方法 1 桔梗


こんにちは。李宏です。

良質な根や根茎類の薬材を作るには、適切な時期に採集し、正確に加工することが必要です。これから、4回シリーズで、いくつかの根茎類薬材の採集とその加工方法を中国語の文献からから訳し、紹介したいと思います。1回目の今回は桔梗です。

根茎類薬材の採集と加工方法 1 桔梗_f0138875_11215043.jpg


1、桔梗(ききょう)
別名は白薬、梗草、紫花子など。多年生の草本薬材で、その根は咳や咽の薬にします。
根元の部分は多肉質で、長い円錐形です。栽培して2~3年目に収穫するのが良いとされ、一般に、晩秋から春の始め頃までに採集します。
次に加工方法です。地上にある茎や葉などを切り落とし、地下にある根を丁寧に掘り出し、土を払い、ひげ根や粗い皮を取り除いてから綺麗に洗います。
芦頭(ろず)(地上茎基部)を取り、そのまま、或は刻んでから天日で乾して用います。
# by jbucm | 2007-05-26 11:23


広州に里帰り  その2 涼茶編(周)

こんにちは!周です。
前回に引き続き広州を紹介します。2回目の今日は、「広東涼茶」について書きたいと思います。

皆さんは、「涼茶」がどのようなものかご存じですか?
「涼茶」には広義と狭義がありますが、広義におけるの涼茶とは清涼湯薬(清涼作用の煎じ薬)のことを指します。薬力が軽いものに「五花茶」・「夏桑菊」・「竹蔗茅根汁」等が、そして、薬性が強いものに「石岐涼茶」・「廿四味」・「斑痧茶」等があります。
狭義における涼茶とは湯薬に茶葉を入れている清涼湯薬のことを指します。たとえば、「緑菊茶」と言うのは、緑豆、菊花の中に茶葉を加えた物です。どちらの意味においても、涼茶は寒涼の性質を持ち、「熱気」或いは「上火」(熱、火は中医学の専門用語で、六淫のひとつ)でない方の飲用は、慎重にすべきで、人によっては禁忌である場合もあります。
現代医学や薬理研究において、涼茶に用いられている生薬は、抗菌・消炎・解熱・抗病毒(ウイルス)・免疫機能の調節などの作用があることが証明されました。

広東人が「涼茶」を飲む習慣は、清の道光時代に始まったと言われています。ところで、広東の人々が、なぜ「涼茶」を好んで飲むのか分かりますか?その理由は3つ、つまり、地理的な位置・気候・飲食習慣の三つが考えられます。

①地理的な位置について
広東は南方に位置し、「南」は中医五行学説で「火」に属します、《黄帝内経・陰陽応象大論》によれば、:南方生熱、熱生火。(南方は熱を生じ熱は火を生じる)。よって発病する病因病機には「火熱」・「暑熱」が多く見られます。

②気候について
広東は亜熱帯気候で、沿海地区、温暖で湿気の多い気候です、発病する病因病機は「湿温」・「湿熱」が多く見られます。

③飲食習慣について
飲食習慣とも関係が有ります。広東の人々は辛・辣・肥・甘・厚味、海鮮・山珍・野味などを好み、調理方法は煎・炒・炆・炸・炖・焼・烤などがあり、調理には、生姜・蒜・葱・胡椒・豆豉・花椒・八角など辛温燥熱の調味料をよく使います。
発病する病因病機は「燥熱」・「湿滞」が多く見られます。
広東地方では、民間において「涼茶」を飲むのはごく当たり前のことです。母が漢方薬局で買ってきた「涼茶」を家で煎じたものをを私も飲まされた記憶があります。現在は町のあちこちに「涼茶店」が点在しています。一杯一元の「涼茶」で飲めるのでとても便利です。
広州に里帰り  その2 涼茶編(周)_f0138875_22121711.jpg

