こんにちわ。新井友加里です。
私は昨年の4月から、一年間、中医中薬専攻科の通訳をしておりました。これはその授業の時の写真です。大学の授業は隔週土(夕方~)と日(10~4時)です。中医中薬専攻科に入学した生徒さんは、自分のクラスの授業がない週に、他のクラスの授業を聴講することが出来ます。中医内科学の授業は人気が高く、後ろの方まで聴講生も含め席が埋まっています。
3年間、中医学の基礎をしっかり学ぶ中医中薬専攻科では、はじめに中医基礎理論、中医診断学、中薬学、方剤学、など基礎となる科目を学び、それから、中医内科学、中医婦人科学、中医小児科学、中医外科学の臨床科目にはいります。その他鍼灸学の授業もあります。
この日は胃痛と腹痛について勉強しました。はじめに脾と胃の違い(脾は臓に属し、胃は腑に属している)を復習しました。「証型」を紹介し、それぞれの病因病機(きっかけやメカニズム)、症状の特徴、治法とそれにあった方剤を紹介していきました。教授は授業中、しばしば、その日の授業内容に関連するエピソード(故事)や、臨床の事例も交えて説明して下さいます。
私も卒業した、中医中薬専攻科には、現役の薬剤師・医師等の医療従事者をはじめ、健康食品関連・飲食業・主婦・記者など様々な職種の方が全国から集まっています。泊まりがけで授業に参加している生徒さんも少なくありません。年齢も大学卒業してすぐの方から、定年後のかたまで様々です。日本在住の中国、台湾出身のかたもクラスにいらっしゃいます。
このように様々なバックグラウンドのクラスメートが助け合いながら同じ目標を持って勉強しています。普段接する機会のない人たちと新しく横のつながりが出来ることも、中医学の学習自体とても貴重なことだと思います。
中医学に興味があり、一度しっかりと学んでみたい方は
学校事務局までご連絡下さい。
授業の見学が可能です。また、説明会も実施しております。