広州に里帰り  その2 涼茶編(周)_f0138875_22123552.jpg

「黄振龍」は「涼茶店」です。
今回の記事はここまでにしたいと思いますが、今後機会があれば、内科・小児科・婦人科・男性病・外科など科別に「涼茶処方」を紹介したいと思っています!どうぞお楽しみに。
# by jbucm | 2007-05-24 13:15 | 中国の話


日本校 教授紹介 ②高春媛(こうしゅんえん)先生

こんにちわ。新井友加里です。
北京中医薬大学日本校では、北京の本校から来日した教授が二名いらっしゃいます。先週に引き続きお二人目の紹介です。ブラジルでも教鞭をとられた、大ベテランの高教授の紹介です。
日本校 教授紹介 ②高春媛(こうしゅんえん)先生_f0138875_20315345.jpg
日本校 教授紹介 ②高春媛(こうしゅんえん)先生_f0138875_2121489.jpg

プロフィール
高春媛教授
1942年中国山西省生まれ。
1968年 北京中医薬大学(元北京中医学院)卒業
1968年~1979年 中国新疆阿勒泰(アロタイ)医院で、医師、主治医師、婦人科主任として勤務
1979年~1982年 北京中医学院大学院修士在学及び卒業、修士所得
1982年~2002年 北京中医薬大学・基礎医学院 講師、助教授、教授、副主任医師、主任医師として勤務
2002年~2004年 ブラジルIMAM鍼灸学院 教師として勤務

医師として教師として勤めて35年、豊富な臨床経験と高い中医学術レベルを持つ。国内、国際中医学術研究会に多回出席し、論文を発表し好評されている。ブラジルに勤めていた二年間、多くの患者や学生に尊敬され、新聞にもその活躍が掲載された。

代表的な出版物
《中医全息診療術》、《中医医案学講義》、《文物考古と中医学》、《古今名医医案選評》、《中医当代婦科八大家》等。

また、大型中医古籍10冊余りの整理に関わった。《中医学名著珍品全書》、《臨床常用方薬応用鑒別》(副主編)、《金匱要略方歌白話解》、《十部中医経典著作》点校等。
発表された中医学術論文は30編余り。
1995年第四回世界女性大会医学論壇優秀論文賞を取得、“中医と女性健康”。
1995,1996,1997,1998年連続北京中医薬大学授業優秀賞を所得。
1992年張仲景学術国際研修会優秀論文賞を取得、題名は“新安医学が仲景学説の貢献”。など中医学で、大きな業績を達成し現在に至る。

Q. 日本での生活はいかがですか?
A. 東京はとても過ごしやすい気候で、どこにでも緑や花が沢山ありとても美しいと思いました。交通も便利で、交通案内や旅行案内も分りやすく、世界一流の都市だと思います。また、品物が豊富で買い物が便利です。食べ物には和・洋・中と種類が豊富で、生活はとても快適です。私の周りの教授や学生は皆礼儀正しくとても親切です。勉強も勤勉で真面目です。私は日本にと溶け込み、友情を深めています。
私は、北京に帰ったら、向こうの学生たちに、日本のあらゆる先進面を紹介したいと思っています。東京は、北京と同じく素晴らしいです。

Q.北京中医薬大学日本校で教えることについてどう思いますか?
A. 日本校学長の高鶴亭先生、理事長の植松先生のリーダーシップにより、統制が取れしかも活き活きした日本校を運営ができていると思います。学生達にも細やかな配慮をされており、このような環境で仕事できることを、とても嬉しく思います。日本校にはレベルに応じて適切な学科が設けられており、教授陣もそれぞれ専門分野に長けており優秀です。日本校は、日中両国の文化や医療の交流の架け橋となっているとつくづく思います。
私は、4期(2年)の間に、200名程の優秀な学生に教えてきました。皆、真面目で、中医の知識の吸収に貪欲です。その謙虚と礼儀正しい学習態度のおかげで、教鞭をとる私の側も、自然と熱がこもります。私は、日本語があまりできないので、通訳の協力で授業を行っています。ここで、通訳の皆さんにも感謝したいと思います。また、授業が円滑に運ぶよう、さらに多くの通訳を養成するように願っております。


Q.これから入学したいと考える方々に一言お願いします。
A. 東京の湯島神社にある石碑に「漢才和魂」という言葉を見つけました。私は、中医学こそまさに「漢才」であると思います。それは、中国人が数万年で疾病と闘うなかで構築された知恵の結晶で、そこに、健康長寿の深奥な秘方があるからです。
日本で中医を愛する皆さんが、その真髄を学び、研究し、大和民族の魂を注ぎ、中国医学を日本のみなさんの健康長寿のために活かして欲しいと心から希望しています。中医学と言う学問をしっかりと日本に根付かせ、花を咲かせ、実を結ばせて欲しいと思います。
「「聞道从不分先后、、畢竟人材有古今」(人材には昔と今の区別があるので、(中医学)の道を聞くことはに先発と後発の区別はない)※と私は考えます。ですから、私は、これから皆さんが、日本校にて三年間の中医学を勉強することは、一生を通じても、最も幸運な選択だと思っております。

※「聞道不分先后、達物為尊」と言うことわざがあります。中国の《道缘儒仙》と言う小説にあることば。大意は:勉強(道を聞く)を始めるのに先と後はない、道に到達した者は尊敬されるべきである。先生はこの言葉をもとに、私たちを激励してくれています。

先生にこの言葉の意味を改めて聞いてみました。
「昔から沢山の尊敬すべき業績を残した偉人が存在するのは事実です。そして、自分の先には中医学を勉強した多くの先輩がいます。自分は後発だと初めの一歩を踏み出すことに気後れしそうになることもあるでしょう。私(高先生)も中医学の道に皆さんより先に踏み出しましたが、勉強をし始める時期に遅い早いはありません。途中で挫折せずやり遂げることが大切です。
また、パソコンが普及し、使いこなせる皆さんが、中医学文献の研究が進んでいる現代に、整った環境で中医学を効率的に勉強すればそれだけ理解も加速し、高レベルでの学習・研究が行うことが出来るとも考えられます。ですから、スタートが遅くなっても遅すぎることはないと思うのです。」とのことでした。

以上 高先生へのインタビューでした。今回は補足をつけてしまい、長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!
# by jbucm | 2007-05-23 21:07 | 講師紹介・授業風景


広州に里帰り  その1(周)

こんにちは、周です。
先日、ゴールデンウィークを利用し、久しぶり(約5年ぶり)に里帰りをしました。この場をお借りして、私の出身地である広東省広州市の風土や人情について2回シリーズでお届けしたいと思います。今日はその第一回目です。

広州市は中国の最も南に位置し、広東省の省都です。中国第3の河川である珠江の河口一帯には、肥沃な珠江デルタが広がっています。ほとんどが亜熱帯気候で夏は長く冬は暖かく、一年中花が咲いているためか、広州市は別名「花城」とも呼ばれています。約27年前から、鄧小平による改革開放の政策のお蔭で、いち早く中国の一番豊かな都市になりました。
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広州市の風景です。
「北京路」という、広州市の一番の繁華街です。いつも大勢の人でにぎわっています。毎日「歩行者天国」になっており、人々が何処から来ているのかと思うくらい、とにかく人が多いです。

こちらは「広州動物園」です。華南地方に有名な動物園です、熊猫(パンダ)もいます。

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「世界花展」です。花園の中に南方特有の植物が展示されています、日本産の石斛(中薬、補陰薬です)もあります、見た面はよくないですが、中国産よりも日本産の石斛のほうが、値段が高かったです。

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「飲茶」です。広州市の人は、朝ご飯を自宅でつくらずお茶・お粥・点心などを外食します。朝早起きしないとなかなか席が取れません。これが、毎朝の一苦労です。

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「陳李済」「采芝林」は漢方薬の専門店、、「宝生園」は健康食品などを取り扱う店です。

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次回は「広東涼茶」を紹介します、お楽しみに・・・・!
# by jbucm | 2007-05-17 17:23 | 中国の話

    

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